岡田将生さんはとても美しく尊い『ゴールド・ボーイ』舞台挨拶(第36回東京国際映画祭)



2024年春公開予定の『ゴールド・ボーイ』が、第36回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて上映が行われ、羽村仁成、星乃あんな、前出耀志、金子修介監督、プロデューサーの白金、企画の許曄が舞台挨拶に登壇した。(2023年10月29日 ヒューリックホール東京)

総再生数20億回を記録したアジア最高峰のドラマ原作が日本映画化!主演に岡田将生を迎え、黒木華、松井玲奈、江口洋介ら豪華キャストとともに物語のキーマンとなる3人の子供たちが登場する本作のストーリーは、完全犯罪を目撃されていたことをきっかけに、殺人犯と子供たちが心理戦を繰り広げるサスペンスとなっている。

次々と目が離せない展開で進むが、どのような思いを込めたかを聞かれた金子監督は「監督になって40年。世の中も人生もわかってきそうなものなのに、どうもわからない。びっくりするような中国の原作小説を読まさせていただいて、でも日本でやるにはどうしたらいいのかと悩みまして。最も信頼している港岳彦くんに脚本をお願いし、舞台を沖縄にして、岡田将生くんに出たいと言ってもらえる脚本にできまして。こちらにいる3人をオーディションしました」と苦悩を吐露。また「6月に1か月かけて撮影し、10月の頭に完成しまして。もう本当にホットな映画でございます」とできたてホヤホヤであることを強調した。

岡田が演じる東昇と対峙する子供たち3名は作品とレッドカーペットの感想を問われ、前出は「レッドカーペットではとても緊張しまして。みなさんが「楽しみにしてる」と応援してくださったおかげで最後まで楽しく歩くことができました」と振り返り、つづけて「オーディションの話がきたとき、絶対に勝ち取りとりたいなと思って。僕なりに役の研究をしました。撮影現場でも何度も何度も話し合いを重ねて役を作り上げました」と役作りへのこだわりを披露。さらには「主演の岡田将生さんですが、作中ではとても美しく尊いです。存分に将生さんに惚れちゃっていただければと思います」と先輩・岡田を推した。

星乃は「はじめての映画でレッドカーペットをみなさんと歩くことができてとても嬉しく思っております。内容はネタバレになってしまうので言えないんですけど、撮影中もはじめてのことがたくさんありました」と初々しさを楽しんでいた様子。

羽村は「今回の映画は岡田さんと僕たち3人が心理戦を繰り広げる映画なんですけど、岡田さんとの共演が多く、たくさんのことを学ばさせていただいて。共演できたことが嬉しかったです。レッドカーペットは緊張したんですけど、楽しくていい経験になりました」と学びを活かした力強い演技にも注目。

原作は中国の有名な小説だが、プロデューサーの白金は「今日のために金髪にしました。ゴールド・ボーイなので」と笑いを誘い「金子監督、岡田さんをはじめとした方たちに日本と中国のチャレンジングな作品に参加していただき感謝しています。ありがとうございます」と感謝を述べた。

取材・撮影 南野こずえ

『第36回東京国際映画祭』
開催期間:2023年10月23日(火)~11月1日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
(C)2023 TIFF

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