『アンライバルド』
― 3人の想いが交差するとき、新たな夢がはじまる ―
2012年3月10日(土) 調布映画祭にてプレミア上映!
【作品が誕生した経緯】
中島央監督が代表を務める、株式会社スーパーフィルムメーカーの『あなたの人生を映画化します』という、今まで例を見ない画期的な映像プロジェクトの第一弾。出演する子供たちは、全国のペガサス学習塾に通う生徒の中から、夢への想いが特に強かった3人が主演に抜擢された。
『アンライバルド』(英語で無敵の意味)は「何も恐れず、夢に向かっていく子供たちの姿こそ“無敵”という言葉が最もふさわしいのではないか」という中島央監督の想いが込められている。
【ストーリー】
3 人の子ども達の、とある日常生活を切り取ったストーリー。
ナナの夢は女優。ケンイチの夢は俳優。マサヨシの夢は漫画家。
ナナとケンイチは友人で、いつもオーディションを受けては不合格。マサヨシも周囲のドリームキラーの影響で心が折れてしまいそう。ある時、マサヨシとナナ、ケンイチはひょんなキッカケで出会う。
マサヨシはナナとケンイチのことを漫画にすることにした。漫画の中では2人はオーディションで拍手喝采、幸せそうにしている。そんな漫画を第一話、二話、三話・・・とマサヨシは書き続ける。
ただただ、楽しかった。
しかしある時、マサヨシは父の仕事の都合で引越しをしなければならない事態に。漫画家としての第一歩を踏み出したマサヨシ、女優志望のナナ、俳優志望のケンイチはマサヨシの引越しをきっかけに、3人は夢の階段を上る―――
中島 央監督より、独占コメントをいただきました。
Q. 初めて演技をする子供たちを指導をするにあたって、どのような言葉をかけましたか?
今回の映画は僕にとって初めて、プロの俳優ではない、今までに一度も演技をした事のない俳優と仕事をする事が最大のチャレンジでした。さらにその相手が大人ではなく、子供たち、となると…(笑)でも反面、非常にやりやすかった面もあります。今まで演技をした事がなかったからこそ、変な癖がなく、まさしく文字通りゼロから脚本を読んで、みんなで一緒に演技を組み立てていく事ができたのです。
子供たちに何度も伝えたのは、「演技をしようとするな。キャラクターが思っている事を心で感じ、そのまま、流れるままに言葉に出す事。」セリフとセリフの間に自分が感じるままに““間”を作る事によって、普段、話してるようなリアリスティックなリズムが生まれます。「演技をしようとしない事が一番良い演技となる。」この言葉は文字にすると、非常に矛盾しているようですが、これはまさしく映画における演技にとって真実だと、僕はいつも思っています。
Q. 本作品が出来上がるまで、特に苦労した点はどのようなところですか?
一つ選ばないといけないとしたら、編集でしょうか(笑)この作品は、子供達が演技未経験者であったため、演技に頼る物語は作れないと予期はしていました。ですが、映画のクオリティーが落ちたら言い訳になってしまいます。とにかく魅力的な映像を積み重ね、映画的エモーションで押す物語を作ることは、僕自身に定めていた絶対的なルールでした。
もう一点は、とにかくサウンドトラック制作には強くこだわり、結果として何曲もの素晴らしいエレクトロニック・ミュージックのトラックを作る事ができました。
Q. これから作品を観ていただく方々に、一言お願いします。
本作品に出演する3人の完全に素人の子供達の「映画に出たい!」というシンプルな夢から生まれた物語です。そして実際に一本の映画ができてしまった…。言葉にすると簡単ですが、ミラクルな出来事だと思っています。
子供達が映画の中で精一杯見せるパフォーマンスを楽しんでほしい。そして何よりも、そんな3人が無我夢中で夢を追ってかけまわる姿を見てほしい。その彼らのアクションは、同年代の子供達だけでなく、大人達にとっても、とても元気づけられ、勇気づけられるものであるからです。
中島 央監督の新たな挑戦!『子供たちと映画製作』
『アンライバルド』の制作発表が行われた時のレポートはこちら。
『アンライバルド』
キャスト:マサヨシ(マサヨシ役) 稲谷奈々(ナナ役) 矢景賢一(ケンイチ役)
監督・脚本・監修:中島 央
プロデューサー:立石 賢司 総合プロデューサー:高岸 実 鈴木 徹 製作総指揮:田中 俊英
制作:株式会社スーパーフィルムメーカー、株式会社NKL、
株式会社ペガサスプランニング 株式会社P&H ©株式会社スーパーフィルムメーカー