伊勢谷友介、濃厚キスシーンはGACKTのせい!『翔んで埼玉』初日舞台挨拶



すさまじい埼玉ディスが詰め込まれた問題作『翔んで埼玉』の初日舞台挨拶が行われ、主演を務める二階堂ふみとGACKTをはじめ、伊勢谷友介、京本政樹、武内英樹監督が登壇した。(2019年2月22日 丸の内TOEI)
この作品は「パタリロ」で知られる鬼才・魔夜峰央が発表したセンセーショナルなギャグ漫画。「地方ディスもの」の先駆けとして、カルチャー史にその名を刻んでいる。

MC まずは二階堂さん、劇中では男性の役柄を演じていらっしゃいますけれども、本作へご本人のご理解であったり、寄り添い方というものはどういうものがありましたか?
二階堂 そうですね。原作の世界観が凄く強いものだったので、とにかくその強さを失わないように、あとはもう話自体が性別であったり年齢みたいなものを全て超越しているような作品ですので、あまりそこにはこだわりすぎず、でもちゃんと男の子としてみていただけるように努力させて頂きました。

MC 伊勢谷さん、結構驚いていらっしゃいましたよね。
伊勢谷 そうですね。GACKTさん、そういえば高校生だったんですね、と思って。
GACKT そこに触れなければサッといけたところを!そこは触れちゃいけないとこですよ。

MC GACKTさんは二階堂さんと共にたくさんのプロモーション活動を今日までされていましたけれど、本日無事に公開を迎えられて、どんなお気持ちですか?
GACKT 僕は一年間に五本しかテレビに出ないと決めているんですけど、五年分は出たかな、と思っています。なのでここから五年はしばらく休みたいと思います。

MC それでは続いて伊勢谷さん、今まで数々の役柄を演じていらっしゃいますが、今回は一味違いまして、なかなか今後巡り会えないであろうキャラクターだったと思うんですが、振り返ってみて印象に残っているものはありますか?
伊勢谷 印象に残りまくりですね。色んなことが。だんだん撮影が進んでいくと無かったシーンが急に出てきたんですね。それが、なんか妄想中に僕がGACKTさんとチューするっていう。いやあもうびっくりですよ。役者人生の中でまさかね…。

MC 無かったシーンなんですか?
伊勢谷 無かったですよね。(監督を見る)
武内監督 もともとなかったんですけど、GACKTさんの提案で… BL感が出るんじゃないかって。
伊勢谷 全部GACKTさんのせいなんですよ!
GACKT それは言わない約束ですよ。こういうの、公私混同っていうんですよね。僕がどうしても伊勢谷くんとチューしたいっていう。

MC 伊勢谷さん、キスシーンというのはどのような感じでしたか?
伊勢谷 いや、あえてそこのディテール聞きます?
武内監督 一週間抵抗してましたよね。
伊勢谷 いや、まあ、なんていうか、僕は女性が好きなので…僕の杖の逆側でGACKTさんの胸をギュッて押さえるんですけど、胸が大きくていらっしゃって…乳首がぎりぎり見えているな、と思いながらチューさせていただいたことを覚えています。

MC 今までプロモーションで「日本埼玉化計画」を実施して参りましたが、二階堂さん、埼玉の印象は変わりましたか?
二階堂 もともと埼玉って映画のロケやドラマなどで行かせていただいていて、凄く懐の深い場所なんだなって思っていたんですけど、先日県知事の元へ映画のご報告に行った際もご公認をいただいたので、良かったなというか。こういう映画も受け止めてくださる、本当に寛大な場所なんだな、とより好きになりました。

真摯に埼玉愛を語る二階堂だったが、最後にMCより締めの挨拶を求められると「私自身初挑戦のことも沢山あり、こんなにも個性豊かな方々が集まる現場は初めてで。私は上手くできているのだろうか、私の個性はちゃんと発揮されているんだろうかと。一番まともだと思ったので。自分が」と本音をポロリ。GACKTに「それディスってる?」と突っ込まれ「初日なんで。プロモーションなんで」と焦る一幕も。二人の仲の良さが伺える、楽しい初日舞台挨拶となった。

取材 福井原さとみ

『翔んで埼玉』
2019年2月22日(金)全国ロードショー

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