『ガレキとラジオ』



人生にプロなんていない・・・不器用だけど全力な、「再生」のドキュメンタリー

南三陸町に生まれた素人ラジオ局のメンバーを中心に、土地に根ざして生きる人々の悲喜こもごもの1年間を追ったドキュメンタリー映画。スペシャルサポーターとして、役所広司がナレーションを勤める。

【ストーリー】
東日本大震災から約2ヶ月、60%以上の世帯が罹災し8000名以上が避難生活を送ることになった宮城県の海沿いにある南三陸町に、災害ラジオ局「FMみなさん」は生まれた。

体育館の隅でマイクに向かうのは、元・サラリーマンでリーダーの工藤さん、元・ダンプ運転手の和泉さんをはじめ町内で暮らす男女9人。でもラジオ経験者はゼロ! 放送中に大事なコメントが流れなかったり、和泉さんに至っては息子に「向いていない」と言われてしまう始末…。とはいえクヨクヨしててもしょーがない。クリスマスにはモミの木の点灯式で町に光をともし、仮設だけど商店街も復活。慣れ親しんだ地元で暮らし続けるリスナーとともに、オンエアは続く。

年が明けて2012年。「FMみなさん」メンバーで、震災で結婚式を挙げられなかったカップルが記念写真を撮るイベントを企画します。被災地だからこそ楽しみが必要、この町にはまだ娯楽が足りない。ところがある日、リーダーの工藤さんが失踪!? イベントはどうなる、そして彼らの運命は……?

かけがえのない人や思い出との別れは誰にもいつかおとずれるもの。その痛みを抱えながら、それでも生まれ育った土地で迷い、泣き、笑うラジオクルーとリスナーの人生は、私たち自身の物語でもある。

『ガレキとラジオ』
ナレーション:役所広司 監督:梅村太郎 塚原一成
主題歌:「トビラ」MONKEY MAJIK(binylrecords)
配給・宣伝:アルゴ・ピクチャーズ  ©映画『ガレキとラジオ』製作委員会
公式サイト:http://www.311movie.com
2012年8月25日よりMOVIX仙台・利府にて 宮城県先行上映決定!

記事が気に入ったらいいね !
最新情報をお届け!

最新情報をTwitter で