SOPHIA・松岡充、仲良くみせているだけ?『八王子ゾンビーズ』公開記念舞台挨拶



『八王子ゾンビーズ』公開記念舞台挨拶が行われ、山下健二郎、久保田悠来、藤田玲、牧島輝、松岡充、鈴木おさむ監督が登壇した。(2020年7月18日 渋谷TOEI)

2.5次元で活躍するイケメン俳優たちがゾンビ役に挑戦し、独創的かつコミカルな設定で人気を博した舞台の映画化となる本作は、鈴木おさむが監督を務めている。ダンサーの夢を諦めた羽吹(山下健二郎)が、八王子の「希望寺」で修業をしていると、裏手の廃寺で“八王子ゾンビーズ”に遭遇し、満月に向かってダンスをすると成仏できると言う彼らのためにダンスを教えるというストーリー。

公開予定だった6月5日からの延期でようやく公開を迎えたが、羽吹役の山下は同時期に封切られた『今日から俺は!!劇場版』をライバル視しており、「勝ちたいと思います!」と強気な発言で挑発。鈴木監督が注目ポイントを「イケメンのゾンビのアップ」と話すと、周囲から山下の存在を問われ「イケメンゾンビと(山下)健二郎のアップです。ダンスがアップで観られるのがいいですね!」と慌てて付け加えた。

「ゾンビがダンスで成仏する」という設定をはじめて聞いた時の印象を、山下は「正直、意味がわからなかったですね。台本を読んで、すぐに納得できた」と言い、八王子ゾンビーズのリーダー・仁を演じた久保田も「本当に何を言ってるのかわからなかった。台本を読んでこんな楽しいお話になるんだ」と納得したという。

さらには琉斗役の藤田も「え、そんなんやるの?みたいな。でも(鈴木)おさむさんだとわかって、これは絶対大丈夫だな」と振り返ったが、「でも(台本には)ゾンビーズのメンバーはほとんどアドリブで。恐怖しかなかった」と心境を吐露し、「設定を聞いた時、意味がわからなかった。アドリブのシーンは怖かったですけど、最後は感動まであってすごい」とコメントした瀧役の牧島は、人生で初の舞台挨拶ということもあり少し緊張の面持ち。

希望寺の住職・孔明を演じた松岡が劇中歌を担当しているが、経緯について「監督からコンビニに行くような軽い感じで、”これ歌ってみる?歌えるっしょ?歌う人だよね?”と言われて。はい、ちょっと歌えます。と(笑)」と快諾したエピソードを披露した。

また、本編では山下が所属する「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」のメンバーが友情出演していることが明らかになった。モニターで中継が繋がっている別会場にいる観客に向かって「みなさん、気づきましたか?」と山下が問いかけるも反応が薄く、さらには鈴木監督が「(山下)健二郎くんには内緒で撮影したんです。(山下が)観終わった後に聞いても気づいていなかった」とのことで、注意深く探す必要がある。

男子校のようなノリだった撮影現場で、監督から下ネタのアドリブが多かったと暴露された久保田だが、「僕はベストを尽くしたと思ってます。でもカットされている所が多いです」と苦笑い。現場の雰囲気を聞かれた松岡は「仲良く見せているだけで、本当は殺伐としていて。久保田くんとかは目で喧嘩を売ってきて、飲み物もバーンて落とされたり。健二郎くんだけは釣りの話をしてくれて」と話し出すと、事実とは異なっていたようでキャスト陣は爆笑。続けて「こんなことを言い合えるほど、本当に男子校みたいな感じで仲が良かった」とフォローを入れて場を和ませた。

取材・撮影 南野こずえ

『八王子ゾンビーズ』
配給:東映ビデオ
(C)2020「八王子ゾンビーズ」制作委員会
全国公開中!

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