壇蜜「不謹慎」と苦笑い。夢のダン共演！『地球防衛未亡人』初日舞台挨拶
『地球防衛未亡人』の初日舞台挨拶が行われ、壇蜜、森次晃嗣、河崎実監督が登壇した。
いまや時代のアイコンとなったエロスの女王がみせるまったく新しい貌。壇蜜が本作で扮するのは、元芸者にして未亡人であり、地球防衛軍のエースパイロット。だが、怪獣を攻撃するたびにエクスタシーを感じてしまう・・・という役どころ。
壇蜜が演じる、ダン隊員の上司役である森次晃嗣は「ウルトラセブン」のモロボシ・ダン。森次は「僕も昔、ダン隊員だったんだけどね。なんか不思議な感じがします。それが監督の狙いだったんじゃないかな」と胸中を明かすと、河崎監督は「知らなかったんですけど、昔「ダン」って役をやってたんですか？偶然だなと思って(会場笑)」と、本作での夢の“ダン”共演をボケ倒した。
壇蜜は「(森次に対して)ダン繋がりで恐縮するところもありましたし、特撮世界のヒーローですから、世界観を壊さないように敬意を払った」と言うと、森次は「(壇蜜は)今どきのヤングな方で…」とコメント。即座に壇蜜が「33歳ですけど、ナウなヤングですか？さっき楽屋で白髪染めてました」と告白をする一幕も。
コメディ映画の鬼才である河崎監督だが、本作では得意のゆるいギャグをまぶしながら、尖閣諸島、核廃棄、TPPなど現代ニッポンの直面する問題に切り込んでおり「僕は社会派の監督ですから。結果的に笑えるだけ」と主張。さらに、未亡人が主役ということもあり「今回、未亡人割引があるんですよ。窓口で未亡人って言ったら千円になるんです（角川シネマ新宿除く）」と告知。それに対して壇蜜は「不謹慎だ…まず、未亡人が観に来ますかね」と苦笑い。
MCから「今までの作品と違って、大人から子供まで観れる作品の主演ですが…」と、問われたが「タイトルがすでに子供向けじゃないと思うんです。“お母さん、未亡人ってなに？”からはじまっちゃうので(笑)。ただ、R指定ではないので、未亡人とは何か、日本の情勢がどうなってるかってのがわかっている子たちには面白いんじゃないかなと。早期教育として。」と、壇蜜らしい言い回しで作品をアピール。
「ガードルってすごいんだよ。すべてを帳消しにしてくれる」とバックショットを披露した壇蜜は、バレンタインが近いこともあり「ごっついハート型のせんべいを持ってきました」と観客へプレゼントした。
初主演映画『私の奴隷になりなさい』が大ヒットとなり、主演第2作『甘い鞭』でも妖艶な魅力をふりまく女優・壇蜜が本作で扮するのは、元芸者にして未亡人、そのうえ地球防衛軍のエースパイロット・ダン隊員。核廃棄物を食べる宇宙怪獣ベムラスに婚約者を殺されたダン隊員は地球の危機を救う為に、怪獣を攻撃するのだが、何故か攻撃するたびにエクスタシーを感じてしまう・・・。彼女は地球を守ることができるのだろうか・・・？！
取材・スチール撮影 南野こずえ(2014年2月8日角川シネマ新宿)
『地球防衛未亡人』
キャスト:：壇蜜、福田佑亮（超特急／ユースケ）、福本ヒデ（ザ・ニュースペーパー）、ノッチ（デンジャラス）、沖田駿一 、モト冬樹、堀内正美／森次晃嗣
プロデューサー・脚本・監督：河崎 実
製作：「地球防衛未亡人」製作委員会
（Ｃ）２０１４「地球防衛未亡人」製作委員会
公式サイト http://cbm-movie.com/index.html
2月8日（土）より、角川シネマ新宿他 全国順次公開！