山口馬木也「僕の賞は冨家さんとの合わせ技」『侍タイムスリッパー』舞台挨拶
川崎チネチッタのみで上映されている『侍タイムスリッパー』【デラックス版】の舞台挨拶が行われ、主演の山口馬木也、冨家ノリマサ、田村ツトム、安田淳一監督が登壇した。(2025年2月14日 川崎チネチッタ)
バレンタインデーであり、山口の誕生日でもあるこの日。上映前の劇場にはプレゼント用の箱が設置されていたが、段ボール12個分以上の贈り物が届いており、もはやアイドル並みの人気。(※1つ1つ確認し、ご本人にちゃんとお渡ししております)
冨家が客席に向かって「全員でハッピーバースデーを歌いたいと思います!」と呼びかけると、「そこら辺の普通のショートケーキです」と劇中でおなじみのショートケーキを安田監督が山口に渡し、お祝いの歌声に包まれながら感激。さらには冨家が「そこのブルーリボン主演男優賞!塩をやろう!」と自身が出演している某CMの人気キャラクターを再現し、さらに沸かせた。
山口は日刊スポーツ映画賞、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞と続けて主演男優賞を受賞しているが「僕の賞は冨家さんとの合わせ技みたいなもの」と冨家の存在があっての受賞であることを誰よりも強く感じている。
冨家は今までを振り返り「夢みたいな、奇跡のような映画で。よくぞ僕とマッキー(山口)を安田監督は見つけてくれたと思っていて」と話すと、続けて山口が「本当に監督には感謝感謝で。そんな監督にサプライズがございます!」と明後日58歳を迎える安田監督に花束が贈呈された。
8月17日の初日から約半年となるが、吉報が続く本作は175館での再上映が決定。「ものすごい勢いで(制作費を)回収しております!」と笑いを交えて安田監督が喜びを表現。さらには「あの方が川崎にくだってきております!」と叫ぶと、客席から心配無用ノ介こと錦京太郎役の田村ツトムが登場し、まさかの展開に歓喜の声。
いても立ってもいられなかった田村は、わざわざ大阪から駆けつけ、舞台挨拶の直前に川崎に到着。「(530席が埋まった)この景色をどうしても見たくて、勝手に来ちゃいました!みなさんに会えて本当に嬉しいです!」と笑顔で会場を見渡した。
さらには安田監督の妄想トークや心配無用ノ介の今後の展望も語られ、お客さんとの触れあいを大事にしている「チーム侍タイ」らしく、最後は客席を練り歩いてファンとの時間を楽しんだ。
控室はバースデー仕様に装飾されており、舞台挨拶後にはサプライズで劇場側が用意したケーキとシャンパンで山口と安田監督の誕生日祝いが行われた。
取材・撮影 南野こずえ
『侍タイムスリッパ―』
©2024 未来映画社
配給:ギャガ 未来映画社
絶賛公開中