『Lily in Wonderland』―美術館でラブストーリーを―
子供たちと映画を製作する『ドリーム・ムービー・プロジェクト』の発表を行ったばかりの中島 央監督が、新たな挑戦第2弾を始動した。アートと映画の融合、美術館というハコを演出し、映画『Lily』の上映と併せて様々なイベントを行う。その名も『Lily in Wonderland』―美術館でラブストーリーを―
『Lily in Wonderland』 会場:アートコンプレックス
上映期間:10月21日(金)~10月28日(金)(10月24日は休館)
◆上映スケジュール◆
10月21日(金) OPEN 18:30 / START 19:00
10月22日(土) SP イベント (要予約)
10月23日(日) SP イベント (要予約)
10月25日(火) OPEN 18:30 / START 19:00
10月26日(水) OPEN 18:30 / START 19:00
10月27日(木) OPEN 18:30 / START 19:00
10月28日(金) SP イベント (要予約)
中島監督、そして『Lily in Wonderland』に携わる方々より、コメントが寄せられた。
映画監督・中島央“Lily in Wonderland”の上映に関して。
この美術館で『Lily』を見るという企画は2011年7月から始まっていました。都内でアンコール・ロードショーで公開中の時に、アート・コンプレックスホール支配人・アーティストの横山光伸さんと知り合いました。『Lily』を観てくださり、秋にこのアートコンプレックス・ホールで上映しよう!と話し始めたのが昨日の日の事のようになりますが…。あっという間にその日を迎えてしまうんですね(笑) コンセプトは、「アートと映画の融合」。映画館の中で映画を観るのではなく、美術館という異空間の中で、映画を観る…。それは今まで色々な劇場で上映されていた『Lily』を観る行為とは必ず違う経験になるはずだと思っていました。その特殊性に自分自身がまず何よりも強い興味を感じたのが、この企画を始めた最初の要因でしたね。だからこそ、この企画のタイトルが、”Lily in Wonderland”に決まった時、とてもクールであり、最高のタイトルだなと感じました。美術館という非日常的な空間(ワンダーランド)に迷い込んだ中で見る『Lily』…。それはこの映画のコンセプトとぴったりです。混沌と刺激に満ちたものであり、最後には自分で答え(出口)を探さなくてはいけない…。
“映画『Lily』再上映への思い”
そして第二の理由として、都内で『Lily』 の上映が終わった後、毎日色々な方と知り合う機会が多かったのですが、新たに知り合った方々、皆、口々に『Lily』を早く見たい!とおっしゃって頂いたのです。ですから、このような形で3度目の都内での上映を実現できて本当に感無量の思いです。
“映画『Lily』とは自分にとって…“
『Lily』の脚本を書き、監督しておいてこんな事言うのは何ですが…。『Lily』こそが僕を今、自分がいる場所へ連れてきてくれた映画だと思います。僕自身が、この作品に一番感謝していると言っても過言ではないでしょう。今出会っている愛すべき僕の友人たちに出会わせてくれたきっかけをくれたのも『Lily』でした。”Lily in Wonderland”もそんな友人達との出会いから生まれた企画です。そして『Lily』を通して出会った素晴らしい友人達でありプロのイベンターの方達が、この企画に強く賛同していただき、上映期間中にとても面白いイベントを開催してくれる事になりました。これこそ今回の目玉となっておりますので、是非、このイベントにも皆さんに参加していただければと思っています。
『Lily』は僕自身そのものといったような映画です。この映画には僕が感じる人生に対する愛、恋人への愛そのものが詰まっています。片思いであれ、幸せな両想いであれ、誰もが一度は人を愛し、愛されるという経験はしている(してきた)と思うのです。そんな誰にとっても共感できる普遍的な経験が感情がこの映画の中には溢れています。「仕事と恋人と生きる折り合いのつけ方」「何気ない生活の中で、生きている中で気付く大切なもの」そんな当たり前のフィーリングがあふれている映画ですので、今までの公開で見逃した方は是非、この機に『Lily』をご覧頂き、自分の人生と重ね合わせ、ご自身で物語の答えを見つけて頂ければ―。映画監督としてこれ以上、嬉しい事はありません。
皆様、”Lily in Wonderland”でお会いしましょう。
映画「Lily」鑑賞パーティー with 中島監督
10月22日(土)12:30 OPEN / 13:00 START
世界中で公開されて、数々の賞をとった映画「Lily」の中島監督を交えた気軽なパーティーです。お食事にはチーズのソムリエ世界2位「井上裕子」がチョイスする絶品チーズもご用意。海外で数々の賞を取った映画「Lily」の監督、中島央監督と友達になってしまおう! イベント・オーガナイザー:ANDY
【Lilyとの出会い、思い入れ】
僕らが主催のパーティーに監督が出席してくださったことがご縁で、良いお付き合いをさせていただいております。僕の周りには勿論本物の映画監督なんていませんでしたので、正直いって「映画監督といってもたかが知れているのでは」と、今となっては恥ずかしいのですが、そう思っておりました。帰宅して監督のHPなどを見ていると、国際的な賞を取られており、衝撃を受けたことを今でもよく覚えています(笑)それから2度程見に行きましたが、その度に違う想いを抱くような、何度見ても見応えと言うのでしょうか、素敵な気持ちを持って帰れる良い作品です。
【Lily in wonderlandの参加へのきっかけ】
〜映画とアートの融合〜「Andyさん、こういう企画がありますがどうでしょうか」中島央監督からお誘いをいただきました。海外にいた事もあるので帰国後から感じている事なのですが、日本ではアートの世界に身を置く人への理解がされにくいと感じています。美術館で絵に囲まれた中で、どっぷりとアートに浸る環境で自分がどこまで監督を応援できるのか、そう考えて参加させて頂きました。既に次回作も決定しており、更に勢いの出ている中島央監督を、僕はこれからも全力で応援していきたいと想っています。
『ロマンチックしようよ』トークライブ&ワインと映画も。盛りだくさんな秋の午後。
10月23日(日)12:30 OPEN / 13:00 START
ハリウッドから映画デビュー、ラブストーリーいえばの中島央監督をゲストに詩人Lupinaがナビゲート。笑いと涙の本音トーク、恋愛を二人で語ります。
恋する気分で、日常をきらめかせてほしい。そんな思いでこの時間をクリエイトしたいと考えています。ドラマティックではない毎日にこそラブストーリー視点が必要です。日々がキラキラするかしないかは捉え方次第で変わります。映画も詩も、視点を変えるところからまずは創作が始まりますよね。そういう意味でみんながクリエイター。人生をクリエイトできるんですよね。
映画『Lily』への想い
4月に渋谷で見ていっぺんで惚れてしまいました。はっきりいってこういう展開大大大好き!見るだけで女子力がつきそうです。主人公は男性ですけどね。なんでだろ?現代のおとぎ話だからかな?それから印象に残ったのは音。携帯の音、タイプの音・・・すてきな音楽とともに耳にいつまでも残っています。
”Lily in Wonderland”の参加へのきっかけ
お声をかけていただいてありがたい限りです。出会いは5月に開催した「幸せの経済学」という自主上映のイベントに中島央監督にゲストに来ていただいたことからです。イベントでのトークも素晴らしかったですが打ち上げなどでみんなで話した監督のお話がめちゃめちゃ楽しかった!特に恋話!じゃ、いつか恋話に絞ってトークライブやりましょう。なんてことを話していたのがきっかけです。あっという間にこんな形で実現するとはびっくりです。ありがとうございます。
企画リーダー 会場であるアートコンプレックス・ホール支配人・横山光伸インタビュー
<横山光伸 略歴>
1998年 セミリタイアのような生活を経て、もう一度絵を描こうと決心。ゼロ以下からのリスタート。2005年秋のデザインフェスタ以降、作品発表を続けている。若い頃のバックグラウンドがファッション系なので、意識するしないにかかわらず好奇心旺盛で常に変化し続けるアーティスト。一昨年から「環境をアートする」というテーマに取り組み、今回の「Meet You In Wonderland」は一つの完結編。若い作家の作品を応援する意味で購入しています。同調者激しく募集中。アートフュージョンぺたぽんて主宰者。アートコンプレックス・ホール支配人。
Q1.今回のLily in Wonderlandの発想の源?どうしてこの美術館で映画上映を企画したのか?
直接的には、映画「Lily」を観ることが出来て、もう一度はじめから!と思ったのが発端です。要するに「Lily」が好きなんです。アートとカルチャーの融合を通して新しい感動を創出する・・・というのがアートコンプレックス・ホールの基本コンセプトなので、シネマとギャラリーのフュージョン=新しいアート体験という方程式は、中島央監督とお会いした時点でアプリオリにあったと言っていいと思います。と同時に、何もないギャラリー空間で映画を上映しても全く意味がないだろう・・・とも。とにかく、一度試写をしてクオリティ面で監督が納得出来るかどうか確認しようということで、たまたま僕の作品のあるブースで上映してみて作品世界と何の違和感もなかったのでやってみよう!ということになったのです。それはまさに【Lily in Wonderland】そのものでした。
Q2.中島央監督との出会い、印象。
「やきにく部」という焼肉つついてお酒を飲んでしゃべるというFacebookのオフ会があるのですが、そこにやってきたのです。わお!映画監督?作品は?どこで上映してるの?観たいけど時間が・・・とかそんな感じ。金属アレルギーなのかな・・・。今になって振り返ると、よくもまぁ・・・というシンクロニシティも極まれりという、超運命的な出会いだったんですけどね。人って本当に、会うべくして出会うんですね・・・
Q3.観客の皆様へのメッセージ
美術館でアットホームというのも本来ありえない言葉の組み合わせなのですが、具現化できていると思います。私たちの作る空間と映画「Lily」と中島央監督が融合してほとばしり出てくるものと、ご自身が作品の一部としてインストールされているという感覚をご堪能下さい。更に、今回それぞれ個性的のちがう三つのイベントがリンク致します。こちらの方もどうぞよろしくお願い致します。
“Lily in Wonderland” @アートコンプレックス
公式HP: http://www.artcomplexhall.com/lily/index.html
アクセスマップ:http://www.gallerycomplex.com/access/index.html
誰にでも人生を変える愛がある。
これは恋愛に悩むすべての男女に贈る、映画という名のラブレターである。
【映画『Lily』ストーリー】
新進気鋭の若手脚本家、ヴィンセント・ナイトは、5年前に華々しく脚本家としてデビューを飾って以来、長いスランプ状態に苦しむ。恋人との関係にも不安を抱き始め、辛く八つ当たりする事も多くなっていた。しかし彼女は、そんなヴィンセントを献身的に支え続けていた。
自分自身の化身として生み出したキャラクター、“リン”という女の子を主人公にした物語を書き始めるが、途中からアイデアにつまり、その先が書く事ができなくなる。さらには映画会社から一週間以内に脚本を仕上げる様に命令され、さらなる混乱状態に陥っていく。
プレッシャーから逃げる様に、ある方法によって物語のアイデアを掴もうと必死にもがく。しかし、予想もしなかった変化が訪れ、物語と実生活が不思議な形で交わり始める――。
作品情報 | 『Lily』 |
監督 | 中島 央 |
キャスト | ジョシュ・ロング、レベッカ・ジェンセン、ジョン・ボーレン、ルアナ・パラーモ 、キャリー・ラトルッジ |
中島 央公式HP | http://superfilmmaker.net/blog/ |
作品公式HP | http://www.lily-movie.com/ |
制作 | スーパーフィルムメーカー・インク ©2011 SUPERFILMMAKER INC.All Rights Reserved. |