須賀健太、全身剃って海パン姿で登場!『スイートプールサイド』初日舞台挨拶
『惡の華』の人気漫画家・押見修造氏の初期傑作を、『アフロ田中』『自分の事ばかりで情けなくなるよ』等の若手監督・松居大悟が実写化。毛のない男の子と毛深い女の子の青春剃毛映画『スイートプールサイド』が初日を迎え、須賀健太、荒井萌、松居大悟監督、押見修造(原作)が舞台挨拶を行った。(2014年6月14日 新宿ピカデリー)
サプライズで須賀が海パンとゴーグル姿で登場。大きな歓声と拍手が沸き起こった。
毛が生えてこないことに悩む高校1年生、ツルツルの主人公・太田年彦役を演じた須賀は「4歳からこの世界にいますが、その中でも一番変わっていて、いい作品に巡り合えたと思っています」との思いを語り、荒井は「夏にぴったりの青春映画です!」と太鼓判。また、原作者の押見は『何回見てもドキドキして、いたたまれない気持ちになります(笑)漫画を描いているとダイレクトに反応を見ることができないので、多くのお客さんの反応がたまらないです!」と喜びをあらわにした。
MC:本作は「毛」という、切実なコンプレックスに悩む高校生が、悩みを共有することで、ヒミツの関係を築いていく姿を描いていますが、なかなか珍しい作品かと思います。太田という役を演じてみていかがでしたか?
須賀:撮影のとき監督に言われて、全身剃りました。髪の毛以外、見えないところも剃りました(笑)実は今日も全部剃ってきました!風呂場で1年ぶりに剃ったんですけど、カミソリ負けはしませんでした(笑)そのくらい、この作品にかける思いがすごいということなんです!
MC:荒井さんは実際須賀さんと高校のとき同じクラスだったと伺いましたが、やりやすかったですか?
荒井:キスをせがむところなど、最初は恥ずかしかったです。普段の姿しか見ていなかったので、逆に仕事をしている姿を見られて照れてしまいました。
MC:須賀さん、剃るシーンを演じてみていかがでしたか?
須賀:緊張しました。自分で剃るより、人の毛を剃るほうが緊張しますね。傷つけちゃいけないとか、優しくしなきゃとかすごく思いました。でも剃る前は緊張したけれど、剃ってるときの感覚は面白くなってました(笑)
MC:先月にミラノで行われた映画祭にて、サッカー日本代表の長友選手とお会いになったそうですが、長友選手とはどのようなことをお話されましたか?
松居監督:僕より1歳年下なのに、まずびっくりしました。「20代で映画監督なんてすごいですね。長友です。よろしく」と挨拶されて、いや、あなたのほうが凄いから!って。ツーショット写真を撮ってもらうとき、腰に腕をぐっと回されて、スターってすごいなって思いましたね(笑)。映画も「面白そうだね」と言ってくれました。
MC:この映画が海外の人たちにも受けている状況を聞いてどう思いますか?
須賀:映画祭、僕も行きたかったのに呼ばれなくて…(笑)毛の悩みって国を超えるんですね。
松居監督:身体的な悩みって日本だけじゃないんだなって。この映画、いける!って思っちゃいました。
荒井:毛って世界共通の悩みだと思ったら、この映画すごいなって思いました。
押見先生:笑って見てくださったと聞いて、うれしい気持ちです。こういう思春期の通過儀礼的なものって世界共通なんだなと実感しました。
MC:最後に、須賀健太さん、一言ご挨拶お願いいたします。
須賀:ここからは皆さんのお力をお借りして、たくさんの人に見てもらえるよう願っています。自信をもって僕の代表作だと言える作品です。お友達やご家族を誘って、ぜひもう一度見に来てください!
松居監督:小さい規模の映画で、現場は手作り感満載でやっていました。満員のお客さんに見てもらえてうれしいです!ネットや口コミで、人の力でムーブメントを起こせればと思っています。お力ぜひお貸しください。よろしくお願いします!
取材・スチール撮影 南野こずえ
【ストーリー】
男子なのに毛が生えないことに悩む高校1年生・太田(須賀健太)は同じ水泳部の毛深い女子・後藤綾子(刈谷友衣子)をひそかにうらやましく思っていた。ある日の放課後、部室で綾子に呼び止められた太田は、とんでもないお願いをされてしまう。「太田くん・・・私の毛を剃ってくれない?」
毛に悩むふたりのヒミツの関係がこの瞬間からスタートした・・・。
『スイートプールサイド』
出演:須賀健太、刈谷友衣子、松田翔太、谷村美月、木下隆行、荒井萌、落合モトキ 他
監督・脚本:松居大悟 原作:押見修造
配給:松竹メディア事業部 (C)2014松竹株式会社
公式HP:http://sweetpoolside.jp
新宿ピカデリー他 全国上映中!