美に効く映画【サプリ】Vol.4『セントラル・ステーション』


美魔女ライター 藤井まゆみ『美に効く映画【サプリ】』

最近 “泣いている”だろうか?感動した時など、さまざまな場面で流す「涙」。実は、”泣く”という行動は、悪い「ストレス」物質を体内から排出し、すっきりと心を癒してくれる効果があるという。”美”を保つには、まず初めに、ネガティブな「ストレス」を溜めてはいけないのである。筆者の”ストレス解消法”の一つにも、「映画を観て泣くこと」があるくらいだ。

今回は、1998年公開のブラジル映画「セントラル・ステーション」をご紹介。リオの中央駅で手紙の代筆業を営む元教師の老女。人に対しての “優しさ”のかけらもない、「無」を露わにした性格の持ち主である。「手紙を代筆してほしい」という客の依頼に、騙して金を稼ぐだけの人生。この主人公は、1人の孤独な少年と出会い、徐々に「心」を取り戻していく。

今では、”泣ける映画”の代名詞となった「ニューシネマ パラダイス」同様、大人と子供の関係性を描いた作品には、”泣ける”要素が満載だ。大人と子供 では、”人としての考え方”は異なる。しかし、年齢は違えども「互いに学んでいこう!」という、前向きな”心の通い合い精神”を描いた作品に、こちら観客の心はグッと掴まれてしまうものだ。

『セントラル・ステーション』は、”背丈”も “年齢”も”性格”も揃わない2人の凸凹な「やり取り」に”癒し”効果が得られる作品。”泣ける映画”セレクションに1本、ぜひ大切にしていただきたい。

ライター 藤井まゆみ (モデル・オスカープロモーション所属)

第1回国民的美魔女コンテスト・美肌美魔女賞・受賞。
『美ST』のTEAM美魔女として多方面で活躍する一方、LAの留学を経験するほどの大の映画好きと知識の豊富さを活かし、映画ライターとしても活動。
“映画を見て美しくなろう”をコンセプトに、美に効く映画を処方します。
ブログ http://bimajo.jp/blog/fujii/index.html
藤井まゆみのビューティシネマ ジャーナル http://ameblo.jp/mayumi-fujii/

『セントラル・ステーション』
出演: フェルナンダ・モンテネグロ, マリリア・ペーラ, ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ
監督: バルテル・サレス

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