屋久島を舞台にしたコメディ!『東京ウィンドオーケストラ』プレミア上映舞台挨拶
『東京ウィンドオーケストラ』の先行プレミア上映が「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016(カリコレ2016)」にて行われ、主演の中西美帆、松木大輔、水野小論、星野恵亮、川瀬絵梨、遠藤隆太、及川莉乃、青柳信孝、嘉瀬興一郎、松本行央、武田祐一、坂下雄一郎監督が舞台挨拶に登壇した。(2016年8月7日 新宿シネマカリテ)
本作は『神奈川芸術大学映像学科研究室』の坂下雄一郎監督の商業映画デビュー作であり、『滝を見にいく』『恋人たち』に続く、松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画製作プロジェクトの第3弾。世界遺産である屋久島を舞台に、有名オーケストラと間違われて島にやってきたアマチュア楽団員を、本物のトップアーティストとして騙し通そうとする役場の女性職員の騒動を描いた、ハート・ウォーミング・コメディ。
Q.ご挨拶をおねがいします。
中西 一般公開が初めてなので、ドキドキしながら今日を迎えました。
坂下監督 初のお披露目で不安で・・・。こちら側(登壇者)の人数の方が多かったらどうしようかと思っていましたが来て下さって感謝します。
Q.屋久島の印象はどうでしたか?
中西 一度は行ってみたいなと思っていたので、この作品通して行けて嬉しかったです。雨が多いのですが、雨が降れば降るほど浄化されていくような感覚がありました。
Q.撮影の裏話や苦労したところはありますか?
中西 自転車のシーンがあって、自転車に乗れないことを監督に相談したら「ゆっくりこぐだけなので大丈夫」と言われたんですけど、本番では「全速力でこいでください」と言われて。なんて鬼なんだろうと思いました(笑)
及川 ホテルと撮影現場の往復2時間が辛かったです。朝早くから夜遅くまで撮影なので、最終日は栄養ドリンク剤を飲むくらい大変でした。屋久島は本当にいい空気で、仙人が住んでいるんじゃないかと思うくらいでした。
Q.撮影中、監督がOKを出してもなかなか笑わないと出演者が不安になっていましたが…
坂下監督 心の中ではOKだと思ってやってましたが、顔に出ないのでそう見えただけで。本心は素晴らしいと思いながら撮っていました。
Q.楽器の練習はどのくらいしましたか?
川瀬 1ヶ月くらい、スタジオで週2~3回みんなで練習していました。
Q.役を演じての感想は?
中西 個人的に役者として悩んでいた時期だったんですけど、今振り返ってみると、自分にとってターニングポイントになる作品だと思います。一度も笑わないという役がはじめてで、笑わないストレスはありましたが楽しかったです。
Q.2017年1月に公開ですが、意気込みを教えてください。
中西 初主演で、思い入れのある作品になっています。長く愛される映画になるよう祈っています。
武田 優しく面白い映画だと思うので、ツイッターやフェイスブックで広げていただけたら嬉しいです。
青柳 老若男女が楽しめる作品になっていると思います。
及川 観終わったあとに「また明日から頑張ろう」と思える作品になっていると思います。公開規模が小さいので皆様のクチコミが頼りです。
松木 寅さんの流れをくむ、松竹らしいライト・コメディです。僕らの将来がかかっていますので、宣伝お願いします。
星野 これを最後にさせないように、必死で臨んだつもりです。色んな人に観ていただけるようご協力お願いします。
松本 初めて映画に出させていただきましたが、想いや愛情が深まった作品なので、多くの人に観てもらいたいです。
嘉瀬 観た方の気持ちが温かくなったり、笑顔になってもらえれば有り難いと思っています。
水野 「やりたいんだ」ということが伝わる映画になったらいいなと思いました。
遠藤 この映画がキッカケで、屋久島に行ったという人がいたら嬉しいです。
取材・スチール撮影 南野こずえ
『東京ウィンドオーケストラ』
©松竹ブロードキャスティング
2017年1月 新宿武蔵野館ほか全国順次公開