『アントキノイノチ』岡田将生・榮倉奈々がモントリオール映画祭で記者会見。
カナダ・モントリオールにて、第35回モントリオール世界映画祭が開幕し、現地時間8月19日に『アントキノイノチ』の記者会見・プレミア上映会が行われ、岡田将生・榮倉奈々・瀬々敬久監督が登壇した。
瀬々敬久監督
この映画はここモントリオールが世界で最初の上映になります。皆さんの反応がすごく楽しみです。この美しい街で僕たちの映画が上映されることを光栄に思っています。
岡田将生
このような世界的なモントリオール世界映画祭に呼ばれたことを、とても光栄に思っています。あまり緊張せず楽しく出来たら良いなと思っています。
榮倉奈々
この作品に出られた事も光栄ですが、この作品でモントリオールに来られたことがすごく嬉しいです。モントリオール映画祭 記者会見・プレミア上映、すごく緊張していますが楽しんで帰りたいと思います。
質疑応答 Q. 日本のドラマは言葉でいろいろ伝えようとしているように思えるが、本作はあまり言葉を使わず、言わないことで何かを伝えようとしているように見えたが、苦労があったのではないか?
岡田将生:言葉で言うことは伝えやすくて、僕自身も言葉にすればすぐに伝わるのにと思っているのですが、今回は心が傷ついた青年役で、言葉に出せない役柄でもあったので、とても苦労しました。僕の表情で伝わっているのかどうか毎日毎日監督に確認していました。
榮倉奈々:確かに言葉で表せてしまえば伝わりやすいと思いますし、言葉での切り返しが多い子供や家族で楽しむコメディドラマは私自身も大好きです、ひとつのエンタテインメントとして。でもやっぱり自分たちの生活の中では、育った環境や今ある状況によって同じ単語でも違った意味に伝わることはあると思いますし、言葉や行動がすべてではないと思っています。だからたくさんの人に伝えるのはすごく難しいと思いましたが、監督やプロデューサーに中に伝えたいことの芯があったので、それを信じてやっていきたいと思いました。確かに難しかったです。
【ストーリー】
高校時代のある事件がきっかけで、心を閉ざしてしまった永島杏平。父の紹介で遺品整理業の現場で働き始めた杏平は、久保田ゆきと出会う。命が失われた場所で共に過ごす中で、次第に心を通わせていく2人。そんなある日、ゆきは衝撃的な過去を杏平に告げる。そして、杏平の前から姿を消してしまう――。
『アントキノイノチ』
出演:岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李 ほか
原作:さだまさし「アントキノイノチ」
監督:瀬々敬久
主題歌:「恋文~ラブレター~」GReeeeN
製作:「アントキノイノチ」製作委員会 配給:松竹
(c)2011「アントキノイノチ」製作委員会
海外版タイトル:“Life Back Then”
2011年11月19日(土)全国ロードショー