『ハンナ』日本公開は8月!
16歳の無垢な少女ハンナ、教えられたのは殺しだけ――。
『ハンナ』全米公開初登場第3位。日本公開は8月27日に決定。
雪深いフィンランドで父と二人きりで暮らし、殺人マシーンとして育てられたハンナを外の世界で待っていたのは、運命の鍵を握る最凶の敵だった。
『つぐない』でオスカー候補になった天才少女シアーシャ・ローナンと、同作で彼女を一躍人気女優へと押し上げたジョー・ライト監督が再びコンビを組み、前作とは打って変わったサスペンス・アクションに挑んだ『ハンナ』が4月8日全米で公開され、週末3日間の成績は1,232万ドルで3位の堅調なスタート。
映評は「オープニングのアドレナリン全開のシーンから、最後の無音の銃声まで、ジョー・ライト監督の匠の技で作り上げられた、エネルギーほとばしる追跡劇」(米ヴァラエティー)、「『つぐない』『プライドと偏見』のジョー・ライト監督は、このスリル溢れる復讐劇で、賞賛すべき方向転換をしてみせた」(米スクリーン)など高評価を得ていることから、今後も落ちのない息の長い興行が見込まれる。
日本では8月27日新宿ピカデリーほか全国ロードショーされる。
【ストーリー】
元CIA工作員の父とフィンランドの山奥で人知れず暮らし、並外れた格闘テクニックを叩き込まれたハンナ。愛らしい外見に反し、痛みを知らず感情をもたないまま16歳にまで成長したハンナの戦闘能力はいつしか父を超え、ついに外の世界へ旅立つ日が来た。ある任務の下、ヨーロッパへ旅立った彼女をかつての父の同僚であるCIA捜査官マリッサが執拗に追う。彼女の行く手を阻むマリッサの手下との壮絶な戦いのなかで、ハンナは自身の卓越した身体能力の秘密を知らされることに。
シアーシャ・ローナンがタイトルロールを演じるほか、アカデミー女優ケイト・ブランシェットが、ハンナの出生の秘密の鍵を握る冷徹かつ偏執的な女CIA捜査官を怪演しているのも大きな見どころ。
ほかには、ハンナの父に『ミュンヘン』のエリック・バナ、マリッサが差し向ける殺し屋に『プライドと偏見』『路上のソリスト』のトム・ホランダー、ハンナが旅の途中で知り合うごく普通の家族の父に『ロック・ストック・アンド・トゥー・スモーキング・バレルズ』のジェイソン・フレミング、母に『17歳の肖像』のオリビア・ウィリアムズら演技派陣が脇を固めている。
また全編の音楽をグラミー賞受賞のテクノユニット、ケミカル・ブラザーズが手がけており、彼ら特有のビートサウンドが『ハンナ』独特の世界観を特徴づけているのも大きな話題である。
2011年8月27日(土)新宿ピカデリーほか全国公開
配給:(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント