山田孝之はロールキャベツ男?『指輪をはめたい』初日舞台挨拶



2011年11月19日より公開となった『指輪をはめたい』初日舞台挨拶に、主演の山田孝之、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、二階堂ふみ、岩田ユキ監督が登壇した。

山田さんが演じた輝彦は、一見草食男子っぽいですが、記憶を失くしているのに女の子3人と付き合ったり、意外と肉食な輝彦ですよね。最近流行のロールキャベツってことですよね?
山田:何ですかロールキャベツって(笑)

周りが草食で中身が肉食っていう・・・
山田:はぁ~(笑)全然知らないです、どんどんそういう言葉が出るんですね(笑)

小西さんは、仕事も頑張っている才女で輝彦に関することになると、いつものペースが乱される、みたいな可愛いらしさをもある役どころですが、智恵役をどう演じていかれましたか?
小西:最初に脚本を読ませていただいた時に、パッと見はなんでもパーフェクトにこなせる感じがするんですけど、でも実は内側には情熱を持っていて、猪突猛進に突っ走っていて、そこがすごく人間くさくて可愛らしいなと思うところもあって、そう人間らしく出せればいいなと思いました。

真木さんは今までに演じているキャラとは違う、ツインテールの髪型にセクシーでチャーミングな衣装に身を包んでいましたが、めぐみ役を演じてみていかがでしたか?
真木:そうですね、まずこの役を逃したら、もうこういう役っていただけないかもしれないと思って、それがこの作品に出たいと思った一番の理由です。現場に出ていくまでにどうやろうって色々と考えたんですけど、あんまり自分の頭の中に凝り固まっていってもそれが正解だとは限らないと思って、体当たりで現場に行って、あとは監督からもらう演出でめぐみちゃんを作っていこうと思って毎日撮影をしていました。

池脇さんが演じた和歌子は、すごく奥ゆかしくて古風な女性ですが、一方でパペットを創作するなど、芸術センスをもったキャラクターを演じてみていかがでしたか?
池脇:そうですね、子供に全くウケないパペット人形劇を健気に続けているんですが、とにかく輝彦さんのことが好きで好きでたまらない、それだけに生きているところがあるのかなって思いながらやっていました。人形劇と輝彦さん、それだけで彼女の人生は作られてると思います。

二階堂さんは、スケートリンクの少女ということでスケートも相当頑張ったと思いますが、今回の撮影の現場はいかがでしたか?
二階堂:とにかく撮影がほとんどスケートリンクで、衣装がレオタードなんですけど、すごく寒いし風を受けるシーンがあってそれもすごく寒いし、段々足が冷えてきて筋肉が硬直しちゃって、現場では思い出すと第一に寒かったなって(笑)でも岩田監督の、のほほんとした世界観だったり、可愛らしいファンタジックな雰囲気が現場でも流れていたので、すごく楽しかったです。

劇中でも3人の彼女がいて、今日も男性ひとりですが、撮影中は女性に囲まれて楽しかったですか?
山田:輝彦は曜日で会う彼女を分けていたので、同じく撮影も別々だったのであまり囲まれた感じはしませんでしたね(笑)
客:羨ましいぞーーーっ!!!!!(会場笑)
山田:ありがとうございます(笑)

もし自分が記憶をなくしてしまって、見知らぬ人が恋人だと現れたらどうしますか?
小西:証を見せてくださいって言います。写真とか見ても思い出せなかったら…まずはおしゃべりして気が合ったらデートします。
池脇:信用できないと思うので、親族や友達の記憶が自分に少なからずあったら確認します。本当にこの人は恋人なのか周りから聞けるまでは会いません。
二階堂:その時自分のやりたいことを一緒にやってみて、楽しかったら恋人だと認めると思います。
真木:たぶん、普通に付き合うと思います。本当だったら可哀想ですし。
山田:会ったときにガッて好きになってたら、記憶を無くしてもまたすぐ好きになると思う。コミュニケーションをとって段々好きになってたら、また段々好きになると思います。なるようになるんじゃないですかね(笑)

最後に山田さん締めの一言をお願いします。
山田:締まるかどうかは別にして・・・(笑)とにかく楽しんでもらいたいです。映像も音楽共に美しいので、頭の中をぐるぐるかき乱されるような作品だと思います。観てその場で映画を楽しむプラス自分に何か置き換えて、一歩引いて映画をモノにしてもらいたいです。今日もし男女で来てる人はこの後でもいいですし、そうじゃない人は帰って異性と話してもらいたいですね。そうすればまた何か、自分も相手も見えてくるものがあるんじゃないかなって思います。決まった!(会場笑)

僕の記憶から花嫁が、消えた。
愛する人が誰なのか忘れてしまった記憶喪失男が巡る、恋のラビリンス!

スケートリンクで転んで気を失ってしまった製薬会社の営業マン、片山輝彦のカバンの中から出てきたのは見覚えのない婚約指輪だった!

恋人に関する記憶だけサッパリと無くなってしまった輝彦の前に、まるでタイプの違う3人の女性が現れ、それぞれが彼女だと名乗る。クールな才女智恵、明るくセクシーなめぐみ、家庭的な和歌子。指輪があるからには、彼女たちのうちの誰かを愛していたことは確かだ。僕の指輪を待っている大切な人にプロポーズしなくては!でも一体、誰に!?
情けなくも憎めない独身男子の、結婚相手と失くした記憶をめぐるラブファンタジー!

作品情報『指輪をはめたい』
公開情報2011年11月19日(土)、新宿バルト9他全国ロードショー
監督岩田ユキ
キャスト山田孝之/小西真奈美/真木よう子/池脇千鶴/二階堂ふみ
配給ギャガ/キノフィルムズ 共同配給
公式HPhttp://www.yubiwa-movie.com 
 (c)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd

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