美に効く映画【サプリ】Vol.9『ウォーム・ボディーズ』


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美魔女ライター 藤井まゆみ『美に効く映画【サプリ】』

私ごとではあるが先日41歳になったばかり。年を重ねても美しくありたいという思いは20代とは変わらない。恋をして、いずれは結婚…というトキメキを映画から感じる取ることがしばしばある美魔女である(笑)恋をすると人は大量のホルモンを分泌し肌つやが良くなる。”片思い”は人を美しくする効果が高いと言われているのはご存知だろうか。そこでこの秋、”恋をすることの大切さ”を教えてくれる素敵な作品をご紹介。全米初登場1位のスマッシュヒットを飛ばした純愛コメディ映画、『ウォーム・ボディーズ』である。

この世の終わりが近づいた近未来。街にはゾンビが溢れかえっている。主人公の青年”R”は空港の飛行機で寝泊まりするゾンビの1人。中途半端に人間のような心を持ち、趣味はアナログレコードのコレクション。人間のころの記憶もなく動きもノロく、自分の名前さえ分からないまま自身に問いかける “一体俺はどうしたんだ⁈” 。ゾンビ生活にウンザリしながらも本能で人を襲い食べる日々。その中、銃を構える勝気な人間の女の子に出会い一目惚れをしてしまう。その瞬間、Rの心は彼女一色に染まることに。怖がる彼女に投げかける「たどたどしい」一言は “だ、だ、だ…だいじょうだよ”。 Rが暮らす機内に彼女を連れて行き音楽を聴かせてコミュニケーションをはかろうとする彼の不器用だが純粋な眼差しは、徐々に彼女の緊張を溶いていき、2人は心を通わせ始める。

ゾンビと人間女子との禁断の恋。かつては「ロミオとジュリエット」であり、最近では「トワイライト」が例になる “あってはいけないモドカシイ恋愛”模様である。しかし、”恋”というのは「障害を乗り越えてでも思いを成就させたい」という譲れず差し替えの利かない力がはたらく強いモノだ。愛は人を変えてしまうし、お金では買うことのできない”ワンアンドオンリー”な言葉。”愛があれば何も要らない”という心は人へ人へと伝染する。だからこそ映画を観る観客は恋する主人公の気持ちになり、自分のことのように胸躍らせてワクワク・キュンキュンしてしまうのである。

映画『ウォーム・ボディーズ』は “これから恋愛がしたい。” “ロマンチックなデートがしたい。” などの気持ちを盛り上げてくれるアイデアに富んだラブストーリーだ。恋する主人公ゾンビ君の”独り言”目線でストーリーが展開、ゾンビ映画の”あるある”を皮肉にした笑いもあり、有名映画パロディのテイストをほどよく馴染ませた”脚本勝ち”のオリジナリティ溢れるコメディに仕上がっている。この作品で心も体も温ったまり(ウォーム・ボディーズ) 準備が整ったところで、さっそく恋をしてみよう!

ライター 藤井まゆみ (モデル・オスカープロモーション所属)fujii_mayumi

第1回国民的美魔女コンテスト・美肌美魔女賞・受賞。
『美ST』のTEAM美魔女として多方面で活躍する一方、LAの留学を経験するほどの大の映画好きと知識の豊富さを活かし、映画ライターとしても活動。
“映画を見て美しくなろう”をコンセプトに、美に効く映画を処方します。
ブログ http://bimajo.jp/blog/fujii/index.html
藤井まゆみのビューティシネマ ジャーナル http://ameblo.jp/mayumi-fujii/

『ウォーム・ボディーズ』
キャスト:ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー、ジョン・マルコヴィッチ
監督・脚本:ジョナサン・レヴィン
© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト http://dead-but-cute.asmik-ace.co.jp
9月21日(土)シネクイント他全国ロードショー

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