NMB48藤江れいな、卒業する山田奈々に主演作品を通してエール!『いつかの、玄関たちと、』初日舞台挨拶
ある小さな町に住む女子高生と平和に暮らす家族の前に突然、歳の離れた姉とその娘が現れることで家族の過去想いや葛藤を描いていく本作。主演の藤江れいな(NMB48)、共演の橘麦、木下ほうか、山村美智、勝尾麻結奈、五十嵐康陽、森田哲矢(さらば青春の光)、阿藤 快、監督の勝又 悠が登壇した。(2014年10月18日 テアトル新宿)
会場は立ち見が出るほどの超満員で登壇者が現れるやいなや「れいな~」という太く力強い愛にあふれたファンの掛け声が飛び交った。
本作ではあまり気持ちを表に出さない女子高生・あやめを演じている藤江だが“家族”というテーマの本作において、役柄と自分の共通点を聞かれると「家族に対する想いだったり、家族のことを本当に大好きという思いは役柄と同じ」だと語った。
また「家族というテーマではあるんですが主人公である、あやめが成長していく物語でもあるので、違う環境でこれから頑張るぞって思っている人にも観てもらいたい」と語った上で、10月15日に卒業を発表したNMB48の山田奈々にこの作品を観てもらいたいと、新しいステージに立とうとしているメンバーを応援するコメントも飛び出した。
劇中では二人の娘を暖かく見守る父と母を木下ほうかと山村美智が演じている。
娘役二人の印象を聞かれた木下は「撮影はちょうど一年前なんですが…すごく違和感があるのはこの茶髪なんです。黒髪の方がいいんですよ。」と本当の父親のように藤江の茶髪姿を愛おしさ半分、悲しさ半分というような複雑な表情でコメントしていた。
本作は、一貫して少年少女の成長や葛藤を描き続ける勝又監督の長編5作目となる作品。「まだ家庭をもったことのない身としては非常に生意気かもしれませんが、憧れなんかをいっぱい詰め込んだ作品となっています。ぜひ多くの人に観ていただきたいです。」と“家族”というテーマを中心に描かれる本作への想いを語った。
また、勝又監督が過去作で受賞経験のある小田原映画祭の実行委員長を務める阿藤が「なかなかいい映画撮る奴なんです」と賛辞をおくる場面も…勝又監督の今後の活躍にも期待できる舞台挨拶となった。
取材・スチール撮影:ユウイチロウ、南野こずえ
【ストーリー】
ある小さな町に住む女子高生・大塚あやめは卒業後は東京の専門学校への進学をきめている。ひょうきんな父と母の愛情を一身に受け育ってきた日々。しかしある日18年間絶縁状態だった歳の離れた姉とその娘が現れる。あやめだけが知らなかった、“はじめまして”の家族の出現にあやめは家族から距離を置くようになる…。
『いつかの、玄関たちと、』
キャスト:藤江れいな、橘麦、木下ほうか、山村美智、勝尾麻結奈、五十嵐康陽、森田哲矢(さらば青春の光)、円城寺あや、松尾貴史、阿藤快、松原智恵子
10月18日(土)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ小田原 他全国順次公開 ©2014「いつかの、玄関たちと、」製作委員会
公式サイト http://itsugen.jp