斎藤工、続編で「ハミ子にしないで」『パディントン2』公開記念舞台挨拶
全世界328億円越えの大ヒットを記録し、日本でも2016年に公開された『パディントン』。待望の続編がついに公開!『パディントン2』公開記念舞台挨拶が行われ、日本版ボイスキャストの松坂桃李、古田新太、三戸なつめ、斎藤工が登壇した。(2018年1月20日 TOHOシネマズ新宿)
イギリスの作家マイケル・ボンドが妻へのプレゼントに購入したぬいぐるみをもとに、ストーリーが生まれたくまのパディントン。絵本やアニメで世界から愛されるキャラクターとなり実写映画化。紳士的で礼儀正しいパディントンがドタバタを繰り広げる感動エンターテインメント作品。
主人公・パディントンを担当した松坂桃李は「少なくとも元は取れる作品なんじゃないかなと。それくらい面白い作品」と自信をのぞかせ、古田新太が客席に向かって「みなさん、面白かったですかー?」と呼びかけると拍手がおき、「面白くなかったら残念極まりないですが良かったです。僕も大好きな作品なので」とホッと一安心した様子。
ブキャナンを担当し、今作から参加の斎藤工は「今回から参加ですけど大好きな作品になりました。宣伝費よりも観た人の声がもっとも信ぴょう性がある時代なので、この作品を好きだと思ってくださったらぜひ広めてください」と呼びかけ、ジュディを担当した三戸なつめは「前作では反抗期でパディントンに暴言を吐いていたけど、今回はジュディの成長が私も嬉しい」と満面の笑顔を見せた。
すでに海外では大ヒットしており「これは3もあるかなと。そうなったら嬉しいですね。みなさんの反応が良ければ。僕も続きをやりたいなと思っているんで」と松坂は期待。ブラウンさんを担当した古田は「お父さんがどんどんふざけ出したんです。3でもっとふざけるお父さんが観たい。股とか裂ければいいのに(笑)」と冗談交じりに役への愛着を語った。
先日来日した、ブキャナンを演じたヒューグランドとブラウンさんを演じたヒュー・ボネヴィルの話題になると、三戸は「すごい優しかった。ボネヴィルさんがこれ食べなよといっぱい物をくれた」と嬉しそうに思い返していると「餌付けされていたね」と斎藤が付け加えた。
劇中でパディントンが初めてのアルバイトでプレゼントを買おうとするシーンにちなんで「初めてアルバイトで買った物は?」との質問が投げかけられ、「高校デビューをしようと思ってピチピチのスキニ―デニムを買った。あまりにもピチピチすぎて自転車がこげなかった」という失敗談を語り、小学生の時に新聞配達、中学生でクリスマスケーキの飾りつけバイトをしていたという古田は「ピーター・クリスのソロアルバムを買った。でも面白くなかった」と苦笑い。
遊園地の案内人のバイトをしていた三戸は「乗り物10回券を買って休憩時間に乗った」と言い、某ファーストフード店でバイトをしていた斎藤は「破棄されるアップルパイがもったいなくてポケットに忍ばせたら、しゃがんだ瞬間にアップルパイがはじけて火傷をした。そこに塗る馬油を買った」と当時を振り返った。
変装の名人であるブキャナンにかけて「変装するなら何になる?」という問いについて松坂が某キャラクター名を答えてしまい、大人の事情で濁しを促され「某有名なお腹に何かがついている青いヤツ」と回答。「美女になりたい。ニコール・キッドマンになりたい」とニヤケ顔の古田。
「叶えたい夢は?」と質問された三戸は「パディントン2のロケ地をまわりたい。私と同じ前髪をしているリンアンちゃんという双子の女の子がパディントンのお仕事でロンドンに行って。ハミ子にされちゃって。私も行きたかった」と悔しい思いを吐露。斎藤が「続編ができるならブキャナンを(やりたい)。また仲間に呼んでいただきたい。ハミ子にしないで」とかぶせて笑いを誘った。
2018年の抱負について、「うちの事務所の人が増えるような活躍をやっていきたい」とさらなる飛躍を誓ったのは松坂。「365日酒を飲むぞ。体調が悪かったりで時々くじけることがあるんで。エブリディ!エブリナイツ!エブリモーニング!」と古田らしい意気込み。
「旅行に行きたい。プライベートも充実させたい。インスタ映え充をしたい」と三戸は答え、斎藤は「確定申告の領収書のすみ分けをしたい。あと、求人広告の掲載は無料なのでもしあれだったら事務所さんの方の……」と自身が出演するCMを松坂に勧める一幕も。
パディントンだるまにシールを貼ってヒットを願い、最後に松坂が「みなさんの感想がこの作品を広める力となるので、どんどん拡散してもらえると嬉しいです。この作品は吹き替えと字幕があるので、次は字幕、吹き替えももう一回観たいという感じで観てもらえると嬉しいです」とメッセージを送った。
取材・スチール撮影 南野こずえ
『パディントン2』
©P&Co Ltd./SC 2017
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