横浜流星、守れるような男でありたい『きみの瞳が問いかけている』完成報告イベント



『きみの瞳(め)が問いかけている』の完成報告イベントが行われ、ダブル主演を務める吉高由里子と横浜流星、三木孝浩監督が登壇。LINELIVEで生配信が行われた。(2020年9月15日 イイノホール)

韓国映画『ただ君だけ』のリメイクである本作は、目の見えない明香里とキックボクサーとしての夢を絶たれた塁が、ひょんなことから出会って距離を縮めていくが、隠された過去が明らかになることで運命に翻弄される、切ない純愛と人を想う大切さを描くストーリーとなっている。

初共演となる吉高と横浜は、監督と3人で食事をした時が初対面だったと話し、当時を振り返った吉高は「ピンクの髪の印象が強かったけど、しっかりしていて落ち着いていて、真面目な方だなと。23歳とは思えないですよ。もっとヘラヘラしていましたよ、私」と言い、横浜も「僕は(吉高を)テレビで見ていた側なので。でも、いい意味でテレビのままで、明るくてすごく元気で。人見知りだけど、出会って1時間も経たないぐらいで心を開けられましたね」と吉高のペースですぐに打ち解けられたことを明かした。

中学生の時に極真空手の世界チャンピオンになったことがある横浜だが、キックボクサーの役作りのために1か月くらいで10キロ程度の増量をして撮影に挑んでおり、三木監督はアクションシーンを楽しみにしていたそうで「横浜君とアクションが撮れるって、もうワクワクしかなかったですね」と見どころポイントを披露。

完成した作品を観た吉高は「三木監督だからできたのかなというのを改めて思いました。温かさが反映されている画が多かったなって」と感想を述べ、「何度か見返していくうちに、すごく美しい映画だなと思いました。映像美もそうだし、劇中歌と主題歌も切なくて美しくて。そして2人の恋愛も繊細で美しくて。でもちょっと悲しくて。そのすべての美しさが重なって“美”という感じで」と横浜も仕上がりに満足したようす。

ズキュンとしたシーンを問われると「明香里といる時の塁は温かい時間というか優しい時間が多いんですけど、(明香里が)いないときはこんなに傷つけられていたんだというショックはありましたね。頑張れって画面を見ながら思いました」と吉高は作品として改めて観て受けた衝撃を吐露。「キックボクシングでの練習シーンで、横浜君の腹筋と背筋を見たときにズキュンとしました」と三木監督は横浜の肉体改造の努力に感動したと話した。

期待が高まる本作について、吉高は「観終わったあとに誰かに会いに行きたくなる映画」、横浜は「無償な愛ってこういうことなのかと。愛についてすごく考えさせれた映画。自分ももし大切な人ができた時に色んな障害があったとしても、その人をただ想って守れるような男でありたいと思えた。男性の方々にも共感してもらえるような、男女問わず楽しめる作品」と魅力を語った。

9月16日が誕生日の横浜に向けて1日早いサプライズとして、全国から選ばれた45名のファンがスクリーンに映し出され、バースデーソングの合唱と共にフラワーケーキが登場。喜ぶ横浜の横で「最近焦っちゃうと視界が歪む」とカンペを丸読みする吉高らしさで会場を沸かせる場面も。

また、横浜の好みのタイプの話題になり「おとなしくて芯があって。明るいかおとなしいかだと、おとなしい子の方が惹かれる」と告白すると、「私はちょっと圏外でした」と自虐的に吉高が反応。しかし横浜は「最近占いをしてもらいまして、あなたはそういう子に惹かれるかもしれないけど、明るくて元気な子の方が合うと言われた。これを機に僕も視野を広げてみようと思いました」と圏内の吉高にアピール。

公開を楽しみにしている方々に向けて横浜は「早くみなさんにこの作品を観てもらいたくてウズウズしています。僕自身も愛について考えされられましたし、みなさんにとっても愛について改めて深く考えるきっかけになってくれたら嬉しい」と呼びかけ、「観終わった後に、その期待値を超えている映画になっていると思う」と吉高は満面の笑みで自信をのぞかせた。

取材・撮影 南野こずえ

『きみの瞳が問いかけている』
©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.
配給:ギャガ
10/15(木)先行上映決定/10/23(金)全国ロードショー

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