『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014』
21世紀、映画のスタンダードとなったDシネマ(デジタルシネマ)にいち早くフォーカスし、次代を担う若手映像クリエイターの発掘・支援を目的に2004年にスタートした『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭』が11回目の開催を迎える。(会期:7月19日(土)~27日(日))
オープニング作品は英国大ヒットミュージカルの映画化『サンシャイン/歌声が響く街』に決定。また、長編部門(国際コンペティション)では12作品(海外9作品、国内3作品)。短編部門(国内コンペティション) では12作品。アニメーション部門(国内コンペティション)では14作品が上映される。そのほか『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の上映、『永遠の0』バリアフリー上映なども行われる。さらには映画だけではなく、子どもたちに大人気のキャラクターが登場したり、野菜ソムリエと一緒に親子で食育体験など、様々なイベントも催されます。
オープニング作品『サンシャイン/歌声が響く街』
80年代の名曲にのせて贈る、涙と喜びに溢れた家族と、彼らを取り巻く人々の感動の物語。本作のデクスター・フレッチャー監督は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)などで知られるイギリスの個性派俳優で、本作が監督第2作目となります。(©DNA Films)
■長編部門(国際コンペティション)12作品 。
最優秀作品賞1作品、監督賞1作品、脚本賞1作品、SKIPシティアワード1作品。
日本ではほとんど公開されていない国の作品も数多くノミネート。ウクライナ・トルコ合作による大人のラブストーリー『ラブ・ミー』や今年の第64回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したブラジル映画『彼の見つめる先に』、2013年第42回ロッテルダム国際映画祭で観客賞を受賞した『約束のマッターホルン』など海外9作品と、遠藤幹大監督『友達』、草野なつか監督『螺旋銀河』など海外の映画祭でも注目を集めた国内3作品の計12作品が上映されます。
■短編部門(国内コンペティション)12作品。最優秀作品賞1作品、奨励賞2作品。
全編フランスを舞台に撮影され、父子の絆を描いた山本亜希監督作『ネクタイと壁』や日本在住のアメリカ人、エマニュエル・オセー・クフォー・Jr監督作『うまれつき』など、例年にも増して国際色豊かな12本がノミネートとなりました。
■アニメーション部門(国内コンペティション)14作品。 最優秀作品賞1作品、奨励賞2作品。
本年新設されたアニメーション部門では、手描きアニメやCGアニメーションなど作家の個性が光る多様なジャンルの中から、水尻自子監督『かまくら』、胡ゆぇんゆぇん監督『夕化粧』など、映像表現の未来を感じさせる14本がノミネートされました。
■埼玉県ご当地映画の決定版!! 『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』上映!!
本年のアニメーション部門新設に伴い、またより多くの方に映画祭の楽しさを感じて頂くため、大宮ソニックシティを本映画祭サテライト会場として、埼玉県秩父市が舞台設定のモデルとなった大ヒットアニメ『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を無料上映!さらにゲストを招いて映画祭についてのトークショー開催など映画祭の魅力を体験して頂けるプログラムです。
日時:7月19日(土) (1回目)14:00~/(2回目)17:00~
会場:大宮ソニックシティ国際会議室(さいたま市大宮区桜木町1−7−5)
■シネマ歌舞伎 『高野聖』
出演:坂東玉三郎、中村獅童、中村歌六 ほか <2011年2月上演の収録版/89分/配給:松竹株式会社>
■バリアフリー上映『永遠の0』 ※日本語字幕・音声ガイド付き上映
監督:山崎貴 出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央 ほか <2013年/144分/配給:東宝>
■コバトンTHEムービー新作上映&トークイベント
SKIPシティを中心に活動する若手映像クリエイターが制作した、埼玉の魅力を映像で発信する短編「コバトンTHEムービー」の上映と、作品に関連したイベントを行います。短編ならではの個性溢れる映像表現に凝縮された“埼玉の魅力”にご注目ください!
■D-コンテンツマーケット2014 (仮)
映画祭やSKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザに関わりのある映像クリエイターによる映画作品「企画」のプレゼンテーションを実施し、映像業界関係者とのビジネスマッチングを図ります。
■カメラクレヨン ~子どもたちが作った映画がいま、面白い~
今年のカメラクレヨンでは、「川口子ども映画クラブ」の小・中・高生が共同で作った『不思議街一丁目~魔女対少年 FBI』と札幌の中学生が作った『僕らの興味期限切れの夏』をお届けします。
記者発表では、主催者の上田埼玉県知事、奥ノ木川口市長をはじめ、長編・短編・アニメーション部門の各審査委員長が登壇した。
上田 清司 (実行委員会会長・埼玉県知事)
世界に先駆けて「デジタルシネマ」を世に広めてきた本映画祭も今年で11回目を迎える にあたり、二つの新たな取組を行うこととした。一つはアニメーション部門の新設である。初めての試みではあるが、見応えのある作品を多数揃えている。二つ目は大宮ソニックシティにサテライト会場を設け、さらに親しまれる映画祭を目指したことである。このほかにも楽しい企画を多数用意しているのでご期待いただきたい。
奥ノ木 信夫 (実行委員会副会長・川口市長)
SKIPシティでは映像教育に力を入れており、11年間で22万人以上の子どもたちが学習プログラムを体験している。今年も「川口子ども映画クラブ」の子どもたちが制作した映画 が上映され、“Dシネマ”をより身近なものとして捉えて頂けるよう取り組んでいきたい。
八木 信忠 (総合プロデューサー)
この映画祭のテーマのひとつである若手映像クリエイターの育成のため、今年はアニメーション部門を新設した。デジタルシネマの普及とともに若い世代のアニメーション作家がさまざまなチャレンジをしている。これからも世界の一角を担う映画祭に育てていきたい。
新藤 次郎 (長編部門 国際審査委員長/映画プロデューサー)
デジタルでもフィルムでも重要なのは中身だと信じている。4Kのスクリーンで作品を観れるのは私にとっても初めての体験。皆さん以上に、私が一番楽しみにしているかも知れない。
佐藤 充 (アニメーション部門 審査委員長/日本工学院クリエイターズカレッジ長)
日本全体の中でアニメーションという新しい表現を盛り上げようという動きが起きている。ぜひ日本のアニメーションをもう一度見直していただきたい。
マスコットキャラクター『デジたるくん』も大忙し!
見かけたらぜひ応援してあげてくださいね!
『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014』(第11回)
会 期:2014年7月19日(土)~7月27日(日) *9日間
会 場:SKIP シティ 映像ホール、多目的ホール/大宮ソニックシティ国際会議室
主 催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際シネマ映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
前売券:6 月7 日(土)~7 月18 日(金) チケットぴあ、セブンイレブン、サークル K サンクス等で販売
公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp