大山真絵子、台本はホラーじゃなかった『劇場版 ほんとうにあった怖い話~変な間取り~』舞台挨拶
『劇場版 ほんとうにあった怖い話~変な間取り~』の舞台挨拶が行われ、大山真絵子、栗田真和、坂口千晴、渡辺裕也、寺西涼監督が登壇した。(2024年8月17日 池袋シネマ・ロサ)
『劇場版 ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人~』シリーズに続く本作は、一般投稿に寄せられた恐怖体験をもとに、或る家で起きた出来事を3種類の映像とドラマによって構成したオムニバスホラー。
エピソード01『禁じられた部屋』にはタレントのゆきぽよと実妹のゆみちぃが姉妹役で出演し、エピソード02『話し相手』ではお笑い芸人マユリカの阪本が主演を務めている。今回はエピソード03『林に埋まった映像』に出演し「かげろう調査団」という心霊スポット探索の配信グループを演じた栗田、坂口、渡辺の3名と、主演であるお笑い芸人・みなみかわの妹役を演じた大山が登壇。
台本の印象について「オーディションの台本は全然ホラーじゃなかったよね。エチュードで」と大山が話しはじめると、「設定があってアドリブでやっていただく感じでしたね」と寺西監督が説明。空港で待ち合わせて喧嘩をするという意外な設定だったことが明かされた。
栗田は役名も「栗田」になっているが、不安がなかったか聞かれると「呪われるんじゃないかという不安はあったんですけど、今ピンピンしてるんで全然大丈夫です」と笑顔でコメント。以前から面識があった栗田だけ監督があてがきしたとのこと。また「かげろう調査団」がこっくりさんをやるシーンについて渡辺は「人生ではじめてやったので本当に怖かった。1回で終わらせようと思ったのに、監督から2回やってくださいと言われて。監督が一番怖いと思った」と素直な気持ちを吐露。
本作に出てくる不気味な人形の話題になると、監督自身が制作したものであり、今も家にあることがわかったが「目が合うのが怖いので見えないところに保管しています。捨てるのも怖いので一旦は保管しておきます」と人形の今後も気になる。
大山は撮影現場での雰囲気について「撮影は自由にやらせてもらって。台本上にない言葉もどんどん付け足して大丈夫と言っていただいたので、3人に対して暴言を吐き散らかしてた」と振り返り、アドリブ全開も見どころになっている。
ちょうど誕生日を迎えた寺西監督に対して「おめでとうございます!」とキャスト陣からお祝いのたすきを渡されるサプライズも行われ、最後の挨拶では「1回観てみて、時間軸や気になる要素が散りばめられているのでおかわりをしていただけたらなと。もしなにかが映っていたら情報も待っております」と大山はコメントし、寺西監督が「今後も面白い映画を撮っていこうと思っています」と締めくくった。
取材・撮影 南野こずえ
『劇場版 ほんとうにあった怖い話~変な間取り~』
配給:NSW
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8/9(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次ロードショー