広瀬すず、小さな希望を信じてみたくなる『片思い世界』完成報告イベント


映画『片思い世界』完成報告イベントが行われ、主演を務めた広瀬すず、杉咲花、清原果耶と土井裕泰監督が登壇した。(2025年3月3日TODA HALL&CONFERENCE TOKYO ホールB)

大ヒット映画『花束みたいな恋をした』から4年。脚本家・坂本裕二と土井監督が再びタッグを組んだ今作に主演するのは広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3名。人気と実力共にトップクラスの3名が奇跡のトリプル主演として坂本裕二の新作脚本に集合した。また、横浜流星、小野花梨、伊島空、moonriders、田口トモロヲ、西田尚美など贅沢なキャストたちが3人の切実な片思いの行く末に寄り添う。本作は悩み迷いながら、それでも誰かを思い続けることを止めない、美咲、優花、さくらの3人。優しさを失うことなく前を向く彼女たちの、まぶしいほどの命の喜びを描く希望の物語である。

現代の東京の片隅。
古い一軒家で一緒に暮らす、美咲(広瀬)優花(杉咲)、さくら(清原)。仕事、学校、バイト、それぞれ毎日出かけて行って、帰ったら3人一緒に晩ごはん。リビングでおしゃべりして同じ寝室で得て、朝になったら一緒に歯磨き。お互いを思い合いながら穏やかに過ごす、楽しく気ままな3人だけの日々。だけど美咲にはバスで見かけるだけの気になる人がいて、そのことに気が付いた2人は…

もう12年。家族でも同級生でもないけれど、ある理由によって強い絆で結ばれている3人。それぞれが抱える、届きそうで届かない<片思い>とは――。

MC 本作は4月4日に公開を控えておりますが、今のお気持ちを聞かせてください

広瀬 この作品が決まってから3人で1回会ったんですね。ご飯を食べに行ったんですけど。その日から2年経ったんだっていうのを今日実感して。なかなか内容を取材で話せないので早く世界にこの作品が届いてほしいなって思いです。

杉咲 こんなに素敵な作品に取り組めれるんだっていう喜びがあったんですけど。もうあっという間で今はこんな冗談を言い合えるような感じになって。素敵な方々とご一緒できてもうすぐそれがお客様の元に届くのかと思うと感慨深いと思います。

清原 ついに公開か…とじんわり胸が温まるような気持ちです。映画が作られることというのは当たり前じゃないな、ということを痛感する中でこの大好きなキャストの皆さんと、監督とスタッフの皆さんと今日ここに立てていられることがすごく嬉しいです。

MC 本作に込められた想いというのはどのようなものだとお感じになっていますか?
広瀬 これ難しいですね…小さな希望というものを信じてみたくなる、そういうものを感じ取ってもらえるんじゃないかな?って。信じてみたくなる作品でした。

杉咲 見ていて苦しくなるシーンもあるかと思うんですけど、見てくださった方が温かいものを受け取ってくださったって感じられるとホッとすると言いますか…そんなものを受け取ってもらえたら嬉しいなって思いますね。

清原 誰かを思う気持ちだったり、場所とかものとか片思い先はそれぞれだと思うんですけど全部優しさに還元されたらこういう作品が生まれるのかなって考えたことがあって。この作品の柔らかさだったり温かさが自分を癒してくれたり、大切な誰かを思う気持ちになっていったらいいなと私は願うばかりです。

イベントの中盤、杉並児童合唱団による映画の劇中歌『声は風』の合唱が行われ、合唱団との久々の再会に3人は感動。美しい歌声に感無量の様子だった。

取材 福井原さとみ

『片思い世界』
4月4日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:東京テアトル、リトルモア
©2025『片思い世界』製作委員会

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