安田監督「キテるかもしれませんね!」と実感!『侍タイムスリッパー』デラックス版 公開記念舞台挨拶



『侍タイムスリッパー』デラックス版の公開記念舞台挨拶が行われ、山口馬木也、冨家ノリマサ、沙倉ゆうの、安藤彰則、安田淳一監督が登壇した。(2024年9月1日 川崎チネチッタ)

池袋シネマ・ロサに続き、本作が上映される2館目となる川崎チネチッタ。監督・キャスト陣がおしゃれな「侍タイカフェ」でくつろいでいるかと思いきや、ここは登壇前の控え室。劇場側からの大歓迎ぶりにテンションが上がった面々は、ポスターにサインをしながら「ビールのCMに出たい。あと、美容系と科捜研と…」と沙倉が夢を語り出すと、山口も「侍の格好でサムライマックのCMに出たい!3人で」と、いつも和気あいあいと過ごしている裏側をまずはご紹介。

川崎チネチッタのみ136分のデラックス版での上映となるが、主演の山口は満席となった客席を見渡し「池袋シネマ・ロサさんに続いて2館目での上映となります。チネチッタさんは劇場内に『侍タイムスリッパー』のコーナーも作っていただいているんですよね。ありがたいです」と感謝を述べ、冨家は「撮影をしているときは公開されるのかもわかりませんでした。でも、満席のお客様にチーム侍タイの手作り感ある映画を観ていただけて、1人の俳優としても幸せな時間です。あんまりしゃべると泣きそうになるのでやめておきますけど、本当に感無量です」とグッとこらえた。

沙倉は「大変だったけれど、スタッフ・キャストが本当にいい映画を作りたいっていう思いがすごく強かったんです。8月17日から公開がはじまって、チネチッタさんもシネマ・ロサさんも、観に来てくださったみなさんもこの映画を大切に思ってくれていることを毎日いっぱい感じていて。嬉しくて幸せだし、一歩一歩みんなで前に進んでいる感じがありがたいです」と思わず涙を見せ、上映を客席で観ていた安藤は「みなさんとほぼ同じ気持ちで今日は拝見しました。最後の方で泣いてしまって。この映画に携わることができて本当に幸せでした」とコメントした。

安田監督は川崎チネチッタでの上映経緯について、番組編成の方が本作の予告編を観ただけで連絡があったことを明かし「本編のオンライン視聴リンクを送った2日後に電話があって、「明日会いに行きます」と言ってくださって。僕は京都に住んでいると言っても本当に翌日来てくれて。慧眼だと思いませんか!」と、劇場側の熱いラブコールに客席から拍手が起こり、さらには「SNSのクチコミでも絶賛の声が多く、悪口もほぼなくて。今日のこの上映も満席で、シネマ・ロサさんも舞台挨拶がないのに満席で。このような現実を目の当たりにすると……キテるかもしれませんね!」と実感を交えて笑いを誘った。

取材・撮影 南野こずえ

『侍タイムスリッパー』
©2024未来映画社
池袋シネマ・ロサ、川崎チネチッタにて公開中。

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