佐野勇斗、この作品がすごく大好き！『3D彼女リアルガール』公開記念舞台挨拶

2018/09/162021/02/14

超絶美少女とオタク男子が織りなす、笑って泣けるラブストーリー『3D彼女　リアルガール』の公開記念舞台挨拶が行われ、中条あやみ、佐野勇斗、清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろう、濱田マリ、竹内力、英勉監督が登壇した。（2018年9月15日　新宿ピカデリー）

アニメに没頭し、2次元を愛するオタク男子・筒井（佐野勇斗）はクラスでも地味な存在。ひょんなことから学校でも一目置かれる美少女・色葉（中条あやみ）を助け、何故か付き合うことになってしまう。つっつんというあだ名を付けられ、送り迎えやデートを強要されて戸惑うのだが――。徐々に変わっていく2人の関係と友情を、コミカルに描いているラブストーリー。

最初の挨拶で、まずは完璧なルックスを持つ色葉役の中条が「みなさん、映画どうでしたか？」と客席に問うと大きな拍手が返され「ありがとうございます！」と笑顔を見せ、ホッとしたようす。色葉に振り回されるオタクのつっつんこと筒井を演じた佐野は「大勢の皆さんに観てもらえて嬉しいです。この作品がすごく大好きなので、今後も宣伝してくれると嬉しいなと思います」と早々にアピール。

俺様キャラの高梨役の清水は「僕たちは命をかけて映画を作ることしかできないので、観た皆さまが何を感じたかを大事にして持って帰っていただければと思います」と役者としての生きざまを感じさせ、高梨に思いを寄せる石野を演じた恒松は「去年の今頃に撮影をしていて、やっとこの日が来たなと思いました。監督からただの友達役にはならないでと言われて、そうならないように心を込めて演じさせていただいた役です」と演じた役への思いを述べた。

また、後輩のオタク・綾戸役の上白石は「みんなと過ごした青春の時間がしっかりと焼き込まれたと思うので、みなさんに観ていただけて嬉しいです」と当時を振り返り、映画初出演となるゆうたろうは、筒井のオタク仲間・伊東を演じており「この大きなスクリーンに映るなんて思ってもいなかった。伊東君を演じられて幸せでした」と興奮気味。

さらには「主題歌を担当しました西野カナです。むか～しむかし♪」と歌い出し、大きな笑いを誘ったのは英監督。恒松から「怒られますよ（笑）」と突っ込まれると思わず苦笑い。『ハンサム★スーツ』、『ヒロイン失格』など、コメディ要素を盛り込んだ作品に定評がある英監督だが、本作でも要所要所に仕掛けられた笑いが見どころにもなっている。

撮影中に笑いを堪えるのが大変だったシーンは？という質問が全員に投げかけられ、フリップで回答。「つっつん家」と書いた中条は「濱田さん（筒井の母役）のアクション。すごく綺麗なジャンプで」と言うと、竹内が「（濱田は）ずっとスタントマンやってましたんで」とジョークを入れた。

そして多くのキャストが「筒井と色葉を筒井の父（竹内）が白目で追いかける病院のシーン」を挙げており、英監督は「（台本は）追いかけるって書いてあっただけだったんです。白目を剥くとも書いてなかった」と暴露。佐野も「本当は逃げ切れるシーンだったんですけど、本番は（竹内が）追いついちゃって。（中条に向けて）役じゃなくて素で笑ってたよね」と思い返しながら答えた。

最後に中条が「本当にたくさん愛情を込めて作った作品で。皆さんに観ていただけて、笑って泣いて貰えることが一番の喜びなので幸せに思います。みんなと出会えたのは、原作者の那波さんの原作があるからこそなので感謝しています」と述べ、せーのの掛け声でキャスト全員から監督に向けて「監督、ありがとう！」と感謝の思いをサプライズで伝えた。驚きながらも嬉しさを隠せない英監督に、会場からも拍手が送られ幕を閉じた。

取材・撮影　南野こずえ

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