永野芽郁、見どころは「人を殴り飛ばした、凶暴な私」『地獄の花園』ヒット祈願



OLたちの裏側で起きる派閥争いを、真剣な笑いと戦いで描いた『地獄の花園』のヒット祈願が行われ、永野芽郁、菜々緒が登壇した。(2021年5月4日 花園神社)

お笑い界の鬼才・バカリズムがオリジナル脚本で手掛けている本作のストーリーは、普通のOL直子(永野芽郁)が勤める会社では日々OLたちの派閥争いが絶えないが、そしらぬ顔で平和に過ごしていた。入社してきた蘭(広瀬アリス)が朱里(菜々緒)や紫織(川栄李奈)たちを抑えてトップとして君臨するも、仕事中は真面目に業務をこなす彼女たち。ひょんなことから蘭と直子が仲良くなるのだが・・・。OL×ヤンキーという斬新な設定で繰り広げられる、真面目なコメディとなっている。

商売と芸能にゆかりのある花園神社だが、「大ヒットできますようにというお願いもしたんですけど、全国の劇場が無事に開いて、笑って観てもらえるような作品になったらいいな」と永野は祈願し、菜々緒も「厳しい状況ですが、みなさんが安全に健康であるようにということを願いながら大ヒットを祈願しました」と願ったことを明かした。

個人的なお願いごとを聞かれると「続編」と答えた永野は「『続編やりましょう』と大人はまだ言ってくれないので、ここで圧をかけておこうと」とマスコミの前で宣言。撮影現場ではキャストから続編希望の声があがっていたと菜々緒も振り返り、さらには「世界中のOLを倒していくような話」と構想を明らかにしたやる気満々の永野。いっぽう、「修行」と回答した菜々緒は最近修行にハマっているそうで、滝行に行ったことも明かした。「心身ともに鍛え上げて、続編に臨みたい」と同じく気合い十分。

台本を読んだ感想を聞かれた永野は「脚本がバカリズムさんで、監督が関さんと聞いた時点で読まずともやりたいっていう話をしていて。設定の斬新さやテンポの良さに惹かれてすごく待ち遠しかった」と笑顔を見せ、菜々緒は「バカリズムさんが脚本と聞いて、謎の安心感で脚本を読ませていただいて。完成した作品の映像が美しく、笑いとのギャップがさらに面白くて、とにかく観ていただきたい」と見どころを語り、OLや女性の描き方が的確なバカリズムの鋭い観察眼について「みんなと話している時に(聞かれているんじゃないかと)気にしてしまう」と意識していたようす。

印象に残っているシーンについて永野は、食堂で蘭(広瀬アリス)と食事をしている時に「意見聞かせて」と菜々緒が登場するいうシーンを挙げ、「めちゃめちゃ格好良くて。嫌な圧がないんですよ。惚れました、女として」と絶賛。派手なヤンキー衣装やメイクが特徴的な本作だが、菜々緒は「エンケン(遠藤憲一)さんや大島(美幸)さんのメイクを見て、これじゃ弱いんだな」と、はじめは不安や戸惑いがあったが、自らも色々と提案していたと話す。

「あれだけの暴言を吐いて、人を殴り飛ばし蹴り飛ばし、凶暴な私はきっとこの作品でしか観られないと思うので。今までの自分とは全然違う姿をお見せすることができた」とこれまで演じてこなかった姿が注目ポイントだと語る永野。菜々緒は演じる朱里のトレードマークであるコーンロウについて、OLになる前の数十秒のシーンで披露している髪型に1時間半かけたと話し「その時のコーンロウもすっごくカッコいいので瞬きなしで注目してほしい」と訴えた。

取材・撮影 南野こずえ


『地獄の花園』
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021『地獄の花園』製作委員会
5月21日(金)全国ロードショー

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