『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』


元祖・文系男子サルトルにみる究極のモテ術!

160センチという小柄な体躯、斜視など、身体的には決して恵まれていなかったサルトル。
そんな彼の周りに女性が絶えなかったのはなぜか?

愛人を曜日・時間別にスケジュール管理し、その合間を縫って本を読み、作品を執筆し続けた。しかも盲目となった晩年には、愛人が9人もいたという。

昨今の日本では「草食系男子」が増えているが、コンプレックスをばねに、精一杯人生を謳歌したサルトルだからこそ、女性たちも魅了されたに違いない。彼のやり方はいささか行き過ぎかもしれないが、現代の男性は彼の生き方から学べることも多いのではないだろうか。

【ストーリー】
1929年、互いにまだ学生だった二人は、ソルボンヌ大学で運命的な出会いを果たす。
そして生涯を通じて公私ともに影響を与え合い、1980年のサルトルの死まで今で言う事実婚のパートナーとして支え合った。本作は1929年の二人の出会いから、サルトルによって“実存主義”が世の中に広められ、同時にボーヴォワールの「第二の性」が発表された1949年までの愛の物語。

学生時代の運命的な出会い、二人の新しい愛の形と葛藤、執筆の苦しみ、そして二人が時代の寵児となるまでの半生には、その著作からはうかがい知る事の出来ない壮絶なドラマがあった。また20年代“狂騒の時代(レ・ザンネ・フォル)”の末期から、サン・ジェルマン・デ・プレを中心に戦後の新しい文化やファッションの華が開いた時代を共に生きた、カミュ、ジュネ、モーリアック、ニザン、ハイデッガー、マルロー、ジッドなどの著名人たちが登場するのも楽しみのひとつ。

『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』
キャスト:アナ・ムグラリス、ロラン・ドイチェ 監督:イラン・デュラン=コーエン
2011年11月26日(土)より ユーロスペースほか全国公開中!
公式HP http://tetsugakutoai.com/ 
配給:スターサンズ ©PAMPA PRODUCTION-FUGITIVE PRODUCTIONS-MMVI

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