神谷明、熱気を感じたアフレコ『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』公開記念舞台挨拶



ついにスクリーンで復活!『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』公開記念舞台挨拶が行われ、神谷明、伊倉一恵、山寺宏一、戸田恵子、飯豊まりえ、北条司(原作者)、こだま兼嗣総監督が登壇した。(2019年2月9日 TOHO シネマズ新宿)

何者かに狙われている大学生の亜衣が、真相を突き止めるために“XYZ”の暗号で冴羽獠へボディガードの依頼をするところから物語がはじまるが、新宿を舞台に繰り広げられる本作は、ドローンやスマホの使用など現代風にアレンジされた展開に加え、キャッツ・アイの登場で夢のコラボレーションも。また、歴代の名曲とともに変わらない懐かしさが存分に詰め込まれており、ファンを裏切らないストーリーに仕上がっている。

本作で舞台となっている新宿で上映後の舞台挨拶というこもとあり、客席の興奮が冷めやらぬ状態のなか「Get Wild」をBGMに登壇者が一斉に登場。原作者の北条が客席に「みなさん、どうでした?」と問いかけると、割れんばかりの拍手が返され、ご満悦なようす。

主役の冴羽獠を担当した神谷は「俺を呼んだのは、君たちだろ?」と劇中のセリフにかけて挨拶をし、新人の頃にサブキャラクターで何度も出演していた山寺は「TVシリーズで冴羽獠に一番やられた男、そして「シティーハンター」に育てていただいた者として、こうやって舞台に立つことができて嬉しく思います」と笑いを誘った。

北条司の原作である「キャッツ・アイ」が、本作で夢の初共演を果たしたことでも話題になっているが、3姉妹の登場について製作側からオファーを受けた北条は「来たなと。いつかは来ると思っていたんですが、このタイミングとは思わなかった」と吐露し、長女・泪と次女・瞳を担当した戸田は「こんな機会がいただけるなんて、夢にも思っていなかった。非常に懐かしい時間を過ごすことができた」と振り返った。

20年ぶりにそろってアフレコを行ったことについて、神谷は「演技のテンポやスピード感に不安があったんですが、スタジオに入ってレギュラーのみなさんの声を聞いた瞬間に、元に戻りました」と話し、「懐かしいと同時に、先週までレギュラーでやっていたんじゃないかなというくらいの熱気を感じた」と深い絆をアピール。

声優に初めて挑戦した飯豊まりえは、完成した作品を観て「言葉で表せないくらいすごく嬉しかったですし、一生の宝物です」と喜びをあらわにし、神谷は飯豊のセリフのひと言を聞いただけで「大丈夫!」と確信し、最高のキャスティングだと思ったことを明かした。さらにはこだま総監督も「劇中のキャラクターが発しているようなお芝居をしてくれた」と絶賛。

今回は物語のキーマンである御国を担当した山寺は、本作が制作されることをネット記事で知ったといい「俺にも話がくるのかなぁ。また獠さんにやられる役でもいいし、ドローンの音でも、なんでもいいから出たいと思っていた。まさかの大変な役をいただいて」と感慨深く語り、続けて「レジェンドの2人がいて、今回は戸田恵子さんもいるんですよ。戸田さんに会うと、いつも犬しかやっていませんから」と某アニメの共演ネタで客席を沸かせた。

20年振りに復活したことにちなんで、復活させたいことを質問され、伊倉は「映画を撮ったら欲が出てきてしまって」とシリーズ化を希望し、神谷も「『ルパン三世』のように、時々帰ってくるようなものになったら嬉しい」と続編への意欲を覗かせた。一方、戸田は「復活させたいことは山ほどあるんですけど、山ちゃんの幸せが……」と山寺に向けて言うと、「素敵な先輩に囲まれて、十分幸せです」と焦りながら返答する一幕も。

フォトセッションで「もっこり~!」とお決まりのセリフで笑顔を見せ、最後の挨拶では「「シティーハンター」はみなさまの支えがなければ、このような劇場版になることもありませんでしたし、今後の展開もないと思います。ぜひこれからも、みなさんのお力をお借りしたいと思います。末永く見守っていただきたいと思います」と神谷が強く呼びかけた。

取材・撮影 南野こずえ

『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』
配給:アニプレックス (C)T.HOJO/N,C
2月8日(金)大ヒット公開中!

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