『おててつないで』菅原雪、26役をギネス記録に申請検討中!初日舞台挨拶


『おててつないで』の初日舞台挨拶が行われ、菅原雪、金子清文、黒澤多生、つちやりさ、伊藤智之が登壇した。(2026年1月24日 池袋シネマ・ロサ)

父と娘のいびつな関係を描いた本作は、『深夜食堂』シリーズや『温泉シャーク』のベテラン俳優・金子清文が娘に強がる不器用な父・義久役を務め、ダブル主演として、父に対してどこか冷たい娘・唯役を本作の監督である菅原雪が演じている。

制作経緯について「7年前に亡くなった父に対して冷たい態度を取っていて、その関係性を残したかった。ずっと後悔があるので、みなさんに後悔をしないでいただきたい思いで制作した」との思いを吐露した菅原。

菅原が主演や監督など26役をこなしていた特殊な環境だったため、「実際は不満があったのでは?」という不安を問いかけると「菅原さんがカメラをセッティングして、ボタンを押して芝居を始めて、ハイ!って言って自分でチェックしていた」と黒澤が撮影方法を説明した。

撮影時のエピソードとして金子が「焼きそばを食べるシーンの前日に差し歯が取れたんです。40年間取れたことがなかったのに。歯抜けの状態でのカットも撮影しましたが、本編では使われませんでした」と笑いながら振り返ると、菅原は「すごく悩んだのですが、予告編では使いました」と秘話も明かした。

つちやが公式サイトやパンフレットなどのデザインも担当しているが「菅原さんがひとりでいろいろと抱えているので、手助けをしてあげたくなる監督」と打ち明けると、「そういう意味では監督の素質があるのかもしれないですね。監督は自分で引っ張っていくタイプか、みんながやってあげないとと思うタイプ。後者ですね」とコメントしたのは伊藤。伊藤は映画監督としての先輩であり、今回はスペシャルサンクスとして撮影現場に同行して手伝いをしていたため、そのような思いで携わっていたようす。

それに対して菅原は「1人で映画を作るぞという思いではじめたわけではなく、予算は自費で全部出したんですけど、キャストの方にはきちんとお支払いをしたいという気持ちがあったので、そうなるとスタッフを呼べないという結果で。じゃあ1人でスタッフを全部やろうっていう結論に至りました。が、みなさんに心配され、支えられて完成しました。ありがとうございます」と改めて振り返った。

また、菅原のクレジットの多さの話題になると「今のところ同じような作品は見つかってないんです。ギネス記録に申請してみようか検討中で。主演とスタッフ25役以上をやっている作品があったらぜひ教えてください」と呼びかけた。

最後の挨拶では、金子が『温泉シャーク2』が公開予定である告知とともに、「本作をじゃんじゃん観に来てほしい」と語り、「自分の作品が上映されて胸がいっぱいです。楽しんでいただけていたら嬉しいです」と菅原が締めくくった。

取材・撮影 南野こずえ

【あらすじ】
大切なのに、大切だから、素直になれない。
須永義久(金子清文)は、看護助手の仕事をしながら娘の唯(菅原雪)と暮らしている。唯は31歳になっても未だ反抗期のような冷たい態度で義久に接しており、家族仲はあまり良くないが実家に甘えていた。ある日、義久は職場で失態を犯しクビになってしまう。
唯はその話を聞いても楽観的に捉えていたが、義久の状況は逼迫していた。ずっと一緒に暮らしてきたのに、お互いのことをほとんど何も知らなかった。義久はついに、自分の秘密を唯に打ち明ける。ふたりの生活は、変わらざるを得なくなるーーー。

『おててつないで』 45分
出演:金子清文、菅原雪、黒澤多生、用松亮、つちやりさ、木村もえ
監督・脚本・製作・撮影・録音・照明・編集・音響効果・整音・美術・小道具・フード・ボルダリング監修・車両・画コンテ・グレーディング・メイキング・予告編・プロデュース・企画・原作・キャスティング・制作・配給・宣伝協力:菅原雪
©おててつないで
2026年1月24日(土)より池袋シネマ・ロサにて1週間限定公開

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