先取りレビュー 時代を超えるカッコ良さの源流『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』レビュー 2026/03/212026/03/21 1978年、無為に日々を過ごすカメラマンの青年ユーイチ(峯田和伸)はラジオから流れたセックス・ピストルズの曲に衝撃を受ける。パンク・ロックの何たるかも分からぬまま衝動に任せて上京したユーイチは、ロック... 続きを読む
先取りレビュー 日々を生きる、働く人たちへ『ただ、やるべきことを』レビュー 2026/02/18 パク・クネ大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われていた2016年、韓国。造船業は世界的な不況によりリストラや廃業が多発していた。漢陽重工業に勤務するジュニ(チャン・ソンボム)は人事チーム... 続きを読む
先取りレビュー 何だか無性に、広島へ行きたい『シケモクとクズと花火と』レビュー 2026/01/272026/01/27 広島の居酒屋「まめすけ」でアルバイトをしているフリーターの杉山末子(遠藤祐美)、34歳。夢もなく恋人もいない、テレビを見ながら他人や世の中に毒づいてはストレスを発散する冴えない日々を過ごしていた。そん... 続きを読む
先取りレビュー 日々を生きる。それだけで良い『おててつないで』レビュー 2026/01/25 須永義久(金子清文)は看護助手の仕事をしながら31歳の娘、唯(菅原雪)と一緒に暮らしている。唯はどこか冷たい態度で義久に接していたが、義久も必要以上に唯に干渉はせず二人はドライな関わりしかなかった。 ... 続きを読む
先取りレビュー それぞれの人生よ、その歓びよ『ラストノート 名もなき者たちの歌』レビュー 2026/01/132026/01/13 今は亡き演出家の三回忌に集まった「劇団石神井電気缶」の元劇団員たち。公演がかなわなかったチェーホフの舞台劇「かもめ」についてとめどない話をするうちメンバーの一人が欠席していることに気付く。しかし「オザ... 続きを読む
先取りレビュー 私と、彼女と、世界の物語『ブラックホールに願いを!』レビュー 2025/12/072025/12/07 西暦2036年。 緊張する場面で声が出なくなってしまう「場面緘黙症」を抱える伊勢田みゆき(米澤成美)は、人工ブラックホールの研究を行う人工縮退研究所の総務部で働いていた。みゆきは准教授・吉住あおい(吉... 続きを読む
先取りレビュー どこにでもいる2人の、どこにもない物語『佐藤さんと佐藤さん』レビュー 2025/11/24 明るく活発な佐藤サチ(岸井ゆきの)と、寡黙で真面目な佐藤タモツ(宮沢氷魚)は大学で出会い、正反対な性格ながら馬が合い自然な流れで付き合い始める。同棲生活を開始して5年後、タモツは弁護士を目指して司法試... 続きを読む
先取りレビュー 間違いなく、人生最悪の夜『ナイトコール』レビュー 2025/10/072025/10/07 ベルギー、ブリュッセル。 鍵屋として働く青年マディ(ジョナサン・フェルトレ)はある日クレールと名乗る女性(ナターシャ・クリエフ)から部屋の鍵を開ける依頼を受け彼女のアパートへと向かう。 すぐにドアを開... 続きを読む
先取りレビュー 役者、33歳。夢と現実の狭間で『エイタロウ』レビュー 2025/09/28 鹿児島県で暮らす33歳のエイタロウ(德田英太郎)はビール会社の契約社員として働きながら役者をしている。地方での役者活動に限界を感じているが、既に家庭があり若さも自信もない、上京など大それたことに踏み出... 続きを読む
先取りレビュー 一瞬の煌めきが、永遠へと変わる『隣のサンズイ』レビュー 2025/09/072025/09/07 幼なじみの流(道川内蒼)と涼(小原澤遼典)は大学生になってもいまだに子供時代のようにふざけ合い、笑い合う日々を送っていた。時には流の恋人、菜奈(大畑優衣)も加わり河川敷で花火に興じたり、海へドライブに... 続きを読む
先取りレビュー ただただ、書きたいふたり『書けないんじゃない、書かないんだ』レビュー 2025/08/182025/08/18 大学時代に執筆した小説が芥川賞を受賞し一躍有名小説家となった和泉朱莉(原愛音)。結婚を機に地方にある夫の実家で彼の両親と同居を始める。東京とは違う穏やかな生活を期待していた朱莉だったが、10年以上実家... 続きを読む
先取りレビュー 映画の未来をも照らす優しい光に満たされる『私たちが光と想うすべて』レビュー 2025/07/212025/07/21 2024年『第77回カンヌ国際映画祭』でインド映画史上初のグランプリを受賞したのはインド出身の新鋭パヤル・カパーリヤー監督が手掛けた『私たちが光と想うすべて』だ。ゴールデン・グローブ賞をはじめ100以... 続きを読む
先取りレビュー 一冊の本が誘うパラレルワールドへの旅路『架空書影。』レビュー 2025/07/192025/07/19 暑い。毎日が物凄く暑い。纏わりつくような暑さから逃れたい時は、どこかひんやりした不思議な世界を映画で覗き見してみるのはどうだろうか。『あらののはて』(21)、『瞬きまで』(23)の長谷川朋史監督が手掛... 続きを読む
先取りレビュー あの頃の私が、ここにいる『ルノワール』レビュー 2025/06/162025/06/16 初の長編監督作品『PLAN 75』(22)が第75回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でカメラドール特別賞を贈られるなど、各所で高い評価を得た早川千絵監督の新作はある少女が過ごす夏の物語だ。 1980... 続きを読む
先取りレビュー 今夜BARで…すれ違いが生む極上のコメディ!『結婚の報告』レビュー 2025/05/22 ある日の夜。とあるBARで敦也(高橋里央)は長年の親友、田村(岡本智礼)と待ち合わせをしていた。敦也が結婚を決めその報告を田村にするつもりなのだが、敦也は非常にナーバスだった。何故ならば敦也の結婚相手... 続きを読む
先取りレビュー 私は誰のために戦うのか『TATAMI』レビュー 2025/02/172025/02/18 オリンピックを初めとする世界的な競技大会は多くの観客の心を踊らせる一大イベントであり、出場選手にとっては鍛練してきた実力を披露するまたとない機会だ。それぞれの選手が人生を懸けて臨む真剣勝負は観る人に熱... 続きを読む
先取りレビュー 今、それぞれの人生の幕が上がる『雨ニモマケズ』レビュー 2025/01/302025/01/30 ゴスペル、その言葉自体を聞いたことはあるし、楽しそうに合唱する人達を目にしたこともある。けれど一体どんなもの?と聞かれるとすぐに説明が出来ないのではないだろうか。 アメリカで誕生したゴスペルは黒人霊歌... 続きを読む
先取りレビュー いつものあの道で、宝物に出会った『ルート29』レビュー 2024/10/282024/10/29 監督デビュー作『こちらあみ子』(22)で第27回新藤兼人賞金賞ほか、数々の賞を受賞した森井勇佑監督が綾瀬はるかを主演に迎える新作は詩人・中尾太一の詩集「ルート29、解放」(書肆子午線刊)にインスパイア... 続きを読む
先取りレビュー 彼は最高で最強のヒットマン!…ん?『ヒットマン』レビュー 2024/09/032024/09/03 ニューオーリンズで2匹の猫と暮らすゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)は大学で心理学と哲学を教えているが、副業で地元警察に技術スタッフとして協力している。 ある日おとり捜査で殺し屋を演じる警官が職... 続きを読む
先取りレビュー 心の声を信じ、僕らは進む『ぼくの家族と祖国の戦争』レビュー 2024/08/07 1945年4月、デンマーク。市民大学の学長ヤコブ(ピルー・アスベック)はドイツ軍からある驚くべき指示を受ける。それは敗戦濃厚なドイツから押し寄せてくる難民を学校で受け入れろというものだった。渋々承諾し... 続きを読む