先取りレビュー 一緒に食べたい人がいる『土を喰らう十二ヵ月』レビュー 2022/11/01 『飢餓海峡』等で知られる作家水上勉の料理エッセイ『土を喰う日々ーわが精進十二カ月ー』を原案に、沢田研二が主演を務めた『土を喰らう十二ヵ月』が11月11日(金)より公開される。 少年時代に京都の禅寺で精... 続きを読む
先取りレビュー うつろいゆく心と体のゆくえ『わたし達はおとな』レビュー 2022/05/292022/05/29 大学でデザインを学ぶ優実(木竜麻生)には、直哉(藤原季節)という恋人がいる。演劇サークルに所属する直哉は、いつか自分の劇団をもちたいという夢を抱いていた。 同棲し幸せな日々を過ごす二人だがある日、優実... 続きを読む
先取りレビュー 一番大事な場所にずっと、あなたはいる『やがて海へと届く』レビュー 2022/03/202022/03/20 窓の外、夜空に浮かぶ星を眺める一人の女性、ふと気づくと頬には一筋の涙。ここは都心の高層階にあるダイニングバー、フロアチーフの真奈(岸井ゆきの)は5年前に行方不明になったきりの親友、すみれ(浜辺美波)を... 続きを読む
先取りレビュー おせっかいは世界を変える?『ゴヤの名画と優しい泥棒』レビュー 2022/02/16 「見て見ぬふり」や「触らぬ神に祟りなし」とは対極にあるケンプトンは究極のおせっかいおじさんかもしれないが、彼の生きざまは、隣人や家族、身近な人たちへの小さな思いやりが時には世の中を変える力になると教え... 続きを読む
先取りレビュー 愛を込めて私は歌い続ける『ヴォイス・オブ・ラブ』レビュー 2021/12/19 世界的な歌姫セリーヌ・ディオン。テレビドラマや映画の主題歌にも起用され、日本でも高い知名度と人気を誇る彼女の半生をもとに、愛に溢れた音楽映画が誕生した。 1960年代のカナダ、ケベック州に暮らす音楽好... 続きを読む
先取りレビュー 何気ない日常に、ありがとう『梅切らぬバカ』レビュー 2021/10/312021/10/31 タイトルの『梅切らぬバカ』とは「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という樹木の剪定方法を表すことわざに由来し「梅は無駄な枝があると良い実がつかないためこまめに剪定する方が良い」という喩えだ。それぞれの木の特性... 続きを読む
先取りレビュー 青春×SF×恋(+時代劇)!『サマーフィルムにのって』レビュー 2021/07/20 高校生活最後の夏、仲間たちとの映画制作、タイムトラベラーの少年、淡い恋心など、わくわくするモチーフで彩られた本作はどこか懐かしさを覚える雰囲気も相まって、観る人をひととき10代の頃のあの夏へといざなっ... 続きを読む
先取りレビュー 現実と夢の狭間、揺れる親子の絆『ファーザー』レビュー 2021/05/01 アンソニー・ホプキンスが、認知症を患う父親を演じ『羊たちの沈黙』(91)以来二度目となる米アカデミー賞主演男優賞に輝いた『ファーザー』(20)が5月14日より公開される。新型コロナウイルスの影響で先日... 続きを読む
先取りレビュー 捨てられない、で溢れてる『ハッピー・オールド・イヤー』レビュー 2020/11/302021/02/14 世界のトレンドに逆行する「捨てられない」感情が溢れ出す!ホントに必要なモノは何ですか?不要だと思っていたモノたちを掘り起こすと、たくさんの人の気持ちが溢れていて、それは目をそらしてきた他人との面倒くさ... 続きを読む
先取りレビュー 悲しみの、その先へ『おもかげ』レビュー 2020/10/112021/02/14 誰もいない海辺から物語は始まる。ある日エレナ(マルタ・ニエト)のもとに、元夫と旅行中の6歳の息子、イバンから電話がかかる。旅行の様子を聞こうと明るく話すエレナだが、次第に息子がひとりで見知らぬビーチに... 続きを読む
先取りレビュー 全てが輝いていたあの頃へのラブレター『mid90s ミッドナインティーズ』レビュー 2020/08/232021/02/14 進気鋭の映画会社「A24」が手掛けた本作。スマホもネットもSNSもない、けれど「そこにいけば」仲間たちに会えたあの時代。90年代への愛とノスタルジー、そして普遍的な青春のきらめきが込められた必見の作品... 続きを読む
先取りレビュー そうだ、恋とはこういうものだった『窮鼠はチーズの夢を見る』レビュー 2020/07/192021/02/14 恋愛映画の名手、行定勲が紡ぐ純度100%のラブストーリー。『失恋ショコラティエ』、『脳内ポイズンベリー』の水城せとなの人気コミックを原作に、主演には関ジャニ∞の大倉忠義と人気俳優の成田凌。華やかな要素... 続きを読む
先取りレビュー 音と色彩に、溢れる愛をこめて『WAVES/ウェイブス』レビュー 2020/05/022021/02/14 『ムーンライト』(16)、『レディ・バード』(17)など、個性的な作品を世に送り出してきた映画制作会社、A24。2012年の設立から僅か8年にしてアカデミー賞ノミネートを果たすまでとなり、アメリカ映画... 続きを読む
先取りレビュー 受け止める。私が私であることを『37セカンズ』レビュー 2020/01/202021/02/14 気鋭のクリエイターHIKARI監督が手掛けた本作は、脳性まひを持つ少女が大人の女性へと変貌を遂げる成長を描いている。重くなりがちな内容を、美しい映像とどこかファンタジックな構成で明るく希望の滲む物語へ... 続きを読む
先取りレビュー これは、いまを生きる私たちの物語ーー『家族を想うとき』レビュー 2019/12/022021/02/14 引退を表明したケン・ローチ監督が、再びメガホンを取った本作。選んだテーマは現代の働き方と、それに揺さぶられる家族の姿。名匠が現代社会に問いかける働くこと、生きることの意味ーー私たちは考えねばならない。 続きを読む