『イン・ザ・ヒーロー』


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過去40年余りの間、世界中の少年たちが夢中になってみてきた『ヒーロー』を生み出すキーパーソンである「スーツアクター」という、意外と本当の姿を知られていない、アクター達を描く映画。

スーツアクターたち多くの共通の夢は、堂々と顔を出して演じる「アクション俳優」に登り詰めることであり、アクション映画の主役を演じること。そんな夢を見ながら、日々アトラクションイベントにも精を出す彼らの奮闘、そして奇跡を映画化する企画が『イン・ザ・ヒーロー』。また、この映画は何よりもアクション映画やヒーロードラマを影で支え続けてきた多くの裏方や、俳優に対するオマージュをふんだんに含んでいる。

主演は、数々のTVドラマ・映画・舞台で、人気、実力とも揺るぎない地位をしめる唐沢寿明(過去に特撮ヒーロー番組に出演していた事実が意外に知られていない名優でもある)の今回の挑戦は、作品を一級品のエンターテイメントに引き上げる。スーツアクターたちの日常を描いて、生身の人間にスポットを当てながら、かつての名作『蒲田行進曲』の様に、確かな夢を持った男たちをスタッフは情熱を持ってピュアに描く。唐沢を始め、今作の出演者は、数か月に渡る、アクションの稽古に挑み、誰も成しえなかったこのスーツアクター物語に、大いなる意欲を見せている。

本作のシナリオを担当した水野敬也は「夢をかなえるゾウ」が200万部以上を売り上げ、現在「人生はニャンとかなる!」が110万部を突破している、今最も注目を集める人気作家です。本作は、水野の初のオリジナル・シナリオによる映画化となる。

スーツアクターの日常と挑戦を描きながら、気づかれないところで黙々と働く人々、その夢にまい進する力に、見た人々が感動を覚える作品、それが『イン・ザ・ヒーロー』!in-the-herosub

【ストーリー】『国民的ヒーロー番組には隠れたヒーローがいた!』
熱血漢でブルース・リーを崇拝する本城渉(42)は『下落合ヒーローアクションクラブ』の社長兼スーツアクター。その道 25年の大ベテランである。現在テレビで放送中の『ドラゴンフォー』の主役ドラゴンレッドのスーツアクターとして、満身創痍の身体を 引きづり、日々、汗を流して仕事に取り組んでいる。同世代の有名俳優たち、新人アイドル俳優たちとの葛藤を抱えながら、共に夢 見る部下のアクター達と共に、アクションヒーローを生み出す撮影現場のキーパーソンであり、少年のココロを持った大人である。

ある日、首のけがが悪化する中、本城は数年ぶりにヒーロー番組の映画版に出演する機会が巡ってくる…が、喜びもつかの間、役は若手の新人俳優に取られてしまう。役を下ろされる事には慣れているものの、今回の新人は人気絶頂の一ノ瀬リョウ(21)。当初、リョウと本城は現場で対立した。だが、ある事件を境に徐々に判り合い、仲間意識が芽生え、アクション俳優の訓練を共に積んでいく。スーツアクターの努力の凄さを学ぶリョウ。そして皆の訓練を成果が叶い、リョウはかねてから夢見ていたハリウッド映画『ラスト・ブレイド』への出演をオーディションの末に勝ちとることが出来た。そして、リョウが喜び勇んで臨んだ、この日本で撮影中のハリウッド大作アクション映画の撮影現場で、事件は起きた。それはクライマックスシーンで、大落下し炎にまみれて戦う映画史に残る、ノーカットの大殺陣をする筈だったアクション俳優が、危険を理由に降板してしまい、撮影が続行不可能になってしまったのだ。困り果てたハリウッドの映画スタッフは、日本一のアクション俳優の評判を聞きつけ、本城に白羽の矢を立てるのだった。

「日本にはアクション俳優がいない」というハリウッド映画スタッフの声を聞いた時、忘れていた情熱が蘇る。果たして本城は誰もやった事のない危険なアクションを引き受けるのだろうか?そして隠されていたリョウの本当の夢とは何なのか?今の時代に映画に 命をかける男たちなんて居るのか?何よりも彼等は正気なのか?

それらの答えは全て、この映画のラストにある!

『イン・ザ・ヒーロー』
キャスト:唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、草野イニ、日向丈、小出恵介、及川光博(友情出演)、杉咲花、イ・ジュニク、加藤雅也、松方弘樹(特別出演)、和久井映見 監督:武 正晴
(C)2014 Team REAL HERO
公式サイト http://in-the-hero.com/
2014年9月6日(土)ロードショー

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