藤原竜也、正直「めんどくさ」って思った『るろうに剣心 伝説の最期編』初日舞台挨拶
前編『るろうに剣心 京都大火編』が今年公開された実写邦画No.1となり、2部作の後編でありシリーズ完結作となる、『るろうに剣心 伝説の最期編』が初日を迎え、佐藤健、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、神木隆之介、江口洋介、藤原竜也、大友啓史監督が舞台挨拶に登壇した(2014年9月13日 丸の内ピカデリー)。
佐藤「今日の舞台挨拶で『るろうに剣心』に関係する仕事は最後なんじゃないかなと思います。そう思うと寂しいというか、感慨深い気持ちになる。こんなに幸せな現場はないなと思っていました。最高の環境を皆さんが用意してくれ、立っているだけで剣心にさせてくれたと思ってて。僕ができることはそこからどこまで行けるかということだった。原作でさえ見たことのない剣心を見てみたいと思って、テーマは“限界を超える”それを目標にやらせていただきました」
武井「最初は、何でここまで戦うのかという疑問があって。この作品を観て、闘っているみんなの顔を見ると伝わってくるモノがあって、もの凄い戦いをしてきたんだなと。その戦いに意味があったんだな。「何で戦ってるんだろうと言ってごめんなさい」と思いましたね(笑)」
藤原「健君と伊勢谷君と崇君と江口さんに囲まれた時は、正直「めんどくさ」って思った(笑)。そうそうたる先輩達に囲まれて、怪我をしてもいけないし、させてもいけないし。何度刀を投げたことか・・・「殺してくれ」と。実際の僕はそこまで強くないから。志々雄が強いだけなんです(笑)」
マイクの調子が悪かった伊勢谷は、藤原のマイクを借りつつ、「どうも、二刀流の伊勢谷です(会場笑)」と和ませた後、「皆さんと一緒に斬りあったのが本当に楽しかったんだなと、今考えると思います。ただ、現場はしんどかったんですよ。なので、早く終わらないかなとも思っていた。不思議なもので、逆に公開するのが待ち遠しいんですけど、見られてしまうとせっかくの思い出が費えてしまうという気持ちになってくるので、なるべく長く楽しんでいただきたい」
青木「現場ではお祭り騒ぎで、エネルギーが燃えたぎってました。でも、僕がエネルギーをもらいに行ってたんだと思います」
江口「こういったメンバーで和気あいあいとやってきたんですけど、現場は本当にハードで緊張感がありました」
神木「本当にこの日を楽しみにしていました。反面、今後宗次郎として『るろうに剣心』という作品に関われないんだなって思うと、さびしいなぁって。僕自身、すべて出し切ったので悔いはないと思います。皆さんの中でこの作品が”伝説の名作”になってくれたらいいなと思っています」
日本全国の劇場などで100日かけてプロモーションを行っていた”るろう人”こと長尾卓也も駆けつけ、「100日間は助走だと思っています。あとは(作品が)バーンと行くだけっす!」と背中を押し、キャスト陣から「お疲れ様」と労いを受けた。
佐藤「本当に皆さんのおかげでこの日を迎えることができました。本当に嬉しいです、ありがとうございます。前編『京都大火編』は公開中なんですけど、2つの映画というか2つで1つの映画なんです。4時間半の超大作として考えていただくと、本当の意味での公開日は今日だと思います。役者人生の中で、一生のうちに会えるか会えないんじゃないかぐらいの作品に出会えたと思っています。キャスト、スタッフ、この映画すべての関係者の努力の結晶を、本当の意味で伝説として残せたらと思っています」
取材・スチール撮影 南野こずえ
『るろうに剣心 伝説の最期』
佐藤 健 武井 咲 伊勢谷友介 青木崇高 蒼井 優 神木隆之介 土屋太鳳 田中 泯 小澤征悦 滝藤賢一 丸山智己 高橋メアリージュン 福山雅治 江口洋介・藤原竜也
原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ・コミックス刊)監督:大友啓史
製作配給:ワーナー・ブラザース映画 ©和月伸宏/集英社 ©2014「るろうに剣心 伝説の最期」製作委員会
9月13日より全国公開中!