阪元裕吾監督、某女優にドタキャンされて『黄龍の村』トークイベント



2021年10月9日、『黄龍の村』のトークイベントが、池袋シネマロサにて開催された。登壇者は阪元裕吾監督、海道力也(村長役)、藤井愛稀(莉子役)、秋乃ゆに(遠藤なごみ役)、イベントでMCを務めた伊能昌幸(梶原健人役)の5人。

『黄龍の村』は、25歳にして映画祭で数々の受賞歴がある阪元監督が手掛けた、新しいタイプのスラッシャーホラー作品。龍切村に迷い込んだ8人の若者に襲いかかる惨劇が描かれている。

伊能から「撮影時のおもしろエピソードはありますか?」と話を振られた海道は「僕の後輩の話なんですけど」と、村人役の陸野銀次郎について語り出した。

「僕が靴下を脱いでいたんですね。そしたら足が寒くなって。そのとき銀次郎君が、『兄貴、靴下いりますか? 三日洗ってないんですけど』と言ってきたんです。そんなのいるかーって!?」

「僕もその会話を横で聞いていました」という伊能は、「さすがにビックリして引き笑いしか出ませんでしたよ」と振り返った。

藤井はウメモトジンギとの共演シーンが印象に残っているという。

「お会いしたことがなくて、めちゃくちゃビビって現場に入ったんです。でも、ご本人は凄く優しい素敵な方で安心しましたが、撮影中は緊張して怖かったです」

「今まで言ってなかったんですけど……」と語り始めたのは秋乃。
「私、遠藤なごみ役なんですけど、その役が決まったのが撮影が始まる1週間ぐらい前だったんです。たまたま阪元監督に会ったときに、『降板した女優がひとり出て、困っているんですよ』と言われて」

阪元監督は「そうなんです。ひどい話なんです。撮影の半年前から企画書を送って、出演予定だった某女優さんがドタキャン。信じられないことで、暴挙ですよ」と呆れ顔。

秋乃は「そんなこともあるんだと驚いていたら、『ゆにちゃん、出ます?』と監督に言われたので、そんなのアリなんですか。いいですよと言って決まったんです」と、突然のオファーを喜んだという。

阪元監督はトークショーの間、「昨日から公開の某作品に、その某女優が出演していて」を連呼。今も納得していない様子だった。

取材・撮影 シン上田

『黄龍の村』
配給 ラビットハウス
©2021「黄龍の村」製作委員会
池袋シネマロサ、大阪第七藝術劇場にて公開中

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