宮城県の災害ラジオ局を追いかけたドキュメンタリー。


「この記録映画が、日本だけでなく、世界中に笑顔の輪を広げ、東北の復興の力になるよう祈ります。この企画に参加できて幸せです。」 役所広司

宮城県南三陸町の災害ラジオ局≪FMみなさん≫を中心に追いかけたドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』が2012年秋に公開決定。制作趣旨に賛同した役所広司が、スペシャルサポーターとしてナレーションを担当。

本作品は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で、避難生活を送ることになった宮城県南三陸町を舞台に、震災後もそこに生きる人々の日常と復興への軌跡を記録するドキュメンタリー映画。津波で流された防災無線の代わりに震災後に生まれた小さなFMラジオ局を通じて、津波による被害で全てを失い苦しい生活の中にあっても笑顔を絶やさない強さや、淡々と日々を取り戻すたくましさ、希望を胸に未来に向かう人々の姿を追う。

【イントロダクション】
2011 年5月17日、南三陸町に小さなラジオ局が生まれました。ラジオ局の名は「FMみなさん」。スタジオは避難所にしていた体育館の廊下、ブースはカーテン1枚のその先、スタッフはラジオ制作未経験の南三陸町の住民9人。MCは元塾講師、ディレクターは元ダンプ運転手、元劇団員もいれば、ロックバンドを組んでいる若者も。全員被災者で、全員素人。不慣れな仕事は日々試行錯誤の連続で、秋も深まれば凍える寒さの中でのオンエアー。それでも、全員前向き。24時間頑張っている。それは、全員が大事にしているあるひとつの思いがあるから。「一人でも多くの人をラジオを通じて笑顔にしたい!」。この思いを原動力に、南三陸町で復興に向けて頑張る人に次々インタビューを敢行。リスナーの町民に元気をおすそ分けしていく。町全体が再生に向けて一歩ずつ踏み出す中、メンバーの心中に、さらに思いが募る。「もっと、自分たちに出来ることはないか?」。そして、考えついた事とは……。

『ガレキとラジオ』
キャスト:南三陸町の住民の皆様 監督:梅村太郎 ナレーション:役所広司
配給:アルゴ・ピクチャーズ ©映画「ガレキとラジオ」製作委員会
公開:2012 年秋より全国にて順次公開予定
『ガレキとラジオ』特設サイトhttp://www.311movie.com 

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