先取りレビュー うつろいゆく心と体のゆくえ『わたし達はおとな』レビュー 2022/05/292022/05/29 大学でデザインを学ぶ優実(木竜麻生)には、直哉(藤原季節)という恋人がいる。演劇サークルに所属する直哉は、いつか自分の劇団をもちたいという夢を抱いていた。 同棲し幸せな日々を過ごす二人だがある日、優実... 続きを読む
先取りレビュー 中国武術アクションの最高傑作が再び『少林寺4Kリマスター版』レビュー 2022/04/12 世界中に少林寺ブームを巻き起こした中国武術アクション映画『少林寺』。1982年1月、香港を皮切りに公開されるとアジア各国で大きな話題に。日本でも同年11月3日に公開。主演のリー・リンチェイ(後のジェッ... 続きを読む
先取りレビュー 一番大事な場所にずっと、あなたはいる『やがて海へと届く』レビュー 2022/03/202022/03/20 窓の外、夜空に浮かぶ星を眺める一人の女性、ふと気づくと頬には一筋の涙。ここは都心の高層階にあるダイニングバー、フロアチーフの真奈(岸井ゆきの)は5年前に行方不明になったきりの親友、すみれ(浜辺美波)を... 続きを読む
先取りレビュー 感涙必至の老夫婦ドキュメンタリー『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~』レビュー 2022/03/122022/03/12 認知症の母親と耳が遠い父親の暮らしを、東京で働くひとり娘の信友直子監督が描いたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編となる本作は、信友家に起こるさまざまな試練、コロナ禍にお... 続きを読む
先取りレビュー おせっかいは世界を変える?『ゴヤの名画と優しい泥棒』レビュー 2022/02/16 「見て見ぬふり」や「触らぬ神に祟りなし」とは対極にあるケンプトンは究極のおせっかいおじさんかもしれないが、彼の生きざまは、隣人や家族、身近な人たちへの小さな思いやりが時には世の中を変える力になると教え... 続きを読む
先取りレビュー 出会ったことを愛おしく映し出す走馬灯『ちょっと思い出しただけ』レビュー 2022/01/272022/02/13 出会いから別れまでを追って描いた『花束みたいな恋をした』のまさに逆バージョン。だけど違う。あれは菅田将暉と有村架純で、なんかいかにも映画っぽいし。もちろんこれも映画なんだけど、もっと身近に感じる不思議... 続きを読む
先取りレビュー 愛を込めて私は歌い続ける『ヴォイス・オブ・ラブ』レビュー 2021/12/19 世界的な歌姫セリーヌ・ディオン。テレビドラマや映画の主題歌にも起用され、日本でも高い知名度と人気を誇る彼女の半生をもとに、愛に溢れた音楽映画が誕生した。 1960年代のカナダ、ケベック州に暮らす音楽好... 続きを読む
先取りレビュー 令和の乱『半狂乱』レビュー 2021/11/042022/01/31 目を伏せたくなるシーンも正直ある。しかし、きれいごとや爽快さを描けば納得するだろうか。真正面から欲望や人間の闇を突きつけ、えぐられるような錯覚に陥ってしまう挑戦的な作品を、人はどこかしらで求めているこ... 続きを読む
先取りレビュー 何気ない日常に、ありがとう『梅切らぬバカ』レビュー 2021/10/312021/10/31 タイトルの『梅切らぬバカ』とは「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という樹木の剪定方法を表すことわざに由来し「梅は無駄な枝があると良い実がつかないためこまめに剪定する方が良い」という喩えだ。それぞれの木の特性... 続きを読む
先取りレビュー 純粋な気持ちを持ち続けた芸術家『芸術家・今井次郎』レビュー 2021/10/232021/10/23 『芸術家・今井次郎』というタイトルが示すように、今井次郎という芸術家を題材としたドキュメンタリー映画である。音楽・演劇活動を80年代から始め、自らのアート作品を使ったパフォーマンス『JIROX DOL... 続きを読む
先取りレビュー 喪失に寄り添う未来『ムーンライト・シャドウ』レビュー 2021/08/292021/08/30 ベストセラー作家・吉本ばななの同名短編小説が、33年の歳月を経てついに映画化!死者と再会できる“月影現象”に導かれ、まるでミュージックビデオのようにも映るファンタジックな時間。夢なのか妄想なのかそれと... 続きを読む
先取りレビュー 青春×SF×恋(+時代劇)!『サマーフィルムにのって』レビュー 2021/07/20 高校生活最後の夏、仲間たちとの映画制作、タイムトラベラーの少年、淡い恋心など、わくわくするモチーフで彩られた本作はどこか懐かしさを覚える雰囲気も相まって、観る人をひととき10代の頃のあの夏へといざなっ... 続きを読む
先取りレビュー 主役レベルの日本人キャストを贅沢に起用!『唐人街探偵 東京MISSION』レビュー 2021/06/292021/06/29 主役級の日本人キャストを贅沢に起用し、同時翻訳機のイヤホンでストーリーをスムーズに進める工夫など、人気シリーズとなっていることが納得できる展開。海外から見た東京を幻想的に映し出していることが非常に魅力... 続きを読む
先取りレビュー 重ねることでしか取りつくろえない、嘘『猿楽町で会いましょう』レビュー 2021/05/242021/05/25 夢を追いながらも恋に落ちていく若者を描いたラブストーリーではあるのだが、物語のネックとなるのは「嘘」である。自分自身をも騙すように正当化しても、重ねることでしか取りつくろえないものであり、必ずボロが出... 続きを読む
先取りレビュー 現実と夢の狭間、揺れる親子の絆『ファーザー』レビュー 2021/05/01 アンソニー・ホプキンスが、認知症を患う父親を演じ『羊たちの沈黙』(91)以来二度目となる米アカデミー賞主演男優賞に輝いた『ファーザー』(20)が5月14日より公開される。新型コロナウイルスの影響で先日... 続きを読む