寺田心、ヒーロー願望を叶えた『妖怪大戦争 ガーディアンズ』初日舞台挨拶



『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の初日舞台挨拶が行われ、寺田心、杉咲花、大沢たかお、安藤サクラ、大倉孝二、大島優子、赤楚衛二、三池崇史監督が登壇した。(2021年8月13日 TOHOシネマズ六本木)

1968年の三部作、2005年の平成版は興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』をスケールアップさせた本作。監督は平成版に続き三池崇史が務め、オリジナルの妖怪や世界中のモンスターも加わっており、リアルな特殊メイクで登場するキャストの変身が話題を呼んでいる。

世界の存亡をかけた戦いに挑む選ばれし勇者、主人公の渡辺ケイを演じるのは寺田心。「お足元の悪い中、来ていただきありがとうございます。いつも僕を応援してくださるみなさんが来てくださって、久しぶりにお顔を見ることができてとても嬉しいです!」としっかりした挨拶を披露。

キャスティングについて三池監督は「俺の目から見ると、妖怪に近い人たちで。本物感を出すために集まっていただいた」とキャラクターに合わせたこだわりのキャストであることを明かした。寺田にとってCGやアクションなど役者として初めての挑戦が多い撮影だったが「すごく楽しかったし、男の子が一度は持つであろうヒーロー願望を叶えることができた」と嬉しそうに笑顔を見せた。

寺田の存在について、共演シーンが多かった狐面の女役の杉咲は「撮影の回を増すごとに伸び伸びとケイを演じる姿はパワフルで。距離感の近い役だったので、弟のようにとっても可愛い存在でした」と話し「現場でいつも太陽のように明るくて。本当にプロだし頼り甲斐もあるし。楽しい時間を過ごさせてもらった」と太鼓判を押したのは隠神刑部を演じた大沢。

大倉からも「ハツラツとして子供らしいところもあれば、時々同世代じゃないかと思うくらいオッサンじみたところもあって。その二面性がとても素敵」と、大先輩たちからの言葉に「お褒めいただきありがとうございます」と終始恐縮する寺田。大島からは「心くんは食事にすごく気を付けていて。スムージーを飲んだりとか。撮影のために体調を崩さないようにしていて、さすが主演たるものと私も勉強になりました」と大人顔負けの体調管理もうかがえた。

「自分を妖怪に例えるなら?」との質問に対して“妖怪食いしん坊”を名乗った寺田。理由について「食べることが好きです。お昼ご飯の時間になると飛んで行って、その日のメニューはいち早く確認しています」と子供らしい発言をし、それについて杉咲も「ご飯の時間になるとよりイキイキする姿が印象的だった」と無邪気さを振り返った。

“ダンシング妖怪”を名乗った大島は音楽が鳴ると体が動くと話し「今回の雪女役は動きをダンスっぽくしていて。動きは三池監督に提案させていただきました」と話すと、三池監督から「俺は林遣都になりたいね。おめでとうございます!」と、先日結婚発表をした大島へ突然の祝福発言。「ありがとうございます!」と大島が満面の笑みを見せ、客席からも拍手が起きた。

さらには天邪鬼を演じた赤楚は“妖怪冷たいとこ探し”を名乗り「夏には雪女が隣にいたら涼しいけど、冬はいてほしくないな」とコメントすると「なんかフラれた気分になりますね」と笑いを誘った大島。

本作の見どころについて、寺田は「ケイとダイの兄弟愛と絆、妖怪たちと出会うことによって少しずつ成長していく姿。妖怪たちからビビらされた時のリアクション」を挙げ、大沢は「自分としては腹筋を頑張らさせていただいて。トレーニングしているみなさん、よく見て。本物ってどんなものか」と注目ポイントを挙げつつも続けて「大島さんが演じる雪女に慕われながらも冷たくする役ですが、結果としてこうなったのは正直思いあがっていた」と祝福を込めた自虐で沸かせた。

これからご覧になる方々へのメッセージとして、「家族の絆や、我々人間が今後どうやって進むかについて妖怪からメッセージが込められている映画だと思います」と三池監督は述べ、寺田は「老若男女が楽しめる、お祭りのような映画になったと思います。人種を超えた友情というか、ケイの「人と妖怪は同じだよ」という思いに深く共感しました。さぁみなさん、心という武器を持ち、冒険への準備はできていますか?『妖怪会大戦争 ガーディアンズ』をぜひよろしくお願いいたします!」と力強く呼びかけた。

取材・撮影 南野こずえ


『妖怪大戦争 ガーディアンズ』
配給 東宝、KADOKAWA
(C)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
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