クリープハイプが生きるすべて『私たちのハァハァ』井上苑子×大関れいか×真山朔スペシャルインタビュー


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(ハァハァポーズでお写真:右から井上苑子、松居大悟監督、真山朔、大関れいか)

あたしたちの青春は、彼らの音楽がすべてだった!
田舎の女子高生4人組が、1000キロ離れた東京へ自転車で向かうロードムービー。

好きに向かって全力で突っ走れるのは、若さだけの特権ではないのだ! 9月12日 (土) からテアトル新宿にて公開される青春ハァハァ映画『私たちのハァハァ』。本作が演技初体験となる、中高生支持率NO.1のシンガーソングライター・井上苑子さん、6秒動画Vineで日本一有名な18歳・大関れいかさん、「ミスiD2014」ファイナリスト・真山朔さんの現役高校生三人にインタビューを行ないました。
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Q:今回が初演技ということですが、クランクイン・アウトのそれぞれで気持ちに変化があれば教えてください。haahaa_02
井上:全然違う! 泣いちゃう! 泣いちゃう!
大関:ハァハァスタッフ・共演者に対しての気持ちが一番変わりましたね。最初やっぱり緊張してて、映画かぁ、やばいんだろうなって。
井上:厳しいんだろうなって。
真山:ね! そうだね。
大関:って思ってたんですけど、今は本当にもう、愛ですよね。
井上・真山:愛だね! 愛しかない!
大関:本当にこの映画が終わってしまうのが嫌なくらい好きだし、それで泣いてましたね。
真山:本当に大好き!
井上:本当に全員クランクアップの時に泣いたよ! とにかくマジ過ぎた。
真山:ミュージックビデオ (クリープハイプ・わすれもの) の時も泣いた! とにかく最後の最後に終わった時は、ここ三人全員泣いたね。
井上:みんな泣いてたよ。本当にスタッフさんもみんな、泣いてた!
真山:泣いてたの?? ここ (三人) が凄い号泣で、嗚咽しだすぐらいわーん (泣) って。
井上:苦しかったもん。
-撮影期間はどれくらいだったのですか??
井上・大関・真山:十日間。
真山:と、二日じゃない?? ライブシーンも合わせたら十二日かな。
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Q:最近、ワクワクすることはなにかありましたか??
大関:私は、学校や将来のことをちょっと頑張っていて、水泳のコーチになることが夢なんですけど。
-女優さんではないのですか??
大関:全然違います。今、実際にアシスタントコーチをやったりしていて、ジュニアキッズの子を指導しているんです。今後どうなっていくんだろう、楽しみだなって、それが私は一番ワクワクしますね。
-次回作のオファーが来ても、水泳を優先にされるのですか??
大関:そうですね。ハァハァもそうですけど、前から学校と将来の夢のことが第一優先でそこ変わらずに。ただお仕事が来たものを頑張るっていう感じなので、またやりたいなって気持ちがありますね。そっち (水泳) の道一本で頑張るぞ! みたいなのは全然ないですね。
真山:私はやっぱり、ハァハァの公開が近付いていることが凄くワクワクしていて、少しずつ9月12日までカウントダウンになっていることがもう! 毎日わー! って幸せ。すぐ予告みに行っちゃう (笑)。今本当にワクワクしています。
-9月12日、どうなっていそうですか??
真山:大切なハァハァが! 嫁に出す父親みたいな感じで、ちょっと寂しい。こんなに愛している。
井上:こんなにも愛に溢れて、本当にみんなのこと大好きなのに、みんなにそれをみられると思ったら悲しくて。
真山:もちろんみてもらいたいけど、時には否定的な意見もあって、映画をみる人の感情はみんな違うから。
井上:しょうがないよね。
真山:でも私たちにとっては、本当に大切なハァハァちゃんだから、可愛いわが娘が批判されたりしたらやっぱり悲しい。行かないでくれって気持ちもやっぱりあります。

Q:最近「本当に本当に本当にありがとうございました!」って思った瞬間は、なにかありますか??
大関:ハァハァのかな??
井上:本当にそう! 本当にハァハァだとしか思えない。
真山:出会わせてくれて本当にありがとう!
大関:最近、ハァハァのミュージックビデオをみんなで撮ったんですけど、それで完全に撮影終わったんですね。だからその時は、「本当にありがとうございました!」って感じでしたね。撮影ももちろん、こんなに楽しい現場にしてくれて本当にいい思い出です。
井上:心にぽっかり穴が開いた感じがする。泣いて、どうしたらいいのって。
真山:本当にね、泣いたもんね。これからどうしたらいいかわかんないって、ふたりで泣いてたんだよね。
井上:元々あった家族に入ったみたいな感じなんで、松居組は! 本当に私を選んでくれてありがとうございます! っていう感じです。
-オーディションはどういった感じだったのですか??haahaa_11
真山:オーディションは四人の内、私だけです。私本当に素人で、演技経験全くなくだったので、人生経験だと思って行かせてもらったんです。まさか1回で合格すると思っていなかったので、連絡をいただいた時は期待より不安の方が大きかったです。私に出来るのかなって、凄く不安でした。
-大関さんと井上さんはお話が会った時、「迷わず即答で受けます!」って感じでしたか??
大関:私は迷いましたね。やっぱりド素人っていうのもあって、「本当にいいのかな?」って感じだったんですよ。最初は出ないつもりでいたんですけど、松居 (監督) さんに「どうしてもやってもらいたい」って言われて。私も映画好きだし、やってみたい気持ちはあるから、「よし!じゃ、やろう」と思いました。最初はためらってましたけど、徐々にやろうって気持ちになっていきました。
井上:私は本当に即答でしたね。撮影 (スタート) のギリギリに「映画があって、来週から撮影なんですけど」ってお話をいただいて。
その時マネージャーさんが「映画の主演決まったけど、どうする??」みたいなこと言われて、「え??」みたいな (笑)。だって、そんなのやらせていただけるならやりたいです! って。それしか選択肢が見当たらなくて、凄く運がいいなと思って、これはもうやらせていただきたいと即答しました。

Q:今の女子高生を切り取ったような言葉が多くてアドリブかなと思ったのですが、台本はあったものですか??haahaa_10
井上:台本ばっかりでした。
大関:台本が主ですけど、松居監督自身がそこを本当に重要視していて、だからこそ現役の女子高生集めたらしいんですよ。私たちにも、「最近の高校生はここどんな感じ?」とか聞いてくれたりして。松居監督は、結構なシーンを凄く長く撮るんですね。「じゃ、こっから普通にフリーでいいから」みたいな感じで、ぱっと振られて「あ、分かりました」って感じで。普通に四人で凄く仲がいいので、ベラベラ喋り出すんですけど、それが実際に映画でよく使われているところもあるんです。だからほとんどは台本だけど、私たちも読んだ時に、凄く高校生ぽいなと思ったし、後は私たちの素の部分もありましたね。だから凄くリアルだったんだと思います。

Q:クリープハイプさんの音楽で、「この曲が凄く好きで理由はこれです!」っていうのがあったら教えてください。haahaa_13
井上:それねー!! 選べないんですよ。
大関:本当に選べないくらい好きなんですよね。さっきも好きなフレーズお願いしますっていわれたんですけど、
井上:いいフレーズ多すぎるし、いい曲多すぎるから、どうしようみたいになって。
真山:選べないよね。凄いよね! 本当に凄い!
大関:どうしようかな。クリープって恋愛ものの歌も結構多くて、可愛い歌詞も多いんですけど。私は実際に彼氏がいるから合わせちゃうんですよね。寝癖「いつも同じシャンプーの匂い いつも同じリンスの匂いで ずっと一緒にいたいって思ってたよ」って凄く分かるし。手と手だったら、「繋いでたいから手と手握って 指と指の間絡ませたなら もう要らない もう要らないよ 君の他にはなんにも要らないよ」って感じが、凄く私、好きなんです。
井上:私は色々考えてさっきはごめんね、ありがとうって曲が好きで、私自身も恋愛ソング作ったりするので。上手く伝えれられないことを曲にするのは難しいなって凄く思って、単純に「ありがとう」って言葉なら歌詞にすぐに出来るけど、「ありがとう」って言葉をいうまでの難しい気持ちとかが分かるなぁと。好きだから恥ずかしくて、照れくさくて、いえないところが凄くリアルに書かれていて、凄く素敵だなと思いました。
真山:本当に全部好きで、どうしよう・・・。色々なシチュエーションに合う! こんな気分の時はこれ! って凄くあるんですけど。最新アルバムの一つになれないなら、 せめて二つだけでいようで、本当って歌があるんです。「一言で言えば「一言で言えない」捻くれた気持ちで真っ直ぐ歩く」って。クリープハイプの歌は、自分では上手くいえない心のもやもやを、凄く上手ずに綺麗な歌詞にして、それを音楽に乗せて、歌ってくれて。毎回聞く度に、「なんで私のこと分かるの??」って凄く衝撃的な気持ちになるんです。「なんで私の気持ちを知っているの?? なんで??」って毎回、感動するんです。

-今から三人でカラオケに行くとして、一番最初に歌う曲はなににしますか??haahaa_12
大関HE IS MINEだね (笑)。
井上:えー、『HE IS MINE』は最後だ!
真山:そうだよ!
大関:最後か、めっちゃ盛り上がるね!
井上:私はあれだ!おやすみ泣き声、さよなら歌姫
真山エロは?? いきなり『エロ』もよくない??
大関『エロ』いい!
井上イノチミジカシコイセヨオトメ歌いたい!
真山:あー! からの『手と手』
大関:歌いたい! 自分自身もカラオケ行った時に、一番最初は『イノチミジカシコイセヨオトメ』
井上:私は『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』だわ。
真山:私なんだろう。でも・・・。
大関:もうここは『イノチミジカシコイセヨオトメ』にしよう!
真山『イノチミジカシコイセヨオトメ』です!

Q:劇中だと神さまのように、クリープハイプさんを追っかけていく訳ですけど、実際に全力で信じたい神さま的な存在があれば教えてください。haahaa_04
井上:私はSUPER BEAVERっていうバンドの柳沢さんが書かれる歌詞が凄く好きで、それはもう毎作毎作信じれる! というか。歌詞をぜひ! 死にそうなぐらいひとりだなって思った時に聞いたら、死ぬほど生き返ります!!
大関:私は、マイケル・J・フォックスです!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の。
井上:あー、そうですね (笑)。
大関:マイケル・J・フォックスが、神さま的存在ですね。あの人と出会って人生変わりました。
井上・真山:(笑)
大関:中学の時初めて、旅行中に軽く『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をみたんですね。凄く面白いと思って、自分でDVD借りてみてみたんですよ。そしたら、あまりの面白さにはまって、そこから洋画大好きになったんです。その中でもマーティン役のマイケル・J・フォックスに超惚れて。私一回惚れたり、ちょっとでも好きになったら、超調べまくる人なんですね。ハリウッドスターさんが好きなんで、ほとんどの人を調べているんですけど、とことん全部調べ倒して。この人凄いなって単純に思って、なんか凄く尊敬出来たんですよね。本当に色々なのを買って、本も読んでいく内にどんどん好きになっていっちゃうんですよ。マイケル・J・フォックスが今、世界で一番好きです。会えたら本当にどうしようかなって思うくらいやばいですね。
真山:崇めるほどの、ないかな。ないですね。ごめんなさい。
-とんでもないです。これからきっと、出来ますよ!
真山:これから出来ますかね?? 絶対ないとは思いますけど、もし自分がそういう風に崇められることがあったら「私はそんな人間じゃないからやめて!」って思っちゃうんですよ。「あなたのおかけで人生変わりました」みたいなことをいわれたら「そんなことない!」って思っちゃうから。
井上:それは思っちゃいますよ。
真山:思うよね?? だから、これからそういう出会いに期待したいです。

Q:目標を達成するために、必要不可欠だと思う原動力はなんですか??haahaa_01
大関:それはもう、自分自身次第?? なんだろうな。私だったら、今お世話になっているコーチとか。
-そこは彼氏じゃないんですね??
井上・真山:(爆笑)
大関:彼氏ももちろんですよ! 彼氏も原動力だけど、いっぱいいる。家族も原動力。
井上:原動力って、本当にいっぱいあるね。
大関:目標を達成するための原動力だったら、私は自分ですね。誰になにといわれようと、結局決めるのは自分じゃないですか。だからいくら悩みを相談しても、意味ないんですよね。自分自身で解決しないと意味ないから。自分自身が原動力となって、自分で考えて「おっしゃー!やろう!」と思った時が、原動力ですね。
真山:私も同じですね。いかに自分が強い思いがあるか。決めるのは自分だからこそ、判断を慎重にしないといけないし、自分を信じて、自分を突き進めるかが、私も今悩んでます。どうしよう・・・。決めなきゃ! そうですね、強い思いです。
井上:私は友達の存在ですね。私は自分が凄く信じられないんですよ。そういう人間で。自分がこう思うけど、あの人がこう思うんだったら、そうかもしれないって思うんですよ。そういう性格をしてて、凄く不安になる時が多すぎて、なにを信じたらいいかわからなった時に、一番ずっと応援してくれているのが、友達や家族で。一番身近で、本当にずっと信じてくれている人が、私の原動力かなと思います。

Q:最後に、この映画のポイントを一言で教えてください。haahaa_05
井上:私はリアル。
大関:おっー! リアルさ。本当に好きで、追っかけるものがある人は凄く分かると思う。特にクリープファンはそうだし。高校生は凄く共感持てるんじゃないかな。絶対楽しめる! 大人でも仕事で悩みがある人がみたら、意外と吹っ飛ぶかもしれないなと思いました。
井上:自分たちなら、出来るかもしれないと思える映画かもしれない。
大関:結構青春的な映画だから、悩んでいる人がみたら、私もこんな感じで楽しめるかもしれないって、ポジティブに考えられる映画だし。こんな時代あったな、自分もこんな青春してて楽しかったなって感じで、少しは元気になれる映画だなって、自分でみてて私は思いました。
井上:まず行動して、もしかしたらたどり着けないかもしれないけど、目的以外のものでもなにかが得られるかもしれない。ハァハァだったら、この四人で得たものは本当に強いものだなっと思うから。そういうのがみてる人からしても、努力は報われないかもしれないけど、なにか行動したら裏切らないものがあると思うから。
真山:なにか熱中出来るものや大好きなものが今ある人、これからなにか大好きになる人、昔あった人、全員に共感してもらえると思う。今ない人は、この映画をきっかけに、なにかをみつけてもらえたら凄くいいなって思えて。
大関:確かに!なにかみつけてもらえたらいいね。
真山:この凄く最高だっていう気持ちをみつけてもらいたいから、ひとりでも多くの方にみてほしいなって思います。

取材:佐藤ありす

haahaa_08井上苑子さん、大関れいかさん、真山朔さんにサイン入り色紙をいただきました!!
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【STORY】
福岡県北九州市の片田舎に住むチエたち女子高生4人組は、ロックバンド“クリープハイプ”の大ファンだ。彼女たちは、福岡のライブを見に行って出待ちした時に、『東京のライブにもぜひ』と言われた言葉を真に受けて、東京に行くことを“ノリ”で決意する。高校3年生最後の夏休み、彼女たちの自転車で日本を横断する1000キロの旅が始まった!

私たちのハァハァ
監督:松居大悟
音楽:クリープハイプ
出演:井上苑子、大関れいか、真山朔、三浦透子 / クリープハイプ / 武田杏香、中村映里子、池松壮亮
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
©2015「私たちのハァハァ」製作委員会
9月12日(土)より、テアトル新宿他全国公開
缶バッジ付き、前売り券も要チェック♪

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