園子温監督の最新作『ヒミズ』、ヴェネチア映画祭へ!



映画『ヒミズ』が、第68回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品決定!

2011年8月31日(イタリア現地時間 )より開催となる『第68回ヴェネチア国際映画祭』にて、園子温監督の最新作『ヒミズ』が、コンペティション部門に正式出品!

ヴェネチア国際映画祭は、カンヌ、ベルリンとともに、世界3大映画祭のひとつにあげられる、世界的に権威ある映画祭。2009年『愛のむきだし』ベルリン国際映画祭出品、2010年『冷たい熱帯魚』ヴェネチア国際映画祭出品、2011年『恋の罪』カンヌ国際映画祭出品と、作品を発表する度に、世界の映画祭から高い評価を受け続けている園子温監督が、世界3大映画祭のコンペ部門への出品は、今回が初めての快挙!満を持して最高賞の金獅子賞受賞への期待も高まっている!

『ヒミズ』は、2001年より、ヤングマガジンで連載された、古谷実の原作コミックの実写映画化。ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で人気を博した古谷が作風を一転し、若者の暗部を抉るダークなストーリーに挑戦した、衝撃の問題作。園子温監督が原作ものに挑むのは、今回が初となる。メインキャストは、その演技力が高い評価を受け、数多くの映画、ドラマに出演する染谷将太、二階堂ふみという若手の2人。日本の若者の心の闇を描いた問題作の実写化した映画を、世界がどのように評価するのか?

尚、今回の決定を受け、園子温監督は、映画祭公式上映に参加し、レッドカーペットに立つ予定。

園子温監督のコメント
今回、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選ばれて光栄に思います。撮影の前に、大震災、原発事故が起きて、それまで書いていたシナリオを書き変えなくては、ならなくなりました。どうしても、今、この現実を映画の中に取り入れて、撮っておかなくてはいけないと思いました。たった今、目の前で起きている本当の世界に即して、映画を撮るというのは、非常に生々しく、大変な事でありました。これは恐ろしい現実と向かい合う少年と少女の物語です。

染谷将太のコメント
ヴェネチアのコンペに呼んでいただき,大変名誉であり,大変嬉しい気持ちです。現場中は見えない魔物と戦っていて常に興奮していました,その興奮がこの喜びの興奮に繋がったことに感動しています。国をこえてまで1人でも沢山の方々にみていただけたら幸せです。

二階堂ふみのコメント
とても大変な撮影でしたが、茶沢としてこの作品に参加することができてとても幸せでした。監督、共演者、スタッフ皆さんの魂が詰まった作品です。

【ストーリー】
あの衝撃の超問題ベストセラーコミックが、まさかの映画化!
これぞ、全青少年必見の青春残酷エンターテインメント!
2012年、誰も観たことがない、全く新しい青春映画が誕生する。覚悟せよ―。

住田祐一、15歳。願いは、「普通」な大人になること。茶沢景子、15歳。夢は、愛する人と守り守られ生きること。そんな2人の日常は、住田が起こした、ある事件をきっかけに一変する。
絶望と狂気に満ちた、壮絶な物語が今、幕を開ける―!

作品情報『ヒミズ』
公開情報2012年春 シネクイント他全国順次ロードショー
監督園子温 原作:古谷実「ヒミズ」
キャスト染谷将太 二階堂ふみ 渡辺哲 吹越満 神楽坂恵 光石研 渡辺真起子 黒沢あすか でんでん 村上淳
配給ギャガ株式会社
公式HPhttp://himizu.gaga.ne.jp/
 ⓒ『ヒミズ』フィルムパートナーズ

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