間宮祥太朗、伏線回収なしの出演に続編を期待!『東京リベンジャーズ』公開記念舞台挨拶
熱い友情を描いた人気マンガ「東京卍リベンジャーズ」を実写映画化した『東京リベンジャーズ』の公開記念舞台挨拶が行われ、北村匠海、山田裕貴、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮が登壇した。(2021年7月10日 新宿ピカデリー)
ニュースで元彼女のヒナ(今田美桜)が死んだことを知った、うだつがあがらない青年・タケミチ(北村匠海)は、バイト帰りに駅のホームで何者かに背中を押されて線路に落ちた瞬間、一番イキがっていた高校時代になぜかタイムリープしてしまう。ヒナの死に『東京卍會』が関わっていることを知ったタケミチは、その未来を変えるため、そして自分を変えるために人生のリベンジに向けて立ち上がろうとする!仲間との熱い絆やメッセージが刺さる青春ストーリーとなっている本作。
過去にタイムリープして現在の出来事を変えようとする主人公・タケミチ役の北村は「何度も撮影が止まり、公開が延期になり、やっとみなさんのもとに届くことを嬉しく思います」と無事に公開を迎えられた喜びを語った。
「撮影自体は3日だったんですけど、こんなに白い服を着てしまって申し訳ない」と笑いを誘った間宮は、劇中での登場シーンはわずかだが、謎に包まれたキサキを演じており、東京卍會のトップであるマイキー役の吉沢は「この作品のシンプルな熱量がもっともっといろんな人に広がって日本を盛り上げていける作品になれば嬉しいなと思います」と呼びかけた。
「自身が演じた役で一番エモいシーン」を問われると、タケミチの仲良しグループ「溝高と過ごした時間」を挙げた北村。芝居合わせ後に(自粛前だったので)昼から飲みに行ったり、家に招待したりとプライベートでも交流を深めていたといい、「溝高のメンバーが駆けつけてくれるあの姿は泣けました」とシーンを振り返ると、「すごいオシャレな家で。かわいい雑貨やレコードが置いてあって」とアッくん役の磯村が北村の自宅をバラしだす一幕も。
東京卍會のナンバー2・ドラケンを演じた山田は「マイキーが『心配かけさせやがって』ってところがエモいっすよねー」と話すと北村も「すごいかっけーと思った」と共感。照れくさそうに吉沢が「あそこはヤバいっすね。その前のシーンとのギャップを意識した」と自身でも認める魅力的なシーンとなっている。
タケミチの元彼女・ヒナ役の今田は「『だったら頑張って10年後も私と一緒にいて』とタケミチに向かって告げるシーンにグッときた」と話し、そのセリフを言われた側の北村は「幸せでした。とても幸せでした」と噛みしめた。
キヨマサを演じた鈴木は「僕に対してはエモいシーンは一切ございません。エグいシーンは沢山ありましたよね。ケンカ賭博でお金を数えているところですかね」と苦笑い。タケミチが倒さなければならない強大な壁として悪に徹したと胸を張った。
クールな印象があるミツヤ役の眞栄田は、東京卍會の集会のシーンを振り返り、役作りについて「見た目の説得力は大事だと思ったので、体を絞ったり髪を染めたりして原作を尊重して近づけるようにした」と語り、さらには間宮が「(眞栄田)郷敦は毎回衣装が煌びやか」と褒めちぎった。
敵対する愛美愛主(メビウス)に所属するハンマ役の清水は「僕が出てているのは15秒くらいで。3か所くらい。それCMなんで」と出演時間が短いことを自虐。間宮も「僕と(清水)尋也はこの映画に出ていることがエモい。どの映画でも伏線って回収されるじゃないですか。伏線だけなんですよね、まだ。種まきっぱなしなので、続編を願いながら出たという意味でエモい出演だった」とキサキとハンマの出演が続編で回収されることを期待していると訴えた。
吉沢演じるマイキーが落とした学ランをドラケンがサッと渡すシーンを挙げた吉沢は「マイキーとドラケンの関係性がめちゃくちゃ出たなと。撮影の時に個人的にエモくなってました」と名コンビならではの自然な瞬間にも思えるが、その答えに対して山田はアドリブだったことを明かしつつ「吉沢亮が密かにエモく感じてくれて。今エモくなってます」と喜びのコメント。
最後に北村が「今とても必要なメッセージが詰まっている作品だと思っていて。過去にタイムリープはできないけれど、タケミチが過去を変えて現在を変える勇気を出したように、いま悶々としている世の中で、僕らもみなさんも同じスタートラインにいると思います。みなさんの勇気のひとつになってくれたらいいなと思います」と思いのたけを述べて締めくくった。
取材・撮影 南野こずえ
『東京リベンジャーズ』
配給:ワーナー・ブラザース映画
©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
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