津田寛治、連ドラ希望を力説『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 03 faith』舞台挨拶


『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 03 faith』の舞台挨拶が行われ、吉見茉莉奈、大山真絵子、津田寛治、松林慎司、松本高士、長屋和彰、下向拓生監督が登壇した。(2025年2月11日 池袋HUMAXシネマズ)

個人の趣味嗜好を学習した分身AI<デジタルツイン>が普及した平成39年。AIを被告人として起訴可能とする法律が施行され、知能機械犯罪公訴部に配属された新任検事の米子天々音(吉見茉莉奈)は、喋る検察官バッジ“テン”が相棒となる。さらにはちょっとドジな庶務の阿倍野(大山真絵子)とともにAI犯罪事件の捜査をするというストーリーで、「01 ペルソナ」「02 名前のない詩」に続く三部作構成の最終章となる本作。

重要なキーパーソンである島崎前市長を演じた津田だが、津田の大ファンだと語る下向監督。実は同じ中学校の先輩と後輩であることが発覚し、「文化祭のイベントで(津田の)事務所にビデオレーターを送ってほしいとお願いしたら、快く引き受けてくださって。あの時、助けていただいた中学生です」というエピソードを披露。すると津田が「僕が『福井駅前短編映画祭』審査委員長を務めていて、(大人になった下向監督が)『N.O.A.』という作品で応募されてきて。すごい人が福井出身で出てきたと映画祭のスタッフの間で話題になった」と監督の才能に早くも気づいていたようす。

さらには下向監督が「映画祭が終わった後、新宿でバッタリあった」と話し、その時に次回作への出演依頼を申し出ており、津田も出たいと快諾していたという。必然とも思える驚きのエピソードが続々と飛び出し、本作で念願が叶ったことを明かした。

撮影現場では主演の吉見はスタッフとしても活躍していたそうで「手伝っているふりをして津田さんを見たかった」と笑顔でコメントし、松林は吉見に駅まで送ってもらったと話し、地下室での撮影ばかりだった大山は楽しそうなエピソードを聞いて「地下室から出られなかったからうらやましい限り」と振り返った。

最後の挨拶で津田が「『N.O.A.』、『センターライン』さらには発展した本作と、AI同士がまるでブロックチェーンのように繋がって。僕らが体験したことのないような集合体になっていくという。ハリウッドを見渡しても見当たらないような壮大な世界観が広がっているので、ぜひ本作は連ドラにしていただきたい」と力説すると客席からは拍手が起き、フォトセッションでは客席に来ていた「01 ペルソナ」「02 名前のない詩」のキャストも登壇した。

取材・撮影 南野こずえ

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