浜辺美波、私にとっても青春のバイブル『思い、思われ、ふり、ふられ』イベント



人気少女漫画を実写化した『思い、思われ、ふり、ふられ』のイベントに 浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、三木孝浩監督が浴衣姿で涼やかに登壇した。(2020年7月6日 イイノホール )

社会現象となった『君の膵臓を食べたい』の浜辺美波と北村匠海が再共演を果たしたことでも話題となっているが、「第8回東宝シンデレラ」オーディションでグランプリに選ばれた福本莉子、仮面ライダー出身の赤楚衛二といった人気キャストで奏でる本作は、原作・咲坂伊緒の青春三部作『ストロボ・エッジ』、『アオハライド』に続く最終章として、『思い、思われ、ふり、ふられ』が映画化された。

明るく社交的な朱里役の浜辺は「咲坂先生の作品は、私にとっても青春のバイブル。エモーショナルってこういうことを言うんだというような、とても素敵な映画の主人公のひとりとして出演できたことを映画を観て改めて心から嬉しく感じました」と笑顔でコメント。

あかりに恋をするものの、兄弟になってしまう理央を演じた北村は「久々のステージで、リモートとはいえ緊張しているのですが」と少し堅い面持ちだが、「青春って胸がドキドキするだけではなく、チクチクやズキズキしたり、届かない思いや届いた先にある光だったりが僕にとっての青春だったので、役にも作品にも共感する部分があった」と自身の経験も交えて話した。

ある秘密を目撃してしまう和臣役の赤楚も「それぞれ4人の家庭の悩みや葛藤が等身大で、高校生のみなさんにはすごい刺さると思いますし、恋をすることで一歩踏み出す勇気をもらえるんじゃないかなと思います」とアピール。

また、自分に自信が持てない由奈を演じた福本は、完成した作品を観て「10代ならではのリアルな将来の不安や悩みを繊細に描かれている。色んな世代の方に楽しんでいただける作品になっていると思う」と見どころを語った。

『アオハライド』に続いてメガホンを握った三木監督は「4人のキャストがキラッキラしていて、その輝きが映画の中に凝縮されている」と話し、主題歌には「Official髭男dism」の珠玉のラブソング「115万キロのフィルム」が、タイプの違う4人の恋と青春に優しく寄り添っている。

「みんなの願いを叶えます!ふりふらリモート七夕祭りイベント」と題され、リモート中継で繋がった全国の学生からの質問や願いをキャスト陣が叶えるコーナーが設けられた。

「今日が誕生日」という子に対しては全員でバースデーソングを歌い、将来の夢がなかなか決まらないという子には、「大小問わず夢を持つこと」と北村はアドバイスし、赤楚も「何がしたいとか、何が好きとかを突き詰めたら、選択の幅も広がるんじゃないかな」とエールを送った。

キスシーンの撮影について質問が飛び出すと、福本も思わず「聞きたいです!」とノリノリ。「まず、しっかり歯磨きをすること。適度に緊張すること」と心構えを北村が話し、今回が初キスシーンだった浜辺は「自分からのキスじゃなくて良かったな」と振り返った。

最後のメッセージとして浜辺が「刹那的な青春の中で、4人の儚い恋を描いています。この映画を観ると、青春ってこんなに眩しくて輝いているんだということに改めて感じるような作品です。学生のみなさんの青春を応援する映画になっていると思います」と述べた。

さらには北村も「学生のみなさまを元気にできる作品にという思いもありますし、学生の頃を思い出すような年代のみなさまにも、あの時のキラキラした毎日を思い出せる、温かくも切ない、そして一歩前に進める映画でもあると思っています」と呼びかけ締めくくった。

取材・撮影 南野こずえ

『思い、思われ、ふり、ふられ』
配給:東宝
Ⓒ 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 © 咲坂伊緒/集英社
8月14日(金)全国公開!

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