沙倉ゆうの、お茶目っぷりに会場は爆笑『侍タイムスリッパー』舞台挨拶



SNSで絶賛の声が広がっている『侍タイムスリッパー』の舞台挨拶が行われ、山口馬木也、冨家ノリマサ、沙倉ゆうの、安藤彰則、安田淳一監督が登壇した。(2024年8月24日 池袋シネマ・ロサ)

観たあとに思わず誰かと共有したくなる本作だが、舞台挨拶やトークショー、さらには上映後にお客さんのお見送りが頻繁に行われており、ふれあいを大事にしている“チーム侍タイ”。作品のクチコミとともに劇場が連日にぎわっていることでも話題となっている。

作品のストーリーは、幕末の武士・⾼坂新左衛⾨(山口馬木也)は落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてしまう。侍の姿だけあって上手く馴染んではいたものの、状況がなかなか把握できずにいた。ようやく自身がタイムスリップしたことを理解し、現代で「斬られ役」として生きていく覚悟をするといった内容。自主映画でありなから、東映京都撮影所の特別協力を得て撮影されたコメディ映画となっている。

MCはキャストによる持ち回りということで、本日は助監督役の沙倉が担当。キャスト陣に質問をしていく流れだが「(山口)馬木也さんが決闘に行く前に朝食を食べているシーンが好きなんですけど、質問はそこじゃないんです」と早速のお茶目っぷりに会場は爆笑。

続けて沙倉は「(タイムスリップしてきた侍が)TVを初めて見るシーンで。驚いたりいろんな表情を見せてくれるけど、緑の紙が貼ってあるだけなんです。どんなふうに演じたんですか」と聞くと、山口は「TVというものを初めて見る設定だったので、監督からこんな感じのシーンが映っているのでと言われて画がイメージできたんです。TVやいろんなものが僕の目には初めてで、新鮮に映ってビックリするので、そのようなところもこの作品のテーマなので衝撃的に演じるようにしていました」と振り返った。

時代劇の大スター・風見を演じた冨家に対して「現場に入ってきた時点でスターだったんです。どうやって雰囲気を作っているのか」と沙倉が聞くと「大スターという役ですごくプレッシャーだった。出てきた時にそういう人物に見えるよう気持ちを膨らませてから演じていました。ドキドキしていました」と冨家は当時の心境を吐露。

斬られ役の安藤について「体調が悪くなるシーンで、本当に気分が悪くなったりするんですか?」と沙倉が聞くと、山口が「『質問はそこじゃないんです』と言ってほしかった」と突っ込み、会場はさらに爆笑。安藤は質問に対して「さすがにそれはないですね」と笑顔で即答し、安田監督が「安藤さんはキャスティングするときに『斬られ役・安藤』としてあてがきだったんですよ」と、実際に斬られ役として活躍している安藤について説明した。

また、上映後ということもあり客席からネタバレOKの質問にも答えるなど、作品同様に笑いと温かさが絶えない時間だが、最後に冨家が「もしこの映画を面白いと思ってもらえたら、“チーム侍タイ”のサポーターとしてSNSで書いていただけると嬉しいです。ぜひご協力を」と呼びかけた。

取材・撮影 南野こずえ

『侍タイムスリッパー』
©2024未来映画社
池袋シネマ・ロサにて公開中。8/30より川崎チネチッタでも公開。

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