『アワ・ブリーフ・エタニティ』を勝手に語る!
相手の記憶から消える失望と同時に、究極の愛の確認方法でもある。
人間は欲張りな生き物だ。自分の存在意義だけを問い続け、失う怖さに怯え、
既に得ているものをギュッと握りしめようとしない。
核兵器で人類が滅びるよりも、
一番大切なモノの記憶を消してしまう“エマノン・ウィルス”によって滅びてしまう方が
もっとも人間らしいのではないだろうか。
そんな世界の終わり方もアリだと思わせてくれた、『愛の拒食症映画』に愛を込めて。
【ストーリー】
一瞬だけの永遠。
エマノン・ウィルスが大切なものの記憶を奪っていく……。
路上でミオは倒れた。意識を取り戻し、なにごともなく日常は進んでいく。記憶をなくしていることすら気づかずに……。 不満はないが満ち足りてもいない彼氏との生活。そんなある日、買物中のミオはナンパされた。テル、という男で、ミオと同棲していたのだと、一方的に語る。でも、ミオは分からない。もっとも大切なものの記憶をなくしてしまう奇病、エマノンに感染していたのだ。そして、人々は次々エマノンに倒れていったー。
2009年東京国際映画祭で絶賛された“愛の拒食症映画”。
美しかったり醜かったりする世界が存在することも、未来が存在することも、信じられない人たちの、
信じがたいほどに美しい物語。
作品情報 | 『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』 |
公開情報 | 2010年10月16日(土)よりレイトロードショー! 公開劇場:新宿 K’s cinema |
監督 | 福島拓哉 |
キャスト | 草野康太、呂美、岩崎高広、珠几、川野弘毅、竹内茂訓、梅田絵理子、福島拓哉 |
配給 | マコトヤ 製作:P-kraft、プロダクション花城、 協賛:メディックメディア |
公式HP | http://www.p-kraft.com/obe/ |
©Takuya Fukushima P-kraft/Keiko Kusakabe MAKOTOYA.Co.,Ltd. | |
関連記事 | ・作品紹介記事 ・イベント紹介記事 ・初日舞台挨拶記事 |