有村架純、より深く愛していきたい『夏美のホタル』初日舞台挨拶
人を想う気持ちの温かさを描いた『夏美のホタル』の初日舞台挨拶が行われ、主演の有村架純、工藤阿須加、光石研、吉行和子、森沢明夫(原作者)、廣木隆一監督が登壇した。(2016年6月11日 新宿シネマカリテ)
MC まずは、みなさまにご挨拶をお願いします。
有村架純 みなさん、朝から優しい気持ちになれましたか?人と人との繋がりを描いている作品なので、今日一日を穏やかに過ごしていただけたら嬉しいです。
工藤阿須加 本当に人と人との繋がりの大切さを思い出させてくれる、優しい映画になっています。
光石研 温かい気持ちになっていただけたでしょうか?ご家族に宣伝していただいて、多くの方に観ていただきたいと思っています。
MC 本作のキャッチコピー「出会ってくれてありがとう。思いを繋ぐ物語。」にちなみ、人生の先輩から、有村さんと工藤さんに想いを伝えてください。
光石 工藤君は本当に真面目な方で、ふざけた人が真面目にしてもメッキはすぐにはがれるものです。工藤君の芯からの真面目さは、かけがえのないものだと思います。いつまでも忘れずに俳優生活を送ってください。それから、お父さん役には光石研で(笑)
吉行和子 2人とも素敵で、すごく自然でいいです。色んな役をやって、たくましくなって欲しいと思います。
工藤 自分で言うのもなんですけど、真面目だけが取り柄でして。ひとつのことに集中するタイプなので、光石さんの言葉を胸に、これからも頑張っていきたいと思います。そして、父親役は光石さんにお願いしたいと思います(笑)
有村 直接言葉をいただく機会がないので、すごく嬉しいです。現場では、皆さんのその場の空気を巻き込む力が素晴らしいので、自分もそうなれるように、勉強させていただきたいです。
森沢明夫 人間は経験でしか成長できない生き物なので、浴びるように本を読んで欲しいです。本は主人公の人生を経験できることになり、100冊読めば、100人分の人生を経験できます。それをやったかやってないかで、人間の心の成長に大きな差が出ると思うので、今後の俳優生活に活かしてほしいと思います。
廣木隆一監督 今のまま、役者を続けていってください。監督は僕で(笑)
MC 本作を撮り終えて、家族に対しての考え方が変わりましたか?
有村 親が子供をどう思っているのかを再確認できました。私は、親とは離れて暮らしていますが、分からなかったことも分かるようになってきたつもりです。親をより深く愛していきたいなと思えたし、親もこの作品を観ると、子供を愛したいと思うのではないかなと感じました。
本作を観て、家族の繋がりや、人と人との愛情の深さを感じていただけたら嬉しいです。
取材・スチール撮影 南野こずえ
『夏美のホタル』
写真家になる将来の夢と、恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる、通称・地蔵さん(光石 研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに―――。
出演:有村架純 工藤阿須加 淵上泰史 村上虹郎 中村優子 小林薫 光石研 吉行和子 監督:廣木隆一
ⓒ2016「夏美のホタル」製作委員会 6月11日(土)全国ロードショー