空気が読めない斎藤工の岡山愛!『種まく旅人~夢のつぎ木~』初日舞台挨拶


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岡山県を舞台に、農業や夢、青春を描いたヒューマンドラマ『種まく旅人~夢のつぎ木~』が初日を迎え、高梨臨、斎藤工、津田寛治、海老瀬はな、安倍萌生、佐々部清監督が舞台挨拶に登壇した。(2016年11月5日 有楽町スバル座)
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MC ひと言ずつ、ご挨拶をお願いします。
高梨臨 初日を迎えられるということで、とても嬉しいです。そしてこんなに沢山の皆さんが来てくださって嬉しいです。
斎藤工 岡山の皆さんと、一緒に作り上げたものです。今日が出荷ということになります。皆さんに手渡しできることが本当に嬉しく思います。
津田寛治 女性のお客さんがたくさんいて。たぶん見ているのはこっち(斎藤)なんだろうなという気がしますけど(笑)。僕もこの映画が大好きです。
海老瀬はな 台本をいただいた時からすごく温かくて優しい物語だなと思って。佐々部組にはいつかは出たいと思っていたので毎日幸せな気持ちでした。
安倍萌生 この作品がデビュー作でして、佐々部組、岡山の皆さんの温かさの中で、初めての映画を撮らせていただいて光栄です。
佐々部清監督 脚本作りから約2年がかりで取り組みました。岡山では2週間前に先行上映し、温かく迎えていただきました。皆さんにも、応援していただければと思います。
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MC 演じる上で心がけたことは?
高梨 監督から「セリフを伝えようとしなくていい」と言われ、役作りをしないという役作りに気を付けました。役を通じて自分の思ったままに演じ、ありのままの自分でやらせていただきました。
斎藤 空気が読めない、自分も友達になりたくないような役のフォーマットを作りました。そんな人間が赤磐の人や土や農産物に触れて、どんどん馴染んで、第二の故郷が出来るという人間を切り取れたかなと思います。今日も岡山デニムの衣装で、岡山愛をアピールしています。

津田 台本を読んだ時に、涙が止まらなくて。泣きながら台本を読みました。佐々部監督から毎回「津田君、芝居はそんなに大きくなくていいよ、小さくていいよ」と言われてて(笑)今回の第一声が「津田君、『(痛快TV)スカッとジャパン』観てるよ。僕大好きなんだよね。今回はあれでやって。今回はあれで」と(笑)。生まれも育ちも赤磐の人を演じたので、ちゃんとした岡山弁や人柄を学ぼうと思い、市役所の方とさんざん呑みました。
海老瀬 監督には「映画の中で一番大人でいてください」と言われたので、それを気を付けて演じました。
安倍 バレーボール選手を夢見て、挫折や葛藤を経て成長する役ですが、演技の経験が全くなく、今回バレーボールができる事というだけで参加できたみたいな感じで。とにかく必死にがむしゃらに演じさせていただきました。
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MC 安倍さんは高梨さんと姉妹役ですが、姉妹の関係はどうでしたか?
安倍 優しく可愛がってくださって。クランクアップの時に愛のこもったお手紙をもらって「本当の妹だと思っているよ」とあって、嬉しかったです。
高梨 本当に妹だと思っていましたし、家族みたいな現場だったので自然とそういう関係が築けたなと思います。殴り合うシーンは本番だけの予定だったんですけど、私がリハーサルを本番だと勘違いしてしまい、思い切り殴ったら(安倍)萌生ちゃんも思い切り殴り返してきて。そこはちょっと不思議な空気になっちゃって(笑)
斎藤 バレーやってるから、(安倍)萌生ちゃんのスナップは強いんじゃない?
高梨 すごい強かった(笑)
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MC 本作には赤磐市のマスコットキャラクター、あかいわモモちゃんが出演しています。芸術の秋にちなみまして、皆さんでモモちゃんの絵を完成させてください。
津田 みんなで1匹?
斎藤 1匹って(笑)確か、桃のタトゥーが入ってるんですよ(会場笑)
MC 答え合わせのために、本物に登場していただきましょう。
津田 モモちゃん、タトゥーは入れているの?
斎藤 後で僕、ボコられますね。

MC 原作はなく、オリジナルの作品ですが、どのようなメッセージを込められていますか?
佐々部監督 『種まく旅人』はシリーズで3作目になります。詳しく知りたい方はパンフレットを買っていただければと。第一次産業の農業・林業・水産業を応援するためにスタートした物語です。クスクスっと笑えて最後にポロっと泣ける、松竹らしい寅さんみたいな作品にしたいなと思って。夢を語ると、若い人たちがダサいと言ったりするんですけど、本当はいくつになっても夢は持っていなきゃいけないなと。tanemaku002

MC 最後にご挨拶をお願いします。
高梨 1年前に撮影をして、やっと皆さんの前に届けられるのは嬉しいです。自分にとって大切な作品になっていくだろうなと思ったので、公開してしまうのが嬉しいんですけど、映画が終わってしまうのは嫌だなという気持ちもあります。これを観てくださった皆さんが、この映画をずっと忘れないで大切にしてくださるような映画になっていれば、とても嬉しいなと思います。

取材・スチール撮影 南野こずえ

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