hiwa「大切に歌い続けたい」スタジオリマップが手掛けた最新PV『いのち』


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『OROKA』(山形国際ムービーフェスティバル2010 アニメ・CG部門 最優秀賞)、『嫌われ者のラス』(ゆうばりファンタスティック映画祭2013 インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 優秀アニメ賞)など、多数の映画祭での受賞をはじめ、短編アニメーションで確固たる実力を発揮し続けるスタジオリマップが手掛ける新作は、『いのち』をテーマにしたプロモーションビデオ。

サザンオールスターズ、大塚愛などの有名アーティストのバックダンサーや、アイドルユニット「Lady Go!!」のリーダーを経てシンガーソングライターとして活動しているhiwaの新曲『いのち』。本楽曲は、SMAPの『SHAKE』『らいおんハート』をはじめ、嵐、aiko、深田恭子など多数のアーティストに楽曲を提供しているコモリタミノルによるもの。inochi02

コモリタがツイッターで「PV制作に向けて温かい絵が描ける方を探している」とのつぶやきに対して、イラストレーターであるスタジオリマップのエイイチを紹介されたことがキッカケで『いのち』のプロモーションビデオを担当することに。関係者向けに行われた新曲発表LIVEの様子を独占レポート。
左より、YORIYASU監督、hiwa、コモリタミノル、エイイチ。(2015年4月26日 渋谷プラグ)

ーー『いのち』が生まれた経緯について
コモリタ 「hiwaさんが東日本大震災の被災地を回られたという話を聞き、命をテーマにしようということになりました。命をテーマにすると重くなるけれど、そうではない新しい命が生まれてくる方で。hiwaさんと最初にお会いした時に優しいお母さんというイメージもあったんです。hiwaさんの声は優しく人を癒すタイプで、現代版の坂本九じゃないけれど、人を癒す不思議な力があるのかなと思ったので、赤ちゃんをテーマに作りました」
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ーー『いのち』に対する想い
hiwa 「東日本大震災の被災地を回ったとき、心が震えて涙が止まりませんでした。命をどう守ったらいいのか、どう伝えたらいいのかということをすごく感じました。命という言葉は簡単には言ってはいけないのですが、コモリタさんと出逢い、この曲をいただいた時に本当に嬉しく思いました。アニメーションを作ってくださったスタジオリマップにもこの曲に共感していただき、本当に温かい映像で。さらにこの曲を大切に、自分らしく心を込めて歌い続けて行きたいと思いました」

コモリタに“現代版の坂本九”と言わしめたhiwaの歌声は、優しさに溢れており、聴く者すべてを癒してくれる。まるで陽だまりのような温もりとともに希望を与えてくれるこの歌には、このPVでなければならないと誰もが納得するはずだ。
『いのち』は、歌とPVを最高の形で表現した1つの曲である。そして、温かい涙がそっと頬を濡らすだろう。

『いのち』 唄:hiwa
作曲:コモリタミノル 作詞:コモリタミノル・hiwa

 

基盤となる絵コンテをYORIYASU監督が描き、エイイチがアニメーションで命を吹き込むというスタンスのスタジオリマップ。作品が生み出される過程で、2人は必ず衝突する。そう、今作でも・・・。

『いのち』プロモーションビデオ制作秘話は、次回のインタビュー記事(爆笑間違いなし!)にて。

取材・スチール撮影 南野こずえ

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