美に効く映画【サプリ】Vol.7『マジックマイク』
美魔女ライター 藤井まゆみ『美に効く映画【サプリ】』
これは“女性の本音” 。突然ではあるが、”女子会”で集まったときの”メイン・トピック”となるネタは何か。それはスバリ『恋愛』だ。”どんな男性が好み?” “彼氏と上手く行ってるの?” この”2ネタ”以外、度外視なのが女子会の実態だ。さらに余談だが、人間は男女共に”相手の外見”が第一印象のほぼ”90%”を決定付けてしまう、と言われる。”初めて会う相手を、美人かイケメンかで分別する” そうだ。悲しいかな、タレント・モデル業界における “書類選考落ち” に匹敵する、ムゴイ裁き方である。相手の外見の好みがクリアすれば、引き続きその人の内面に入り込もうとする流れは、自然な恋愛プロセスのようだ。
そこで、前途した女子会のネタ “どんな男性がタイプなの?” を、今回のコラムに取り上げてみよう。独身・41歳・モデル兼 美魔女としての筆者、藤井まゆみ自身の回答をここで記してみたいと思う。はい、好みは『純粋顔のマッチョ』。実は私、男性の “純粋そうな可愛い顔なのに、ガッチリ体系” という”ギャップ” に弱いのだ。というわけで、今回ご紹介する作品は、私を含む世の女性たちもクラクラするくらい魅力的なイケメン “純粋” マッチョが登場する、映画『マジック・マイク』をご紹介。
“ストリップダンサー”として肉体美を毎晩披露する、主人公マイク。人気の30代パフォーマーだ。熱狂する女性観客を1人ステージに上げては、疑似の恋愛体験とも言うべき、”スペシャルダンス”で彼女の膝の上で卒倒させる。毎晩の売り上げ・チップは最高。彼の “カリスマ” 性に観客はメロメロ。来店する女性に、”魔法にかけてしまうほど” 魅了する人気スターの彼は、『”マジック”マイク』とステージネームで呼ばれている。だが一方、彼の本性は昼間から事業開拓のために力を注ぎ、将来のビジョンを明確にした堅実な面を持つ人間。そして、思いを寄せる女性へもアプローチを続ける彼の姿は夜の顔とは裏腹に、 “ひたむきに純粋” であるという、 “心の深さ” をも兼ね備えているのである。
“マイク”を演じたのは、2012年に雑誌『ピープル』で、”最もセクシーな俳優”に選ばれ、『フォーブス誌』では、”今、最もハリウッドでパワフルな俳優” に評された、チャニング・テイタム。なんと!出演作品1本、1500万ドル(約15億円)のギャラを受け取ることになった、ハリウッドでは超人気の『肉体美イケメン』なのだ。実はこの作品、彼の10代の頃の実体験を元にした青春ドラマ。まさしく”マジック・マイク”に相応しい、セクシーな風貌と美しい体、そして涼しげな表情を浮かべながらも、完璧なダンスパフォーマンスを披露する彼の表現力は、”内面の魅力”をもっと知りたくなってしまうほど、強烈なモノを感じてしまう。広告モデル出身の”イケてるルックス“だけではない。彼がブレイクするきっかけとなった映画『ステップ・アップ』では、彼のダンスの上手さにプラス”俳優”としての表現力、”愛らしい顔立ちに引き締まった筋肉”を存分にアピール。そこで、私の心はチャニングに奪われ始める。一方、昨年公開の刑事コメディ『21ジャンプストリート』(日本劇場未公開 DVDでレンタル可能)では、彼の肉体美を披露する”カッコよさ要素”に留まらず、敏腕な動きを見せるアクション俳優としての可能性、”観客を笑わす”ことができる、実は面白いヤツなんだ!と ”クダけた性格”をオープンに出している。遂に、この作品を観た私の ”チャニング・フィーバー”は急上昇。彼の”ナイスガイ”っぷりに、完全ノックアウトされてしまったのだ。
今や、ハリウッドのトップスターとなった、チャニング・テイタムの魅力が詰まった映画『マジック・マイク』は、女性のハートを掴むことは間違いない。次回 女子会を開く前には、彼の”深い魅力”を劇場で堪能し、 “カッコいい男談議” に盛り上がってほしい。”女子会” ではなく『チャニング会』に名前を変え、お店の予約の”2時間”を彼に費やしてみてはどうだろう(笑)。
ライター 藤井まゆみ (モデル・オスカープロモーション所属)
第1回国民的美魔女コンテスト・美肌美魔女賞・受賞。
『美ST』のTEAM美魔女として多方面で活躍する一方、LAの留学を経験するほどの大の映画好きと知識の豊富さを活かし、映画ライターとしても活動。
“映画を見て美しくなろう”をコンセプトに、美に効く映画を処方します。
ブログ http://bimajo.jp/blog/fujii/index.html
藤井まゆみのビューティシネマ ジャーナル http://ameblo.jp/mayumi-fujii/
『マジック・マイク』 R15+
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:チャニング・テイタム、アレックス・ペティファー、 マシュー・マコノヒー、マット・ボマー
配給:カルチュア・パブリッシャーズ、ブロードメディア・スタジオ
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公式サイト:http://magich
8月3日(土)、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネマカリテほか全国順次公開