篠原涼子、怒るのも愛情なんだよ!『今日も嫌がらせ弁当』親子試写会



人気ブログから生まれた原作が、実写映画化!『今日も嫌がらせ弁当』親子限定試写会が行われ、主演の篠原涼子が舞台挨拶に登壇し、親子の悩みにアドバイスをした。(2019年6月15日 スペースFS汐留)

八丈島に暮らすシングルマザーのかおりが、娘に作るお弁当を通じて絆を深めていく本作は、反抗期の娘を演じる芳根京子をはじめ、佐藤隆太、松井玲奈、佐藤寛太らが脇を固めているハートフルな物語。

MC 八丈島での撮影はいかがでしたか?
篠原 大自然に囲まれている空間で、10日間だけしかいられなかったんですけど、緑と青空と星空に包まれて、それを日々繰り返していると幸せな気持ちになって。街の人たちも協力的で優しくて。食事ももちろん美味しいですし、また行きたいなと。お子様も楽しめる空間なんじゃないかなと思いました。

MC 完成した作品を観てどうでしたか?
篠原 自分が出ているということよりも、自分がこの作品に携わらなかったとしても観たいなと思える作品だったので、出来上がりを観た時は立て続けに2回観ました。面白すぎてあっと言う間だったので。みなさんが温めて考えて作ってくださった作品が、こんなにも面白くなるんだ、早くお届けしたいという気持ちで。次から次へとどんな展開になっていくんだろうというのが見どころなんじゃないかなって思いました。

MC 役作りはどうやってされましたか?
篠原 今回は、肩ひじ張らずにやらせていただいた方がいいかなって思って。親子の話ですけど、ガチガチに考えるよりも、その時の衝動的な気持ちを大切にしながらやった方が面白いかなと思って。衣装とかメガネとか、原作者のかおりさんに寄せてやるようにしました。

MC 原作者との共通点や理解できることはありますか?
篠原 親という立ち位置と、子供が小さい頃に、接する時間があまりなった時に手紙を書いて枕元に置いたりということは私もやった経験があったりで共通点はありました。

MC 娘役の芳根京子さんとの距離感や、撮影現場での雰囲気は?
篠原 撮影現場はバトルする親子の役で。お会いするのは意外となかったので、距離感がリアルにあったという。もちろん仲はいいですけど、作品のなかに邪魔をしない環境で。彼女が16歳の時から知っているので、娘といったらおこがましいですけど、実際にそういう気持ちでできたので感謝しています。彼女で良かったなって。

MC 親子関係で気を付けていることは?
篠原 コミュニケーションは絶対取るようにしていますね。あと、スキンシップはすごく大切にしていて。昔は触ったりすると喜んでくれたんですけど、最近は「触んないで!」って言われるようになって。反抗期入ってきたな、ちょっと寂しいなと。だから寝ている時にいっぱい触っています。

会場のお客さんから事前に質問を集めた、親子のお悩み相談室が行われた。
Q. 料理が苦手でお弁当が上手に作れません。いつも同じおかずになってしまいます。
篠原 毎日同じおかずでも、気持ちがこもっていれば全然ありだと思いますけど、ちょっと変えたいと思ったら、私は最近、動画レシピサイトを見てアレンジして。参考になるんじゃないかなと思います。おすすめです。

Q. 娘があまりご飯を食べないので、どうしたら食べることを楽しんでもらえますか?
篠原 いっぱい遊ばせる。うちも食べない時があったんですね、運動させると食欲が出てくるみたいで、それをやりましたね。あとは、味付けをその子に合わせたりとか。野菜は炒飯やスムージーにしてごまかしたりしていました。

Q. ママに怒らないでほしい。
篠原 「怒るのも愛情なんだよ!」ってうちもいつも言っていますけど、つい怒りたくなるんですよね。お母さんはきっと、可愛いから怒るんだよ。愛情があるから怒るんだよ。愛情のかたまりだよ。

Q. もうすぐお母さん(40代後半)の誕生日ですが、何をもらったら嬉しいと思いますか?
篠原 美容系がいいんじゃないですかね。健康グッズとか。そのくらいの年代は大歓迎です。意外と、誰にも見せないけど下着とか(笑)身に付けているだけでテンションあがりますから、見えないところのオシャレとか。入浴剤やパックとか、美容関係は喜ぶと思います。

Q. 6歳の娘の好き嫌いをなくすいい方法が知りたいです。
篠原 好き嫌いは難しいですよね。食べるという挑戦をすることが大切なので、野菜だったらハンバーグや炒飯に入れたり、味を濃くしてごまかして食べさせるとか。食べ終わった時に「嫌いなものが入ってたんだよ」って言ってほめてあげる。好き嫌いは私もありますから、無理することはないんじゃないかなと思いますね。

Q. 夫が忙しく、ワンオペ育児に疲れてきました。いいリフレッシュ方法があれば教えてください。
篠原 自分の趣味を見つけるのはいいことだと思う。運動や料理、友達とのランチや映画を観に行くとか。自分に合う楽しくなりそうなものを見つけると、旦那さんが帰ってこなくても、私だってやることあるんだもんみたいな感じになれると思いますし。

MC 作品を観て、どんなことが伝わればいいですか?
篠原 幸せな気持ちになって、心がほっこりして劇場を出ていただけたらそれが一番幸せなことだなと思います。そんなに多くは語りません。そういう気持ちで観れる作品なので、押しつけもしませんし、みなさんも肩ひじ張らず観れる作品になっているんじゃないかなと思います。

MC 6/28の公開が迫っていますが、どんなお気持ちですか?
篠原 3年くらい前から監督やスタッフさんが温め続けた作品を、やっと形にしてお届けできるという思いが詰まった作品だと思います。私も自信を持って、お届けしたいなと思います。

取材・撮影 南野こずえ

『今日も嫌がらせ弁当』
Ⓒ2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
6月28日(金)感動の全国ロードショー

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