イケメン同士の恋バナトークが炸裂!!『お江戸のキャンディー』プレミア試写会
男しかいない世界EDOを舞台に繰り広げられる花魁とキャンディーボーイの命をかけた純愛映画『お江戸のキャンディー』プレミア試写会が行われ、真山明大、高橋ひろ無、橋本淳、南羽翔平、広田レオナ監督が登場しトークショーが開催されました。(2015年2月4日 渋谷アップリンク)
Q:どういう経緯で作品を撮るお話になったんですか???(MC・ジェントル)
広田監督:「BL(ボーイズラブ)で超低予算!とオーダーがありまして。BL好きではないんですが、ちょっとした違いですかね??ゲイは好きです(笑)私の考える中で、私の考えたものでよければやりましょうか?っていう」
真山:「光栄なことに、僕は2役やらせていただいて、これは大変だなって。監督に、白鳥の(清楚な)時と桔梗の(妖艶な)時のイメージ音源を渡されて、どういうことだ??と(笑)でも現場では、衣装からあんなに華やかにしてもらって、本当に自然に、すんなり入り込めた感じですね」
高橋:「シナリオはちょっとわからなかったですけど(笑)ただ衣装合わせは、まさかの上半身裸だったので!撮影日まで、とにかく体を鍛えようかなと臨みました」
広田監督:「腰振ることだけ、すごい特訓しましたよね。もう、ダンスのレッスンはものすごいしたね!だって、クラブ行ったことないんですよ!」
高橋:「騒がしいところ苦手なので」
橋本:「僕は、なんだこれっ!っていう」
広田監督:「ちょっと待って!やってくれるって言ってたので、あなたは完璧に当て書きなんですけども!」
橋本:「うれしいお言葉いただきまして。(以前に監督と)共演させてもらってて。オーディションで会場入った時に、まず、レオナさんの爆笑で迎えられて、いや、あなたが呼んだんでしょ?っていう話からはじまったんですけども」
広田監督:「呼んでないよ(笑)!呼ばなくても、この人がやるっていったら、別にオーディションいらないんです」
橋本:「オーディションの即興劇はなんだったのか・・・。脚本読んだ時は、どういう方向でもっていくのかっていうのがわからなくて。
衣装合わせの時に、高橋くんが上半身裸の衣装着てて、(僕も)鍛えたほうがいいんですかね?って聞いたら、それはしなくていいから、踊り練習しておいてって言われて。(僕の)練習風景を見られたら、あっちゃん、それ以上踊らなくていいよって!いろいろ制限がある役になったという(苦笑)」
広田監督:「ブルーリップも、私が全然知らないところで青くなってたからびっくりしちゃった」
橋本:「現場でメイクさんに塗られて、みんなに(唇)青いよ!って言われて、鏡をみてなかったんで、なんのことちゃわからないっていう(笑)そういうのもいろいろあって楽しかったですね」
南羽:「最初の衣装合わせの時、やっぱり本当に衝撃的で!広田ワールドっていうか、台本から僕がイメージしてた想像を上回ると初日の時に思って。猫丸のあの頭なんですけど、最初はちっちゃいねこちゃんみたい感じだったんですけど、監督がもうちょっといこうかって言っているうちに段々大きくなって、最終的にはどーんっていう!ビジュアルの面でもすごい驚かされたというか、世界観がすごいですね」
Q:作品ではいろいろな恋が描かれておりますけども、みなさんはどういう恋が一番印象に残ってますか??
南羽:「単純に恋とか愛とか分かんないですけど、入り込み過ぎると、怖いなと思うところも正直あって。実際に恋に落ちて、命を掛けてでもっていう、その辺の境地までいくと、周りが見えなくなるじゃないですか!そういう怖さがあったなって思いました。将来的には、ベタかもしんないですけど、寝てて、トントントントン(包丁とまな板の音)みたいな(笑)(ゴハン)出来たよ!っていわれるんだけど、やだむり、まだ寝てたい、そーいうわがままじゃないですけども、そういうのをやってみたいです!」
MC・ジェントル:「みなさん覚えておきましょうね!もしよかったら、家で録音して送りましょうね(笑)」
橋本:「印象に残っている恋は、学生の時に、あの子、淳のこと好きらしいぜ!って話になって、あの子俺のこと好きなのか、そういえば良く見てんな!ちょくちょく目も合うし、って段々俺も好きになってしまって。手紙で体育館の裏に呼び出して、好きなんだけどって言ったら、ごめんなさいって、僕の初恋の夏は終わりました。勝手に一途に想ってただけで、目が合うのも、僕が勝手に見続けていたなんですけどね。僕も一応、人なんで、恋はしますよ!」
高橋:「僕の恋バナというよりは、今回映画をみて、成就しないものが恋なんじゃないかなって、成就してしまったら、そこから愛に変わっていってしまうのかなって思ったので。
ラストの桃井かおりさんの、現実みちゃうよりいいんじゃない?っていうのを聞いたときに、そっか、恋でキラキラ終わるには、成就した瞬間に死ぬのが一番なんだって。付き合ってしまうとね、嫌なところとかどんどん見えてきてしまうじゃないですか?そんな感じです」
真山:「フリ松(高橋の役名)みたいな、いい男性が現れればいいなって、そんな感じで」
MC・ジェントル:「男性に目覚めたって?真山君は意外と押しに弱いと思います(笑)」
真山:「はい、行くよりは寄って来られると」
広田監督:「これ、おとぎ話だよ!恋愛は本当にきつくて、生きるの死ぬのは嫌だから。成就した瞬間に死んでしまうのが一番幸せだっ!っていうのがこの映画です。おとぎ話ってMAXで終わるじゃないですか!!その先に離婚とかは絶対あるはずなんですよ!」
Q:非常に豪華なキャストもいますけど、何かお話されましたか?
広田監督:「桃井(かおり)さんはね、今、ロスに住んでいるので、こういう映画を撮っているという話だけはメールしてて、その時は全然乗り気じゃなかったんですよ!でも衣装合わせの写真を一枚送ったら、『あんたバカじゃないの~?最高じゃない!』って、本当に友情(出演)!」
Q:俳優のみなさまから見て、どんな監督でしたか??
南羽:「やっぱり、ほんとすごく深いところまで、すごくこだわってくださったので、そこは僕たちも全部を預けてって信頼感がすごくあって。もう、間違いないっていうのがあったので、そこは全部、僕たちも楽しんで出来ました。作品の仕上がりも、絶対に想像を超えるものになるって思って、見たときにすごく感動しました」
橋本:「普段の顔も知っているんですけど、現場に入るとスイッチが入って、怒鳴るわ、怒るわ、走るわで(笑)女優業とは別の、監督となった瞬間のスイッチングがやっぱりすごいなって。ゴリゴリにこれがやりたいんだってものがありながら、臨機応変に柔軟に、役者と一緒に建設的に作品を作っているって時間がすごく楽しくて、居やすい現場だったです」
高橋:「背中にファスナー付いて、中におっさん入ってるんじゃないかっていうぐらい、現場で声を出すんですよ!」
広田監督:「(私に)一番怒鳴られてたもんね」
高橋:「怒鳴られてましたね。ありがたいことで。すごくタイトなスケジュールで、寝ずにやっている中で、あれだけのエネルギーっていうものが、毎日出てくるっていうのは、本当に映画に対する情熱なんだなって、間近で感じたので、その情熱を一緒に体験できたのはすごい刺激的な体験だったと思うので、自分にとってかけがえのない経験と作品に携われて、本当にありがとうございます」
真山:「本当にスタッフさんと、こだわってこだわって言い合っている姿も、すごく近くでみてて、それだけこだわりがあるんだなって」
広田監督:「言い合っているってよりは私、一方的に怒ってたよね?ものすごい怒っている現場だったよね。この人(真山)、最初、私にドン引きしてて、怖がって近づいて来なかったよね。普段の私の声じゃないしね、もう本当に怖がってたよね?」
真山:「怖がってました(笑)」
広田監督:「だって、私の目を見なかったし、私が目の前にいるのに、助監督に一生懸命言って、なんか遠まわしに」
真山:「それは監督に直接言うのもおこがましいなかと思って」
広田監督:「嘘だね。絶対怖かったんだね。今ではね、家のネコみたいな感じで、気が付いたらこの辺(ひざ)で寝てるっ!嘘ですよ(笑)!」
最後に監督から一言。
広田監督:「この映画はいろいろなところに、いろんなものが隠されております!みんながこっそりしている、竹中(直人)さんは大胆にしてますけど(笑)、あの時計たちは、ものすごい金額です!世界で一本しかございません。本物でございます。(金額は)1億3000万です。世界限定1本のが3本出てきます!誰がどの時計をしているかを、つぶさに見てほしいと思います。私の映画はちょっとわかんないなって思う人も、2回3回みたら、面白くなって来るって人もいるので、よろしくお願い致します!」
取材:佐藤ありす
【STORY】
深い森と川と滝に囲まれた小さな世界。ここは男ばかりの花のEDOワンダーランド。ある日EDO随一の美しさを誇る男花魁・白鳥太夫は、大衆人気No.1のキャンディボーイ・フリ松と恋に落ちる。しかし時は恋愛禁止令、そしてEDOの町に奇病が流行る。恋の喜びに酔うフリ松に近づく白鳥太夫にそっくりな顔をした妖艶なお伝、フリ松の心変わりに打ちのめされた白鳥太夫の決断は・・・。
3大バレエ作品の一つ「白鳥の湖」の初版をベースに、ポップロックキャンディのような映像が融合した、中毒性の高い、美しき男たちの絢爛豪華な恋愛映画が誕生した。白鳥太夫とお伝と二役を演じる真山明大をはじめ今注目の俳優たちが個性的な魅力を発揮し、友情出演の竹中直人、実生活でもパートナーの吹越満らの登場も愉しく、桃井かおりのナレーションも刺激的。監督・広田レオナの美意識に貫かれた本作は早くも2015年No.1の衝撃作!
『お江戸のキャンディー』
出演:真山明大 高橋ひろ無 橋本淳 南羽翔平 渡辺潤 村上昂史 竹中直人(友情出演) 吹越満(積極的出演)
ナレーション:桃井かおり(友情出演)
監督:広田レオナ
配給・宣伝:アイエス・フィールド/アルゴ・ピクチャーズ
(C)2014 ジュ・デテストゥ・レ・コンコンブル/Love Place
2月28日(土)より池袋シネマ・ロサほか全国順次ロードショー!
http://www.loveplace.jp/edocan/