山﨑賢人の揺るがない強さを絶賛『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』公開直前イベント
『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』公開直前イベントが行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、歌手のLiSA、三木孝浩監督が登壇した。(2021年6月18日 Hareza池袋)
60年の間に渡り人々に愛されてきた、伝説の小説『夏への扉』(著:ロバート・A・ハインライン)。その世界的名作が、舞台を日本に再構築して全世界で初の映画化を成し遂げた。
監督は『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩。主演を務めるのは人気俳優の山﨑賢人。「ピュアで誠実な人柄の山﨑さんが、宗一郎にマッチする」とスタッフ全員一致で主役の宗一郎に決定したのだという。
将来を期待される科学者の高倉宗一郎(山崎)は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。幼い頃に家族を亡くし、ずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大切に思っていた。しかし、人生を賭けていた研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年東京だったー。
MC 三木監督と山﨑さんは山﨑さんの初主演作『管制塔』以来のタッグを組まれたということですが、どんなことを思い出されました?
山﨑 そうですね。三木監督の『管制塔』が僕のデビュー映画だったので。当時は右も左も分からない状態で思い出に残っていることと言えば、三木さんの優しい人柄です。10年経ってご一緒させていただいて、その時には気づけなかった三木さんの監督としてのこだわりとか、それこそ『夏への扉』のテーマにもなっている、あきらめなければ失敗じゃないというような、監督があきらめないで撮り続ける姿勢を感じて。自分もそういうことが分かるようになって大人になったんだな、って思いました。
三木監督 大人に。そうだよね。僕が賢人くんを良いなと思ったのは、青臭さの中に強さがあるというか。揺るがない強さみたいなものがあって。常に物事に対してフレッシュに自分の身一つで乗り込んでいく、ハートの強さがあるなあと思っていました。10年経っても、良い意味での青臭さを失わないでくれているのは、僕はすごくうれしかったですね。
MC 山崎さんから見て、三木監督の現場ならではの雰囲気を感じられましたか?
山﨑 10年前の時も、監督の人柄もあってすごく良い雰囲気の現場だったんですけど、今回の作品は、クランクインする前に事前に手紙をいただいて、『宗一郎をこういう風に描いていきたい』『三木組は楽しむことをモットーとしているから、皆で楽しく作品を作りましょう』って頂いて、本当に素敵だなあって思いました。
舞台挨拶の中盤、本作の主題歌である『サプライズ』をLiSAが熱唱し、山﨑と三木監督はその圧倒的な歌唱力に感動。「本当に最高でした。未来に向かって頑張ろうと思える曲です。ポジティブなメッセージがあるのが好きです」と大絶賛していた。
LiSAは「私は映画が完成したあと楽曲を制作させていただいたので、宗一郎の気持ちをどうやったら映画を観てくださる皆さんにそのまま聞いていただけるかということをすごく考えました」と熱く語っていた。後半ではファンとのオンライントークセッションが行われ、イベントは大いに盛り上がり、温かい雰囲気の中『夏への扉-キミのいる未来へ-』公開直前イベントは幕を閉じた。
取材 福井原さとみ
『夏への扉-キミのいる未来へー』
配給:東宝 アニプレックス
(C)2021映画「夏への扉」製作委員会
6月25日(金)公開