藤森慎吾、小栗旬の登場に汗!『MIRRORLIAR FILMS Season6』公開記念舞台挨拶
映画『MIRRORLIAR FILMS Season6』公開記念舞台挨拶が行われ、『1/96』に主演した藤森慎吾、プロデューサーの伊藤主税、下京慶子と小栗旬監督が登壇した。(2024年12月15日ヒューマントラストシネマ渋谷)
『MIRRORLIAR FILMS』の立ち上げ時、プロデューサーの山田孝之から監督のオファーを受けていたという小栗旬。映画『シュアリー・サムデイ』(10)以来約13年ぶりに『1/96』でメガホンを取ることになった。撮影は2023年11月に秋田市にて4日間にわたり決行。自身も子供を育てる父親という立場から、まず子供に関する作品を構想したという小栗。脚本の三枝玄樹と“子育てあるある”について語っていたところから今作のアイディアが生まれたのだという。
夕方5時。その日の勤務を終え会社を後にした成田(藤森慎吾)。右に曲がれば家族が待つ家に着くが、彼は反対方向へ車を走らせ始める。妻、8歳の女の子、5歳の男の子と暮らす成田は、騒がしい家族に囲まれた家にいると職場より疲れると言い「俺は不自由で窮屈な毎日を過ごしている」と、夜道を走りながら本音を語り始める。「これが俺の人生なんてありえないんだよ。俺はもっとスマートな人生を思い描いてたんだ」といらだつ彼がたどり着く場所はいったいどこなのか。そこへ妻からあるメッセージが届き、物語は急転換を迎える。
主演の藤森は満席の会場を見て「良かった」と安心した様子。「心配しておりました。藤森1人で心細くて」と監督の小栗が同席していないことに不安を感じていたことを吐露した。本作品に主演したきっかけは小栗からのオファーだったという藤森。「小栗さんから最初にお話しもらったときは独身で『子供がいる父親の役で想像つかないかもしれないけどもやってみてくれないか』と声かけてもらったんですけれども。まさか上映の時に自分が父親になったりとか思いませんでした」と喜びを言葉にしていました。
イベントの中盤に会場の来場者参加によるQ&Aが行われると、来場者を装った小栗がサプライズで登場。会場を熱く沸かせた。
小栗の登場に「どういうサプライズ?嬉しい!」と喜ぶ藤森だったが、小栗から「すごく汗かいてる」と言われ「何とか頑張って盛り上げようとしたんだよ!」と憤慨。来場者を盛り上げていた。
小栗は「元々は違う企画で、その企画のお父さん役を藤森さんにやってほしいと思ってた。でも企画がどんどん変わっていく中で引くに引けなくなって」と語り、藤森から「違う選択をしたかった?他にあったかな?って」と追及を受けていた。それに対し小栗は「言っちゃった手前…」と回答。会場を笑わせていた。
取材 福井原さとみ
『MIRRORLIAR FILMS Season6』
公開表記:公開中
配給:アップリンク
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